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突然の、、、!?
(フロム視点)
「フロム様!!たいへんです!!!」
いつもより、慌てているJがものすごい音を立てて扉を開け、
入ってきた。
「ん?どうした?」
「勇者が、勇者が来たんですよ!もう少し慌ててください!」
Jは目まで隠して、暗そうな見た目してるのにドジっ子だ、
それにしてもうるさいなぁ、、、。
まぁ、いつものことか、、、。
「のんきにしてないで、シャキッとしてください!勇者が来るんですよ!」
一応、背筋を伸ばして、イスにしっかりと座ってみる。
その時だった。
ガンっと扉を蹴って知らない男たちが入ってきた。
4人もいる。あれが、勇者御一行だろうか?
その中から、一人男が前へ飛び出してきた。
「お前らは誰だ?」
「俺らは勇者だ!」
やはり勇者のようだ。
「魔王、貴様名前はあるか?」
「ん?フロムだが、、、?」
敵に名前を聞くなんて、変な奴だなぁ、、、。
そんな適当なことを考えていた。
「俺の名前は、アルバート。突然だが結婚してくれ」