早期アクセスっていいよな
「おめでとう!空」
「なんかごめんね」
「いや気にしないで私の運がなかっただけだから」
由紀に誘われて新作ゲームラグナ・スカイ・オンラインの先行プレイに応募したのだが、まさか私だけ当選してしまうとは。
「まぁ私は来週の本サービス開始から追いつくから」
こう言ってくれてるけどやっぱ由紀が誘ってくれたから申し訳ない
「ほらほら早くプレイしないとせっかく当選したんだから勿体無いよ」
「わかったそれじゃ」
期待と不安と申し訳なさを胸に私はVRヘッドセットを被った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜NOW LOADING...〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
すごい!体の動きもスムーズだし視界も良好!
興奮している私に目の前にいる青い髪が話しかける
「ようこそラグナ・スカイ・オンラインへ」
「私はゲームアシスタントのアストラエアです」
「どうも」
「あなたの名前を教えてください」
うーんユーザーネームか私はゲームによって名前を変えるからいつもここで迷っちゃうんだよね
かといって適当に決めるわけにもいかなし空、スカイ、ウラヌス...
よし!これで行こう
「ユーザー名は”ウラヌス”でよろしいでしょうか」
「はい」
「次に各種初期設定をお願いします」
初期設定はジョブの選択と加護の設定、あとはキャラクターの設定か
ジョブは...身軽な方が好きだから素早さに補正がかかる盗賊にしよう
加護ってなんだ?えーっとこのゲームの設定では七星の女神がいてそれぞれの加護が得られるのか
これも素早さと天遊魔法?に補正のかかるウラヌスの加護にしよう
天遊魔法というのは自由を司るウラヌス神の魔法らしい
あとはキャラクターの設定か
髪の毛はこうか...いやこう...うーんこういう感じも....
よし!できた
初期設定だけで結構時間使っちゃった気がするけどやっぱこうのは大切だよね
「この設定でゲームを開始してもよろしいでしょうか」
「はい」
「それではあなたを世界に送りますウラヌス神の加護があらんことを」
ーーーーーーーーーーーーーーーNOW ROADING...ーーーーーーーーーーーーーーーーー
す、すごいリアル
それでいてファンタジー!!
早期アクセスとはいえ今日が配信日だからまだ結構このアドラステアにも人がいるな
とりあえず慣れるまではこの町を散策してみることにしよう
はじめましてプルートです。
初めて描いた小説のため見窄らしい点もあるかとは思いますが暖かい目で見ていただきたいと思います。
感想等もいただけるととても嬉しいです。