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第1幕 賢者の新弟子面接

さあ、始まりました。

『クリム&カリスマ』の異世界コント集です。

これはカリスマエージが作ったものです。

私ではありません。

それではスタート!

第1幕 賢者の新弟子面接

漆黒のローブを纏う一人の男エージ。

自分(エージ)が座っている椅子の前に、もうひとつの椅子がこちらを向いて置かれている。


エージ「私はこの剣と魔法の世界で戦い、生き抜いた。私は魔法使いの中でも、素晴らしい成果を収めた者の総称『賢者』の称号を持つ。そしてその賢者の中でも五本の指に入る程の実力を持つ『賢者エージ』。本日はそんな私の所へ弟子入り志願者が面接にやって来るそうだ。さあ、どんな奴か見極めてやろうではないか!」


コンコン

ドアをノックする音が部屋に響く。


エージ「どうぞ入りたまえ。」

エージの言葉にドアが開く。


若い女が入ってきた。


女「失礼します。」

エージが席に座るよう促す。


エージ「お前か、私に弟子入りしたいと申し込んで来た者は?名前は?」

チヨコ「チヨコと言います。」

エージ「お前も弟子入りを志願したからには知っていると思うが、この世界には『賢者』と呼ばれる者は5人いる。その中で、賢者の私を選んだ理由を教えて貰おうか?」

チヨコ「はい、魔法も凄いのですが、人柄も良いと聞いて来ました。」

エージ「ほう、そうか、なるほど、確かに魔法は優れているが性格が悪くて弟子が寄り付かない者もいると聞く。で、私はどの様に聞かされているのかな?」

チヨコ「困っている者を見ると、放っておけないとか…」

エージ「ああ、そうだな、私は困っている者を見ると…」

エージはその通りとばかりに頷く。

チヨコ「なので、困ったフリをすれば、いくらでも無利子でお金を貸してくれると…」

エージ「うんうん、そうだな…っておい!ちょっと待て!誰だそんな事を言ったのは?!完璧に人の善意を踏みにじっているぞ!」


チヨコ「それと、正義感も強く、仲間がやられそうになれば、直ぐに助けに入ってくれる…」

エージ「ま、まあ、確かにそうだな…」

チヨコ「ヤバかったら、身代わりで盾になってくれるとか…」

エージ「うおおーい!誰だ、誰がそんな事を言った!?それっ言った奴って、絶対、昔、私と同じパーティーにいた奴だよな?そんな話仲間内でしか知らない話だよな?! はあ、はあ、ふー、すまない少し取り乱した。まあ、その話は置いておこう。では次の質問だが、お前はどんな魔法使いになりたい?」

少しエージの態度がぎこちなくなる。


チヨコ「そうですねえ、恐れ多いのですが、強いて言えば火魔法ならサントム・グリファ様、水魔法ならギャレット・ボスフォルム様とかですかねえ。」

エージ「ふむふむ、確かに、今では彼等も賢者だからな。彼等の様になりたい思う者もいるだろうな。で、他は?」

チヨコ「えっと…別に無いです。」

エージ「ん?いやいやいやいや!特に無いって!他にもあるだろう?例えば風魔法とか土魔法とか、なんなら光魔法とかもあるじゃないか?」

チヨコ「いやあ、別にそれほどでも…」

エージ「いやいや、君は、私、つまり賢者エージに師事するためにここへやって来たのだろう?それならば、目指す魔法使いに私の名前が入っていてもおかしくないんじゃないのかね?私もこう見えて賢者だからな。」

エージが座っていた椅子から立ち上がる。


チヨコ「え?そうなんですか?」

エージ「そうなんですかって、君は私を誰だと思ってるの?」


チヨコ「勇者アルゼ率いる最強パーティーで、唯一足を引っ張って、攻撃魔法を味方にぶつけたり、敵に向けて回復魔法を放ち、パーティーを全滅の危機に(おとしい)れそうになったトンデモ賢者のエージ様ですよね?」


それを聞いてガックリと膝を落とすエージ。


エージ「………ああ、そうだよ!それは全部私のやった本当の事だよ!って言うか、さっきから話しているの、全部アルゼのパーティーの内輪ネタだぞ!こんなことを知っているとは一体、お前は何者なんだ?!」

チヨコ「えっ?私ですか?私はアルゼのパーティーで魔法使いとして入っていたセイリアの娘です。」

エージ「何ぃ!?ぐっ、あの性悪女(しょうわるおんな)の娘か…なるほど、確かに良く見ればセイリアの面影がある。チヨコよ!それならば私ではなく、何故母親から魔法を教えて貰わなかったのだ?」

エージは苦々しい表情をしながらチヨコに尋ねる。


チヨコ「はい、私が母に魔法を教えてくれるようお願いしたら、母は、『お金を持って来ないと教えないよ』と言うので、私が『お金、持っていない』と言うと、『賢者エージに弟子入りして、貧しい家庭を装えば、いくらでもお金を貸してくれるよ』って言われたんです。」

エージ「…っておい!お前、弟子入りじゃないのかよ!って言うかお前ら親子は悪魔かよ!」

チヨコ「私、これまで正直に生きてきました。だから嘘はつきません!お金を貰えれば、貴方から魔法なんて教えてもらわなくても結構なんで!」

エージ「正直というかもう、親子共々辛辣過ぎて怖いわ!」


ゴーン (鐘の音)


【クリ&カリの反省部屋】

エージ「反省ですか、そうですね、突っ込みが足りなかったかな?でも次回は頑張ります。」

(;゜д゜)

チヨコ「ワイは酒飲みに行ってくるわ。」

(;´Д`)

エージ「ちょっと、それって反省会になってませんよ!」

( `Д´)/

チヨコ「エエねん、ワイは平気やから。」

( ,,-` 。´-)

エージ「いやいや、あきませんて!ちゃんと反省会せんと!」

(´゜ω゜`)

チヨコ「わかった。うーん、うーん、はい!反省した。じゃ!」

(*´・∀・)ノ

エージ「じゃ!じゃねーよ!」

ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ


では次回までさようなら。( ゜∀゜)ノシ

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