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魔王と布団

ある日、魔王が上京してきました。


魔王の寝る布団がなかったので、通販で一万円の布団を買いました。




担当者が言うには


「まだ配達日が、確定していないので、今週の木曜日に、配達日をお答えします」


との事でした。が、金曜日になっても、返事が来ません。


心配になって、子魔王が確認の電話を通販会社すると


「うちじゃ分からないので、運送会社に聞いてください」


「なに~!いいかげんな!」


係の人に文句を言ったのですが、のらりくらり逃げるだけでした。


「困ったなあ」


魔王は明日の土曜日に来るのです。


「どうしよう……あっ!」


いい考えが浮かびました。


「もしもし」


「なんだ!?」


「あんたの布団が届かないって言われたけど」


「なに!!!」


大魔王に電話しました!




「これから電話する、どこの通販だ?」


「ええっと、XXX通販」


「よし、わかった!」


がっちゃん!


「通販会社の名だけで、担当者の名前が分からないけど、大丈夫かな?」


しばらくして、通販から電話がありました。


「私、xxx通販の管理部門のXXXです、今回はうちの不手際で」


全然、対応が違います!しかも責任者からです。


「明日必ずお届けいたします!」


「間に合わない場合は、別の商品になるかもしれませんが、必ず!」


「うーーん、この対応の差……魔王は何をやったのだろう?」


さっそく魔王に聞いてみる。


「もしもし、通販会社に何をしたの?」


「xxx通販のおれの担当者に電話した!」


つまり、前に魔王が買ったときの担当者(今回の件とは無関係)にに電話して


「お前の会社の担当者は、どうなってるんだ!」


当然、魔王の担当者は


「えええ?えーと、すみません、担当ってだれですか?」


となりました。その言葉で魔王は魔界モード全開へ移行。


「おまえは……自分の会社の社員も知らないのか!」


「す、すみません。すぐ、お調べいたします」


……五分後


困った担当者は、管理部門の人に電話を繋ぎました。


「息子様の布団ですが、なにせこの大雪で宅配が遅れています」


魔王は頷き答えました。


「わかった」


「わかって頂けましたか!」


「お前の住所教えろ」





「ええ?こちらの発送センターは新潟で……そちらは秋田ですよね?」


「今から車で取りに行くから、覚悟して待っていろ!」




そうゆう事で、布団は次の日に無事に届きました。

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