少し気まずい、、、。
(セノン視線)
朝、結構早くにアルバートと魔王の城に来た。
バンッと大きな音を立てて、アルバートが扉を開ける。
昨日会ったJさんとか言う男が驚いた表情でこちらを見ている。
「おい、フロムは?」
「え、、、あ、まだ寝てると思いますよ」
「わかった。」
そういい、アルバートは走って行った。
「アルバート!どこ行くんですか?」
「フロムのとこ行ってくる!
セノンはそこで待ってろ!」
「え、、、ちょっと」
、、、Jさんと二人っきりになってしまった。
気まずい、、、。
目元が見えないせいか何を考えているかがわからない。
「、、、Jさんは、フロムさんのところに行かなくていいんですか?」
「、、、いいんじゃないでしょうか?婚約者らしいですし、、、。」
昨日は怒っていたのに不思議な人だ。
「あっ、セノンさんたちは、朝食食べていきますか?」
「はい。できれば、、、」
「じゃあ、こちらへついてきてください。」
城の中は結構きれいでした。
赤い廊下は、やはり定番だな。
とか無駄なことを考えつつ歩いていると
「ここです。」
「ありがとうございます。」
「少々中でお待ちください
魔王様をたたk、、、起こしてきますので」
顔の血の気が引くのが自分でもわかった。
意外と怖い。