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2話 学校

『おはよー』


教室の扉を開け、挨拶しながら教室へ入る


『お…おはよ?』


オドオドしながら挨拶を返す女子。


この挨拶のしかたがリア充に見えるなんて気のせいだろう


俗に言うところのユルフワ草食系だ

俺から見ればロールキャベツにしかみえんぞ


裏で

『クソジジイなにいってんだよ?

死にてぇのかよ』

とか言ってそうだ

おお怖い怖い


そう・・・俺は学校へ来た


2.5年ぶりに


あの最初の場所よく見たら俺の鞄が落ちてた

制服もその中に入ってた


『あの・・・だれ?』


まぁ俺の事なんてしらないよな、

当たり前ー


『休んでたんだよ、2年位

わかるだろ?』


『えっ?このクラス不登校児なんて居ないよ?』


なにを失礼な!

俺は不登校児であるぞ(キリッ)


『基山怜っーんだけど...

いるだろ?』


『居ないよ??

まず不登校児なんて高校なんだから

2年も休んでたら退学に決まってるじゃない』


退学にきまってるじゃない

タイガクニキマッテルジャナイ


心の中で繰り返される彼女の声


た...た...た...退学!?


放心してボーっとたちつくしてしまう


「ちょ...ちょっと先生呼んでくるね...」

女子は駆け出した


しばらくすると教師がやって来た

「お前か?訳のわからないことをほざいてる奴は」


「え...訳のわからないって...」


「とにかくついて来い」


ゴツイオッサンである

美人とまでは望まぬが

せめて女性を呼んできてほしかった


向かった先は普通の部屋であった


「座って」

校長ぽいムサいオッサンがいる

座らされる


「私は教頭です

君の名前はなんですか?」


「えっと...

基山怜です」


「基山くんか

基山くんはどこのクラスですか?」


「3年B組です」


意外と喋れる物だ

コミュ症と思っていたのだがそういう訳でも無さそうだ


「3年...B組...には

生徒29名、基山怜と言う生徒はいないが

ちなみにこの学年に不登校児は1人もいないんだが...」


「は?

俺は入学式だけには出ましたよ?

だから、写真に乗ってるはずです」



教頭は首をかしげて

ちょっとまってて

と言ってどこか別の部屋に行く

多分写真を取りに行ったのだろう


どういう事だ

親は俺を知らんと言うし

学校も俺を知らんと言うし


え・・・ちょっとまて

写真に俺が乗ってなかったら間違いなく警察行きじゃないか!?

いやいやそんな事あるはずもない

俺の知り合い皆に脳手術でもしたとでも?

そう、有り得ない有り得ない


教頭が写真を持って帰ってきた


「これなんだが...」


俺は右の辺りに乗ってるはず

えっと右右

右、右、、?

え、いない

いやいやそんなわけが無い


もう1度

右右右


「あの

乗っていないのですが

後、他のクラスも調べたのですが基山という方はいらっしゃいませんでした」


「は...?」


「少し待ってて下さいね」


そう言って教頭は部屋から出ていった


えぇぇ

混乱しちまう

どうすれば良いんだ?

そんな事を考えていたら隣の部屋から電話の声が聴こえてきた


「ええ、ここの制服を来ているんですが

彼はこの学校の名簿にも乗ってません

はい、少し来てくださいませんか?」


けけけけけ警察!?

やばくないか

連行→身元確認→確認できない→…


なんとか学校から出ようか

俺は死にたくない!(精神的に)


教頭が戻ってきた


「少し待っててくださいね」


いまがチャンス!ってか今しかない!

「あの…トイレに行かせてもらってもいいでしょうか?」


「あ、あぁトイレですか

そこを真っ直ぐ言って右にありますよ」


ついてきてくれないらしい

ラッキー


トイレに行き窓を開ける

えっ怪しいって?

換気ですよ!か、ん、き!

換気ついでに外に出ましょう


そのままお散歩にいきましょう


まぁ脱出はした


このままどこに向かえばよいのやら…


道をとぼとぼ歩く


そこにセーラー服をきた女の子が走ってきた


前にはトラック


俺はとっさに駆け出した

そして突き飛ばした


そして彼女は笑った


ニタァっと

新しい玩具でも見つけたように

絶世の美女であった



「えっ……?」


俺の意識は完全に途切れた

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