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レイプ合法化

作者: 雉白書屋

 レイプが合法化された。少子化対策、そもそも生き物というのは、生殖行為というのは、かつては夜這いと言って、とある国では実質合法、何なら被害を受けた女性側が罰を受ける国も……などと理由を並べていたが、早い話が総理大臣の気が狂ったのである。

 だがこれにより、世の男の大半がケダモノに変貌、いや、被っていた皮を剥いた。世の女性たちは怯え、震え……たのは最初のうちだけであった。

 代わりに傷害罪が厳罰化され、それを適用。レイプ犯は実質逮捕。何なら前より重い刑に科せられ、場合によっては死刑。それもそのはず。掴む殴る、暴力なくして相手を犯せるものか。

 一部、理解が及ばずエロ漫画のような思考に至った馬鹿者もいたが、むしろ女性に対するレイプは以前よりも減った。


 そう、女性に対しては。


 この法が施行されてからというもの、男に襲われる男が後を絶たない。

 しかし、被害を訴えても警察の腰は重い。尻の穴を警戒していたわけではない。男だろ? 自分でやり返せよ、というのが警察の本音。事を軽く見ているのだ。まだ被害に遭っていない男たちも自分は大丈夫、防犯意識意識が低いからそうなるんだと被害者たちを見下す。


 よってなのか、総理の支持率は上昇傾向にある。

 思惑が外れたのにもかかわらず、顔に出さないのは流石、面の皮が厚い。

 因みに、総理は女性である。

 厚化粧をしているがお世辞にも美人とは言い難い。

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