表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

漆黒の逆シンデレラ 〜プロデューサーは芸人、王子様はゴリラ。魔法が解けても毛は生えてくる、愛のポクポクちょりーす〜

作者: tom_eny
掲載日:2026/02/26

ご覧いただきありがとうございます。

もしも、伝説の芸人たちがシンデレラをプロデュースしたら……?という妄想から生まれた、シュールで少しだけ切ない短編です。

脳内で「あの芸人さんたち」を再生しながらお楽しみください。

『漆黒の逆シンデレラ 〜魔法の国に響く、愛のポクポクちょりーす〜』


第一幕:夜の作戦会議


閉園後の動物園、月明かりの下で奇妙な集団がひそひそと動いていた。 「ええか、お前は今日、種族の代表として魔法の国に降り立つんや!」 プロデューサーを自称する顔の大きな男が、彫りの深い、不器用だが圧倒的なオーラを放つ長身の紳士の襟元を正す。


「これ、俺の勝負タキシードやからな!」 その横で、南国の魂を持つダンサーが、鮮やかなピンクのフリル衣装を差し出す。「これ、下に仕込んどけ。可動域が広がるし、最悪『妖精のポエム(ペコリ〜ナ)』で乗り切れる!」 「……なるほど、実戦向きだな」と、長身の紳士は深い重低音ボイスで頷く。 さらに、一兆のギャグを持つ男が真顔で近寄る。「いいか、女心はギャグで掴むんや。『ポクポクポク、チーン!』、これを忘れるな」


「ハッハッハ! 愛を燃やせ!」 闇の中から白い歯だけを光らせて笑うのは、漆黒の肌を持つ愛の伝道師だ。彼は甘いラブソングをハミングしながら、自身の深い肌色を迷彩代わりに使い、紳士を闇に紛れさせて街へと送り出した。


第二幕:魔法の国の遭遇


海沿いにある「夢の国」。シンデレラ城の前で、タキシードを纏い、頭にはネズミの耳のカチューシャをつけた紳士が立っていた。 待ち合わせていた彼女は、彼の圧倒的なオーラに息を呑む。「……素敵。でも、その耳、どうしたの?」


紳士は彫刻のようなキメ顔で、片手をスッと上げた。 「……ちょりーす。これはマナーだ。待たせたな」 彼女は一瞬呆然としたが、その真剣すぎる眼差しに「……ふふっ、面白い人」と笑い崩れた。


デートは奇妙で、そして幸福だった。アトラクションのカバの像を鋭い目で見つめる彼に、彼女が「怖いの?」と聞くと、彼は「……いや、守備範囲が甘いなと思ってな」と答えた。 そして城の前。彼は一兆のギャグの教えを解き放つ。 「……ポクポクポク、チーン! 南無三!」 真顔で一休さんの真似を披露する紳士。周囲は静まり返るが、彼女は「こんなにカッコいい人が、私を笑わせようと必死になってくれてる!」と、その純粋な魂に恋に落ちた。


第三幕:午前0時の逃亡


魔法が解ける時間が迫る。プロデューサーからの無線が飛ぶ。「戻れ! 毛が生えてくるぞ!」 紳士は彼女の手を離し、闇へと駆け出した。その拍子に、頭からガラスのように輝く耳のカチューシャが滑り落ちる。 「待って! あなた、名前は!?」 彼は振り返らず、渋い声で叫んだ。 「……ペコリ〜ナ! ちょりーす!」


第四幕:逆シンデレラのフィッティング


翌日、彼女は「ガラスの耳」を手に、動物園の檻の前に立っていた。 「このカチューシャが似合う人を探しています……」


飼育員に変装したプロデューサーたちが見守る中、彼女は檻の中の**「森の賢者」**に問いかける。 「……まさか、あなたなの?」


彼女は柵越しに、その耳を彼の頭の上にかざした。 賢者は逃げも隠れもしなかった。彼は不器用な男の顔で一歩前に出ると、檻の隙間から大きな指を出し、カチューシャがあの日と同じ角度になるよう、自分の頭の上で支えたのである。 さらに彼は、誰に教わるでもなく、右手を軽く上げた。 「(……ちょりーす)」


彼女の目から涙が溢れる。「……やっぱり、あなただったんだね」


エピローグ


檻の影で、プロデューサーが泣いていた。「俺のタキシード、結局野生の臭いついてもうたやないか……」 「ええやないか」とギャグの男が慰める。「最高の『ちょりーす』やったで」 南国のダンサーは満足げに舞い、愛の伝道師が歌う『愛のメモリー』が園内に響き渡った。


それは、世界で一番濃くて、一番優しい、動物園の奇跡だった。


#小説 #創作 #コメディ #シンデレラ #森の賢者 #AI補助利用

最後まで読んでいただきありがとうございます!

「森の賢者」の不器用な優しさと、それを見守る暑苦しい男たちの友情を感じていただければ幸いです。

面白いと思っていただけたら、評価やブクマで応援いただけると「ポクポク」と喜びます。

#AI補助利用

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ