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甘えんぼ

作者: 月蜜慈雨
掲載日:2026/04/18

 





 電車が止まる 人身事故が起こったから



 40分の足止め 午後の太陽が車内を染めた



 生まれてから死ぬまで こういう死を何度経験するだろう



 献血に行かせてください 精神疾患の薬飲んでたらダメですか ああ そうですか



 威嚇して過ごすには余りに優しすぎるよ 飴を舐めるみたいに甘えて



 黒い塊みたいな死がちらつく 柔らかい優しさや愛だけを唱えていたいのに



 無機物は本当に何も思考しないのだろか 私はそうは思わない 何も語らない物質なんて存在しない これが六年学んだ産物です 笑えよ



 幾つもの季節が過ぎ去っても風だけは変わらない いつだって私を無視している 紅葉が足元まで来ていた 埋もれるまでそこで



 それでも魂が存在しているということを



 宝石みたいに反射した気がした



 地獄がここより地獄だったら嬉しい



 桜散り 萌緑生え 雨降らし 太陽が焦げて 紅葉映え 木枯らしが吹く



 悶えた行き着く先はきっとすぐ底 だから私たちは笑えるんだ



 今日を生きる私たちへ



 奇跡という言葉で片付けてしまってもいいかい?



 本当に心の底からそう思うんだ



 夜空がいつでも最高密度の青色なら



 私も君も 



 いつだって地球みたく輝いている






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