騎士はめんどくさいことが多い。
(レヴィ視線)
魔王の城をものすごいスピードで出て行ってしまった。
フライトは一応俺の主だ。しかたないが追いかけるか。
走って追いかけたが、フライトは魔法を使いながら
城まで帰ったようだ。追いつかなかった、、、。
俺は騎士だから回復魔法や防御魔法は使えるが、あまり強くない。
ようやく城についた。4時間もかかってしまった。
「あ、レヴィ。」
フライトは部屋にいた。
「レヴィ、僕怪我しちゃったから治してぇ」
「はい。どうして、お怪我を?」
めんどくさいが聞かないと余計めんどくさいことになる。
「木に少し引っかかっちゃっただけだもん。
もう、イライラしててさぁ!
まさか、あんなやつがアーサーに求婚されるなんて、、、。
僕のほうが絶対可愛いのに、、、!」
魔王様は可愛いというよりキレイ系だったな。
「レヴィもそう思うよね?
ねぇ?レヴィ聞いてんの?」
「はい。聞いてますよ。
フライト、回復終わりましたよ。」
フライト、機嫌悪そうだな。
機嫌悪くなるとめんどくさいんだよなぁ、、、。
「もう、帰っていいよ。」
「それでは、失礼いたします。」
パタン。扉を出たが何も言われなかった。
「はぁ。」
ため息を一つ付き。
自分の部屋へ帰ろうと曲がり角を曲がる。
そのときだった。
ドンっと派手に何かにぶつかり、俺は意識を失った。