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ああ、相手にとって不足なしだぜ

ーー作戦会議も無事に終了ーー


コトリ「決戦の日まで、限られた時間を大切に各自万全の態勢を」


マゲール「承知いたしました。コトリ様も」


コトリ「ええ。それではごきげんよう」



ーーーバタンーーー


ギャラクシー「ふー、あんまりこういう会議みたいなのは性にあわないぜ」


でも良かったですね、なんか実際どうやってサンマー達を倒すんだって感じでしたけど、イメージわきましたね


ーーー作戦の詳細はこうだ


①ゴルチョンマンを乗せたコトリが王の間(披露宴会場)へ


②ギャラクシーを乗せたパイクは控え室で待機


③マゲール、キリマン達は王国入り口で落とし穴を作って待機


④ゴルチョンが隙を突いてサンマーの頭に




ここで重要なのは

サンマーが完全に意識が無くなるかどうか?


無くなった場合

そのまま式を継続しつつ

サンマー派の将軍カマスーにギャラクシーが取り付く

カマスーが軍を率いてマゲール達の待ち伏せ落とし穴へ

サンマーを拘束した後ゴルチョンとどめを刺す!


無くならなかった場合


ゴルチョンがサンマーを押さえつつ

ギャラクシーがカマスーに取り付く

サンマー対カマスーに持ち込む

マゲール達も合流し総力戦


ゴルチョンがサンマーを完全に乗っ取れれば、、

十中八九作戦は成功


がしかし

乗っ取れなければ、、五分五分といったところかーーー



マゲールさん、今更ながらサンマーとは一体何者なんですか?


マゲール「サンマーと私は良きライバルであった」


ギャラクシー「そうなのか?」


マゲール「幼い頃から、互いに切磋琢磨し技術を磨いてきた」


仲間だったんですね


マゲール「左様。私達は二人で幾多の困難を乗り越えてきた。

ある時、当時の将軍が退くとなった、どちらが次期将軍になるか?」


なるほど


マゲール「結果、ノータイムで私が選ばれた。能力でははるかに私が劣っていたのだがな」


ギャラクシー「ふーんそれじゃ自分より劣ってるくせになんでアイツが将軍に!っつって怒ったわけだ」


マゲール「サンマーは異国から捕虜として連れてこられた少年だったが、剣術の才能を見いだされ、私達とともに修行をすることを許され、次期将軍候補まで登り詰めたのだ」


すごいですねサンマーも


マゲール「話した通り、私は代々王家に仕える名門の出身。将軍は私に決まっていたようなものだったのだ」


ギャラクシー「でも、そんなことで闇落ちするような玉なのか?二人の関係ってもっと強固なものだったんじゃねーのか?」


マゲール「私もそう思っていた。私が将軍に選ばれてから、数日サンマーは行方を眩ませた。まぁ多少のショックで自暴自棄になることぐらいは想像できた。暫くすればまた二人で良い仕事ができると思っていた」


それが


マゲール「そうではなかった。暫くぶりに現れたサンマーは以前とは別人だった。不意討ちだったとはいえ、手下のカマスーと二人で我が軍を制圧してしまった」


ギャラクシー「たった2人で!?」


マゲール「全くもって歯が立たなかった。別次元の強さだった。元々の能力の高さに冷酷さと非情さが加わりまさに鬼神のようであった。」


マゲールさんよく殺されませんでしたね


マゲール「最後、私にとどめを刺さなかったのは、奴の最後の、ひとかけらの温情だったのかもしれませんな」


これ聞いたら、サンマー、かなりの強敵ですね


ギャラクシー「ああ、相手にとって不足なしだぜ」


マゲール「お二方に下らない昔話失礼いたしました。」


いえ、とんでもないですよ。マゲールさん貴重なお話ありがとうございます。


マゲール「私の一族郎党、皆サンマーにやられた今、サンマーに対する温情はこれっぽっちもございません。一思いにやってください!」


ギャラクシー「そっか。わかった!頑張ろうぜ!ゴルチョン!」


それはそうと

マゲールさんより強いってことは、サンマーもチョンマゲになれるのですか?


マゲール「いえ、チョンマゲになれるのは我が一族の一子相伝の技。サンマーはチョンマゲにはなれません」


ギャラクシー「なるほど、その時になんとかチョンマゲになってサンマーに乗れてたら未来は変わってたかもしれないな」


マゲール「不意をつかれましたから、どうすることもできませんてした」


サンマーを完全に乗っ取れるか、、、ここが勝負の分かれ目ですね


ギャラクシー「駄目なら、伝説の合体チョンマゲックスになるまでよ!なあパイク!」


パイク「、、、、ええ、はい、そうですね!」


ギャラクシー「お前ちゃんと聞いてたか?まあいいやとにかく、時間がねぇけどちょっとでも修行しようぜ!」


そうですね!


ギャラクシー「と、言いたいところだけど、腹へったな、なんか食おうぜ!サワラ!」


サワラ「はいはい、作りますよ」


ああ、サンマーの話ししてたら

サンマ食べたくなってきたなー


ギャラクシー「サンマー?食べたいのか?」


いや、俺の元の世界では、サンマって魚がいて、焼いて食べると美味しいんだよ


サワラ「へー魚って川や海にいるあれだよね」


そうですそうです。大抵の魚は美味しく食べますよ


マゲール「我が世界では魚は神の使いとされていて、食べる事は禁止されております」


そうなんですか!美味しいのに


ギャラクシー「そんなに旨いのか?」


旨いですよ!焼いたサンマを大根おろしと一緒になんて言ったらもうヨダレもんですよ


サワラ「大根おろし?なにそれ」


大根ってないんですか?こんな白い野菜です


サワラ「んー見たことないな」


今度持ってきますよ

サンマー倒して焼いて大根おろしで食べましょう!!


ギャラクシー「そりゃいいな!」


マゲール「お口にあうといいですな!ガッハッハッハッ」



次回に続く

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