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短編いろいろ

もらった絵の具

作者: せらひかり

 何でも描ける絵の具をもらった。画用紙に、鳥や犬や猫を描く。一つ目の平たい鴨が飛んでいって、犬は足が絡まって転んだ。猫は丸すぎて坂道を下っていく。トラックにぶつかってちぎれてしまった。

 紙ゴミになった絵を回収していると、通りすがりのお姉さんに声を掛けられた。頼まれて、絵の具を貸す。お姉さんは大きな目を描いて、お礼を言って出かけていく。

 自分ではいい使い道が思いつかないので、絵の上手な人にレンタルすることにした。

 学校の美術室で、動く怪物や天使が量産されたけど、絵の具が尽きていって、最後には白と黒だけ残された。

 習字の宿題のときに文字を走らせようかな。

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― 新着の感想 ―
[一言] その絵の具で描くと何でも具現化できるんでしょうか? 面白い設定ですね。 ちぎれた猫のご冥福をお祈りいたします。
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