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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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影の戦争

作者:影宮閃
 影の世界――我々の住む陽の世界の裏にある、もう一つの世界。
 今から五千年前――怠惰な神に代わり――当時の神官たちは、悪魔に与した堕天使たちをそこに閉じ込めた。

 時は移り現代――
 影の女王の命により、影の世界は、陽の世界への侵攻を決める。
 影の世界に閉じ込められた五千年の恨みを晴らすため――〝支配〟〝戦争〟〝飢餓〟そして〝死〟――黙示録の四騎士を中心に、影の同盟は水面下で侵攻の準備を整えていた。

 一方そのころ、大人たちに隠れ、自販機の裏でタバコを吸っていた女子高生日陰コヨミは、奇妙な視線に悩まされていた。
 視線の主は、真っ黒い傘をさして立ち尽くす長身の男だ。彼はコヨミの行く先々で現れ、無言でコヨミを見つめ続けるのだ。
 ストーキングされる原因も、男の名前もわからず、不穏な日々を過ごす中、コヨミは生徒指導室に呼び出された。
 タバコの件でぐちぐち言われるのかと思っていが、なんと、生徒指導室でコヨミを待ち構えていたのは、現役のFBI捜査官だった。
 逮捕でもされるのかとびくびくするコヨミだったが、FBIよりももっと恐ろしいものが現れる。
 生徒指導室の窓の外から、傘の男がコヨミを見つめているのだ。
 コヨミはたまらず学校から逃げ出した。

 ようやく大きな通りまでたどり着こうかという時、目の前で交通事故が起きる。大きなトラックが、横断中の歩行者の列に突っ込んだのだ。
 たくさんの人が亡くなるのを目の当たりにし、力なく座り込むコヨミだったが、もっと恐ろしいことが起きる。

 死んだはずの人たちが、動き出したのだ。

 まるでゾンビのように立ち上がり、奇声を上げる人たちを見て、コヨミはストーカーのこともFBIのことも忘れて逃げ出した。
 ゾンビたちはなぜか、コヨミのことを追いかけてくる。コヨミは無我夢中で逃げ続けるが、逃げた先に、傘の男が待ち構えている。
 ゾンビに食われるくらいならストーカーの方がマシだ――コヨミがそう思って、ストーカーの脇を走り抜けた時――

「ご安心ください。私はあなたの味方です」

 ほかならぬ傘の男が、コヨミに向かってそう言った。
 そして、黒い傘を武器に、あっというまにゾンビたちを倒してしまった。

 彼はいったい何者なのか、ゾンビがコヨミを襲う理由、FBIがコヨミを訪ねてきた理由はなんなのか、そして、影の世界との関係とは――
プロローグ
2024/08/30 13:38
第一章 裁定の儀
2024/08/28 15:01
第二章 神の不始末
2024/08/31 14:00
第三章 死者の行軍
2024/08/31 14:10
第四章 日食の日
2024/08/31 14:20
第五章 放浪の終焉
2024/08/31 14:30
第六章 戦争の帰還
2024/08/31 14:40
第七章 母の愛
2024/08/31 14:50
第九章 再会の罠
2024/08/31 15:10
第十章 偽りの血筋
2024/08/31 15:20
第十一章 父の証明
2024/08/31 15:30
第十二章 死の訪れ
2024/08/31 15:40
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