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ガトーショコラを君に…

作者: Maria

「先生これ…!!」






2007年2月14日。






私が一番勇気を出した想い出の日。






あれからもう半年以上たつけれど…






何にも変わらない。






何も変わらない。

結局先生は先生で私は生徒のまま…




あの日先生はいっぱいの笑顔を私にくれた。







「ありがとう!」






そう言って喜んでくれていた。






それは生徒だから?






私が生徒だから喜んで受け取ってくれたの?




それとも…







それとも私だから喜んでくれたって…






そう思っちゃう私はやっぱりまだまだ子供で都合の良い考えなのかな。






「これバレンタインのお返しだよ、はい。」






ホワイトデーに先生がくれたミルク飴。






もったいなくてなかなか食べられませんでした。






だからそのミルク飴は私にとって特別な日に食べるって決めたんだ。






先生に話し掛けにいく前に一つ口に運ぶ。






甘くてドキドキする、そんな味。






そんなミルク飴ももうなくなっちゃって…







あんなに食べたのに私と先生の距離はあの頃のまま変わらなくて…






バレンタインから半年以上たって。







私は今またガトーショコラを作っているの。






今度は何の日でもないけれど…






今の私の先生への想いをたくさん込めて…






あなたに届くように…










「先生…これ!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 毎回可愛らしい作品で、読んでいてとても純粋な気持ちになれます。 なんだか短編集みたいにして一冊の本になったら絶対に買ってしまいそうです!!
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