いいえ、私はコトリです。
ーーーサンマーとコトリ様の披露宴の日取りも決まりいよいよ決戦の日が近づいてきたチョンマゲキングダムであるーーー
披露宴?キリマンのですか?
ギャラクシー「バカ野郎!んなわけないだろ!コトリ様とサンマーのだよ!」
えー!コトリ様とサンマーが結婚する!?
マゲール「コトリ様と結婚することによりサンマーは晴れてチョンマゲキングダムの王となるのです」
そりゃまずいな
コトリ「私と結ばれた後、恐らくお父様ををなんらかの形で殺害し王となる計画なのでしょう」
キリマン「それは酷いでごす」
ギャラクシー「なんとか食い止めないとマジで王国が乗っ取られちゃうぜ」
マゲール「で、コトリ様日取りはいつなのですか?」
コトリ「3日後の大安吉日です」
(一応そういうの、気にするんだなサンマー)
ギャラクシー「時間がねぇな、将軍作戦は?」
マゲール「一番の肝はギャラチョンマン様かゴルチョンマン様のどちらかがサンマーの頭に乗ることです」
なるほど、そうしてサンマーを支配すればどうとでもなりますもんね
マゲール「左様。しかしサンマーも相当のやり手。そう簡単に頭に乗らせてはくれないでしょうな」
ギャラクシー「そうだよな一筋縄ではいかねぇな」
コトリ「式が行われるのは城の大広間、周りはサンマー派に固められています。サンマーに近づくことさえ簡単ではないでしょう」
なんかその内通者的な人はいないのですか?
マゲール「コトリ様のお世話をしているサヨリ殿がおりますが、、、」
そのサヨリさんになんとかチョンマゲになった俺たちを近くまで運んでもらえないかな
コトリ「サンマーの周りにはチョンマゲレーダーが張り巡らされています。見つかってしまうでしょう」
ギャラクシー「んー難しいな」
なんとかサンマーに近づく方法は、、
サワラ「あのさ、サンマーに一番近づくのはコトリ様だろ」
サワラさん!そうですねコトリ様はサンマーの隣
サワラ「コトリ様に取り付いていけばいいんじゃない」
マゲール「なるほど!コトリ様に取り付いて、隙をついてサンマーに乗り移る!、、、がしかし、コトリ様の頭がチョンマゲになってしまいます!バレてしまいます!」
ギャラクシー「チョンマゲは残っちゃうのか?そういやまだ誰かの上に乗ったことないな。試しにやってみたいな」
みてみたいですね
ギャラクシー「変身!よし!キリマンいくぞ!」
キリマン「ごすごす!」
ーーチョンマゲフォームになったギャラクシーが、キリマンにジャストフィットした!ーーー
バシューン!
おお!
ギャラクシー「どうだ?」
違和感ない!
サワラ「あたりまえだろ!キリマンはもともとチョンマゲじゃねーか」
は!
マゲール「!!」
ギャラクシー「そうだったな。それじゃサワラいくぞ!」
サワラ「ああたし!?」
バシューン
ギャラクシー「どうだ?」
マゲール「なんと!!全くもってサワラ殿です」
コトリ「素晴らしいわ!さすが伝説のチョンマゲマンだわ」
サワラさん?
サワラ(ギャラクシー)「乗っ取れたぜ!完全に」
おお!凄い!キリマンさん、乗っ取られた時のこと覚えてます?
キリマン「全く記憶にないでごす。自分乗っ取られたのですか?」
乗っ取られてましたよ!記憶もなくなるんですね
サワラ(ギャラクシー)「チョンマゲの面影あるのか?」
コトリ「全くありません。完璧です!」
サワラ(ギャラクシー)「よっしゃ!それじゃこの作戦で行けるな」
バシューン
サワラ「、、?あたし今乗っ取られたの?」
はい!完璧に
サワラ「やだ、あたしとギャラクシーが一つに(照)、、、全く記憶にないわ」
マゲール「コトリ様、この作戦しかありませんな」
ちょっと俺にもやらしてくださいよ。変身!
コトリ様失礼します!
バシューン
コトリ(ゴルチョン)「うう、皆様どうでしょうか。」
マゲール「まさに美しいコトリ様そのものです」
コトリ(ゴルチョン)「まあ、マゲールったら美しいだなんて」
ギャラクシー「喋り方がコトリ様のままだな」
サワラ「あんた、喋り方寄せてきてんの?」
コトリ(ゴルチョン)「いいえ、私はコトリです。」
マゲール「取り付いているはずですが、、意識もコトリ様のままのようですな」
コトリ(ゴルチョン)「いや、俺も普通に意識ありますよ」
コトリ(ゴルチョン)「そのようですね。(試しに私の頭を叩いてみてください)」
(はい!ポンポン)
コトリ(ゴルチョン)「頭の中で会話もできます」
マゲール「なんと!これは僥倖ですぞ!誰もが疑いもせずチョンマゲをサンマーに接近させることができますぞ!」
バシューン
しかしなぜコトリ様は意識を保つことができるのですかね
ギャラクシー「ちょっと俺もやってみよう」
バシューン
コトリ(ギャラクシー)「コトリ様どうだ?」
コトリ(ギャラクシー)「ごきげんよう」
コトリ様いますね!
マゲール「うーむ、コトリ様もなにか特殊な能力があるのかも知れませんな。」
バシューン
ギャラクシー「よし!役者は揃ったなあとは配役だ」
小柄な青年「私も城の中に入ることができますよ」
誰?
小柄な青年「私はパイクと申します。ギャラクシー様をこの世界にお連れしたものです」
マゲール「そうかパイクも城に清掃員として入ることができますな」
パイク「ゴルチョンマン様がコトリ様に、ギャラクシー様が私に取り付いて城に潜入するのはいかがでしょう」
そうすれば、難なく二人とも潜入できますね
マゲール「よし!それでいきましょう!コトリ様!」
コトリ「わかりました。」
パイク「、、、、、」
サワラ「?」
次回に続く。