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【プロットタイプ】私の心に居座る二人

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

三人集まると手綱握るのは諭羅なんですよ。

高校時代に知り合った瑠衣とは結婚し、諭羅とは今でも連絡を取り合っている。あの時の関係は今でも大して変わって居ないので、三人集まると他愛のない言動にもよく発展する。

――鏡花、ちょっと珈琲、紅茶、飲み過ぎじゃない?

――ご心配どうもぉ〜。でもまだ二杯目だよん。

――この間、トイレから帰って来て、『腎臓にすっげぇ負荷掛かった』、『脱水症状で肌ガビガビ』なんて言ってた馬鹿は何処のどいつだよ。

――やだぁ瑠衣たん、心配してくれんのぉ? 姫プぅ?

――鏡花をお姫様扱いしてくれる王子様って誰だろう。御伽噺の王子様だって扱いに困るでしょ?

――ゆらりぃ、ナチュラルに猛毒吐き捨てるの止めてくれろ〜? 私三人の中で唯一のかわちぃ女子。もっと可愛がって!! ……。おい、男子諸君、珍獣の珍行動を見る様な冷めた目で見るな!!

まるで飲みの席の様な時間が流れていく。そうして数十分という時間が過ぎ去った後、瑠衣がトイレに席を立つ。二人残された私達は、互いが互いに紅茶を啜りながら、互いに目を合わせた。

相も変わらず何処か世界を憂う様な半眼。どれだけ歳を取っても、その陰りが晴れる事は無いのだろう。

「……鏡花、瑠衣とは仲良く出来てる? あんまり飼い主さんの手を煩わせてはいけないよ」

「仲は良いよ。相変わらず巨大猫宜しく私の声をガン無視して髪の毛ワサワサするし、腰周りに乗ってくるけど。……手を煩わされてるの、私じゃない?」

過去に振り回された瑠衣の奔放性を思い返しながら、思わず顔を顰めた。瑠衣と言い、諭羅と言い、私の事を『犬扱い』する。まぁ犬か猫に例えるならば犬だろうが。

「なぁに? ゆらりぃ。新婚生活に興味アンの? でも君は間違いなく止めた方が良い。君が奥方の何方かがぶっ壊れてしまうのだから」

諭羅は一見すると人当たりが良い、絵に書いた好青年ではある。気遣いも出来るし、丸めた言い方も出来る。でも根本的に人の醜さを許せない潔癖症である。人を見下し、自分を見下し、自傷する。其れが諭羅。

滅多に心を開かないので、最終的に相手が懐疑的になるか、息苦しさを感じて自分がぶっ壊れる。仮に心を開いたとしても、この諭羅特有の毒舌、皮肉に耐えられる人間がどれ程いるか。

「其れさえ分からない私だとでも? 君に言われるまでもなく、不躾な輩を傍に置くマネはしないよ」

「じゃあ何で……」

「おかえり。瑠衣。そのケーキ美味しい? 鏡花が食べたがっていたよ」

「え、そんなこと言ってないし……」

帰ってきた瑠衣によって話をぶった切られた私は、思わず眉根を潜める。対する諭羅は何処吹く風で、私の同行をニヤニヤと観察していた。

「ほら。代わりにお前のも寄越せ」

「んっ」

ケーキの皿を互いに交換したのを見て、諭羅は益々ご機嫌に口角をあげた。何だか諭羅の掌の上で踊ろされている気がする。

「なんだよ。さっきから気持ち悪ぃ。言いたいことあんなら口に出せ。諭羅」

「何も無いよ。ただ無理矢理、私の心に入り込んでそのまま居座ってる二人だからね。ただそれだけ」

この話で気を付けなきゃいけないのは、

『何で私と瑠衣の結婚生活聞いたの?』です。

『アンタそんなのに興味無いっしょ?』。


その答えがあるのは下の方。

鏡花が言ってない『ケーキ食べたがってた』。

そう、この話は『諭羅』が言ったんです。

其れを言った後、瑠衣と鏡花はケーキを交換してます。

この兄妹の様な空気感、これを気に入ってるんんじゃないかなと。


三人集まると結構な苦労人なんですよ、諭羅。

大抵、鏡花や瑠衣の何方かが、自分を巻き込む。そうして振り回す。

二人のお母さん。


でも本来、そう言うの嫌なタイプなんですよ。

物凄い人間潔癖症だから、人の醜さを感じると容赦なく熱が下がるタイプ。

だからもう結婚向きな性格してない。

基本的に心を開かないし、そもそも深入りされるの大嫌い。

出来れば、きりたんぽぽぐらいの距離感と気遣いがベスト。


でもこの二人においては、自分から聞いたり、仕掛けたりするぐらいには関係を見たがっている。

結構、気に入ってると自分でも思ってる。

でも其れを言うと益々、振り回されそうだから、あえて答えてくれないんですよ。


諭羅は優等生なので、見知らぬ第三者に毒は吐かないと思います。

大抵はオブラートに包んだ言い方だけど、気心許してるから、笑顔でぽろっ、ぽろっと猛毒を吐く感じ。


ただ自分の分のケーキは差し出してないんだよなぁ。

潔癖症だから、人が口付けた物を自分の中に入れたくないし、相手に入れさせたくないのかも。


瑠衣はやっぱり、懐に入れた相手には優しいね。

妹や鏡花の為に自分の人生全賭け出来るもんね。


以下は汚いけど、健康に関わる大切な話。


そー、珈琲しかり、紅茶しかり、利尿作用のあるもの二杯以上飲むと、脱水症状になるんですよ。

喉が渇くと言うよりか、肌の湿り気がなくなる。もうパツパツになる。


これね、脱水症状の証拠。

根こそぎ水分吸い上げて、腎臓フル稼働。

そいで腎臓が無理矢理稼働させられるので、真っ黄色な尿の色になる。体の限界を感じます。


カップ二杯に対して、1リットル以上の水を飲んでる気がします。

突っ張りが収まらないから。

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