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140字のノベロニア  作者: 山岸マロニィ
20/23

オルプネー編

「またガルムくんはサボりですね」

オルプネーは残された雑誌を手に取った。

「南の島ですか」

青い空、青い海、砂浜に照りつける太陽。

背後に視線を感じる。見ると、ランタンが照らす影の中でシャドウワームが項垂れている。

「大丈夫ですよ、暑いところは苦手ですから」

オルプネーは相棒を撫でた。



○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○+●+○+●



【オルプネー】

ハデスの元で冥界を仕切る苦労人。

影に棲む魔獣「シャドウワーム」を従えている。

自由すぎるガルムと、ハデスにぞっこんなヘカテーと、オルプネーのため息は尽きない。

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