表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

不労所得のチャンス到来?日産株に注目だ!

作者: 芥川まのん

2025年7月現在、日産自動車の株価は約300円近くまで下落している。これはPBR(株価純資産倍率)で約0.2倍という驚異的な割安水準だ。

PBR0.2倍とはつまり、理論上、会社の純資産(資産から負債を引いた正味の価値)の5分の1の価格で株が取引されていることを意味する。

会社が倒産したら株が紙切れになるイメージがあるが、実は仮に今、この瞬間に倒産しても、資産が売却されれば株主に資金が分配され、理論的には300円の株を買って利益を得る可能性があるのだ。


もちろん、日産が即倒産することはありえない。だが、今後何年も赤字を垂れ流し続け、会社の資産と同じくらいまで負債が膨らめば、株式がほぼ紙切れになるリスクも否定できない。この点は投資の大きなリスクとして認識しておくべきだろう。


しかしながら、明るい材料もある。最近、日経新聞をはじめとした信頼性の高いメディアが伝えるところによると、台湾の鴻海精密工業(Foxconn)が日産の追浜工場の一部取得を検討しているという。鴻海は電子機器メーカーとしての顔だけでなく、電気自動車(EV)製造分野への本格参入を目指しており、日本国内に製造拠点を確保する戦略の一環として、追浜工場の取得に動いている。

過去の事例をみると、鴻海はシャープの買収でも段階的に影響力を拡大し、着実に企業価値を引き上げた。日産においても、追浜工場の取得が単なる資産売却にとどまらず、将来的な買収や資本提携の前兆となる可能性は高い。

もし鴻海が買収に乗り出せば、日産の株価は大きな買収プレミアムを伴い急騰する見込みだ。日本企業の買収では一般的に30%から100%のプレミアムがつくことが多い。現在の300円の株価からすれば、単純計算で400円から600円、場合によってはそれ以上の水準に達することも十分に考えられる。


また、自動車メーカーとしての日産という企業ブランド価値は非常に高く、名前が売れていない企業にとってはそれだけでも魅力がある。技術力も高く、買収に名乗りを上げる企業が出てくる可能性は非常に高いといえる。


もちろん、投資にはリスクもつきまとう。買収交渉が不調に終わった場合や世界的なEV競争激化で利益が圧迫される可能性もある。政府の介入や外資規制が影響を与えるリスクも存在する。

それでも、現在の割安な株価と鴻海をはじめとする強力な買収材料を考えれば、日産株は今まさに「チャレンジする価値がある」銘柄といえるだろう。無くしてもいいと思える程度の資金で買い、日々のニュースや動向を楽しみながらウォッチするのも有意義な投資体験になるに違いない。

________________________________________

【わかりやすいまとめ】

•PBR(株価純資産倍率)とは?

会社の純資産(資産−負債)に対して、株価が何倍の値段で取引されているかを示す指標です。PBRが1倍なら「会社の資産価値と株価がほぼ同じ」、1倍以下なら「割安」と判断されます。

•PBRが0.2倍とは?

純資産の20%の価格で株が買えることを意味します。理論上、会社の資産を売っても株価の5倍の価値がある状態です。つまり超割安。

•なぜ今、日産株に注目?

株価が割安なうえに、鴻海という強力な買収候補が追浜工場取得を検討しているから。買収が進めば株価は急騰し、利益が期待できる。

鴻海以外も日産ブランドや技術を欲しがるところは多い。

•注意点は?

倒産リスクや買収交渉の失敗、世界情勢の変化による株価下落リスクもあるので、資金は余裕のある範囲で分散投資を心がけよう。

•日産は簡単には潰れにくい

JALのような経営破綻は、業績や財務状況によってはあり得るが、日産は日本の経済や雇用に非常に大きな影響を与える超大型企業だ。政府も簡単に潰すことは避けたいと考えており、公的支援や再建策が講じられる可能性が高いため、株が紙切れになるリスクは非常に低いと考えられる。


もちろん株取引は自己責任です。これはあくまで可能性を語っているだけにすぎません。しかしながら勝つ確率はそれなりに高いと思っています。ご参考になれば幸いです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ