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プロローグ

初投稿の初心者です。

書き方やストーリーに関して助言を頂ければうれしいです。

本文もなるべく読みやすいように編集しようと思います。

文章力が乏しいですが、よろしくお願いします。

 学生生活も終えフリーターとしてアルバイトをしてきたこともあった。ついこの間までは、会社でパソコンと睨めっこの残業に追われるサラリーマンの日々。しかし、どの職も結局はクビになり、今では派遣会社でクソ上司の指示でボロ雑巾のように働かされている。


そんな地獄のような連日出勤を終えた俺、福岡幸一(ふくおか こういち)は、

待ちに待った休日をだらだらと過ごす計画を立てていた。


今までの休日はテレビゲームに手を付ける訳ではなく、また外に遊びに行くわけでもない。布団に頭を埋め一日中眠るか、自宅のパソコンで友達とオンラインゲームで遊ぶ事くらいだ。



今その友達、里中勇希(さとなか ゆうき)に電話し、

オンラインゲームに誘うところである。


「おぅ勇希、今日は暇か?」

「あぁ暇だ。」

「そうか、今日久々の休日貰ったからいつものオンゲーで一日中遊ぼうぜ。」

「んー……そうしたいが、緊急メンテナンス中で今出来ないんだわ。」

(マジかよ……。)

「そうそう、今日面白そうなフリーゲームを見つけたんだよ! 」

勇希がハイテンションになっていた。


「何のゲーム? 」と聞くと、

「「現代人が異世界を冒険する」ってタイトルだ。

 異世界系アニメ好きの俺には最高の餌だな! 」と興奮気味だ。

「…お、おう。とりまやる事ないし、ダウンロードしてやってみるか。」

「うむ。一応、オンゲーのメンテが終わったら声を掛けるよ。」

「分かった。」と軽く相槌を打った。



さっそく「現代人が異世界を冒険する」というタイトルのゲームをダウンロードしてプレイしてみる。出てきた画面には『転移する場所を選択してください。』と書かれてあった。別にオンラインゲームではないが、一応勇希にどこを選んだのか聞いた。


「なぁ勇希、場所はどこ選んだ? 」

 …………。

「おい、無視すんなよ。」と更に聞いたが返事がない。

トイレに行ってる…って事にしておこう。待ってるのは暇だし…進めてみるか。


「しかし、場所か……草原と洞窟と森と、砂浜と雪山……ランダムか。」

(村という選択肢はないのか…? ) という疑問はあったが、

「面倒だし、ランダムにしてスタートするか。」と決定。

すぐに文字が出て『旅の準備は出来ましたか? 』と出てきたが、

俺は無言で『はい』を選択した。


すると部屋全体が眩しい光に包まれ、体がわずかに浮かぶ感覚があった。

「え……えぇ!? 」とその感覚に仰天しながら、反射的に机を掴もうとしたが、いつの間にか俺は遥か上空、雲の上から真っ逆さまに落ちていた。


「ううぅぅああぁぁぁぁっっ!! 」と情けない叫び声が出る。今までの人生で空から落ちたことは一度も無い、スカイダイビングを経験していれば少しは状況が違ったのかもしれないが……。


……って、今はそれどころじゃないッ!

(この状況を打破できるものは何かないか探してみよう! )

今 手に持っているのは、机の上に置いてあった飲みかけの炭酸ジュースだけ……。「な、何かないか…?」周囲を見渡すと、本が三冊浮いていた。意味が分からなかったが、藁にもすがる思いで手を伸ばした。そして、三冊全てに触れた瞬間、その本はどこかに消え去った。


望みは絶たれた……。


青い顔をしながら下を見るとそこには、自然豊かで建物一つない大陸…いや、島が見えた。俺が住んでいた場所とは全く違い、自然豊かな、地球にもよく似た別の世界……。あのゲームのタイトル「現代人が異世界を冒険する」の「異世界」としか思えなかった。


着地地点は海、着水地点というべきか、それが迫ってくる、もう100メートルも距離がない。俺は成す術も無く「これは夢だ! 」と信じ込み。

そのまま、頭から海に突っ込み意識を失った。

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