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幼馴染みの消息

作者: 加地和宏

幼なじみがいる人はわかると思うが、必ずしも幼馴染みというのは、某野球漫画のヒロインみたいな誰からもすかれる美人ではない。


そして僕自信もあの双子のように運動神経や頭脳明晰な訳でもない。


それでも彼女は僕の面倒を見てくれた。

彼女にとっては僕は弟みたいなものだったんだろう。


だからこそ、目立たなく、どことなく内気な彼女は僕らにとって特別だった。


ただ、彼女にとって不幸かも知れなかったのは、僕たちの幼馴染みで、いわゆる某野球漫画の双子の兄弟のような二人がいたことである。


それ自体は全く問題ないのだが、思春期になるとそのスポーツもでき成績も優秀な二人は、女子からはモテる。


いよいよ誰かが告白するかもって時になると、彼女らに目につくのが、幼馴染みの女の子なわけで。


そろそろ誰々かっこいいとかいってるときに人生ゲームやって罰で亀の子状態でのっかったりという付き合いをまだしていた。


そうなるとなかなか告白もできない女の子達の僻みは、幼馴染にいくわけで。

たぶん誰にでも優しくできるタイプでもあったから一部の男子からも人気あったしね。


ある日にポツリといった男の子に生まれたかったは、彼女の本心だったんだろうな。


携帯を持ち始める前だったからラインでも繋がらないし、facebookみたいに昔の知り合いが、繋がってしまう場所にはきっと来ない。


親同士も疎遠になったようだけど、結婚したとも聞かないし、悪い噂も聞かないから、どっかでそれなりに暮らしてるんだと思う。


たとえショックを受けることになっても貴方の幸せな噂が聞きたいです。




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