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神様なのに無茶振りするの?

陽花はやてと申します


まだまだ初心者ですので感想お待ちしてます

 

「ここは、どこだ?」


 気が付くと辺り一面真っ白


 周りにはなにもなく、眩しいとかもなかった


 もちろん地面などなかったが立ってられる


 変な気分になったが気持ち悪いとかはなく


 むしろ清々しい


『やー、◯◯くん』


 突如頭に声がしてきて驚いた


『すまない、脅かせてしまったね。それではこれならいいか』


 すると目の前に自分が現れた


『取り敢えず君の姿を借りるよ』


「あなたは?」


『私は俗に言う、神、というやつだよ』


 目の前の自分は微笑みながら言ってきた


『さて、早速だか君は死んでしまったので異世界に転生してもらう』


 異世界転生


 よく小説とかであるがまさか自分がなるとは思ってもみなくて驚く


 そして自分は死んでしまったのだと落胆した


「ちなみにどうやってオレ死んだんですか?」


『落ちてきた植木バチに当たったんだよ』


「はっ?そんな死に方アリなんですか?」


『いやいや、ホントはもうちょっと生きる予定だったんだよ。だからこっちとしてもいい迷惑なんだよね』


 自称神様はうんざりした様子で告げてきた


 オレ的にもそんな死にかたは何かの冗談かと思ってしまった


『なんで君、声かけられて振り向かなかったんだよ』


 さらに文句まで言ってきた


 なので記憶を呼び覚ましてみる


(確か、下校途中で幼馴染の子に声かけられたような?だけど見たいテレビがあって無視してたんだよな…)


『はぁ~、声をかけられた事で君は助かり、さらにそれがきっかけで君はその幼馴染と付き合う予定だったんだよ』


「マジで!?」


(そっか、オレあの子と付き合う予定だったんだ…)


 幼馴染ははっきりいって美人ではない


 しかしいつもオレに色々してくれて感覚的には良くできた姉か妹のような感じであった


『んで、そのあとめちゃくちゃ美人の子に言い寄られて浮気してると勘違いされて』


「はぁぁぁぁぁ!?」


 驚愕の事実


『逆上した幼馴染の子に包丁で刺されて死ぬ予定だったんだよ』


 とんでもない事実


 まさか自分の未来がそんなことになっているとは夢にも思わない


「オレ、今、死んでよかったです」


『こっちにとってはいい迷惑だよ。お陰で君は輪廻の輪からはじかれて生まれ変わるかも出来なく、なんとか転生先を見つけないといけなくなっちゃった訳だし』


「えっ?どういうことですか?」


(転生先がない?)


『本来転生って計画されてやるものなの、ほら強い魔王とかいるとバランス崩れるでしょ。だから調整のためにやるんだよ。で、君に行ってもらう異世界はない、君が思っているほど甘くないよ、しかも規約が変わって僕からは何もあげれないんだ』


「いやいや、こういった場合、あなたがなんかとんでもないもの、それこそ武器とかスキルのチートアイテムくれるんじゃないんですか?」


『昔はそうだったけど、やり過ぎて今は規約が変わってダメなんだよ』


「じゃあ、どうするんですか?」


『うん、行き先もないし丁度いいから取得空間に行ってもらおうかと』


「取得空間?」


『そう、取得空間、そこではありとあらゆるものを取得、獲得できるんだよ、だから君は、君自身でチートスキルとかアイテムゲットしてきて』


「自力で獲得しろと……」


『そうなるね。その間に僕は君の転生先見つけとくから』


「ちなみにどれくらい待たされるんですか」


『そうだね~最低でも100年か、最悪10000年待つかも』


「えっ?そんなにまたされるんですか?」


『調整とか色々かかるんだよ…ま~自業自得と思って待っててよ。それにそれだけあればかなり色々取得出来ると思うから。取り敢えず頑張って』


 半ば強引に話をまとめる自称神様


 もう諦めることしか出来なかった


『あと、転生だから姿と名前変えないとね』


 すると自称神様の姿が変わる、かなり美化された自分に体格も良くなっていた


『こんなもんでいいかな?これが今の君の姿だよ。あと名前は……タケルって事で』


 名前も変わり全くの別人って事になってしまった


 少し寂しいと思ったが転生なのだから仕方がないかとも思ってしまった


『じゃあ、そろそろ行ってもらうから、詳しいことは向こうの担当者に聞いてよ』


 それだけ言った自称神様は手を構え、パンっと手を叩く一瞬にして風景が変わった


(自力でなんとかしろとか無茶振りだよな)


 こうして新たなる生活がスタートした


書き貯めがなくなるまで定期的に投稿します


予約アップなので必ず18:00にアップします


今のところ15日連日アップです

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