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最強の能力

作者: 年収5万

 ある少年が最強のヒーローに憧れて、能力者に弟子入りしようと思い立った。

そして、どうせなら、最強の能力者に師事したい。そう思い、炎を操る能力者の元を訪ねたが、こう言われた。

「俺なんかとても最強とは言えねえ。まだまだ上には上がいやがる」

それは誰かと訊くと、

「それは時間を操る奴だ。」


 少年は、時間を操る能力者の元を訪ねた。

「私も、とても最強だなんて言えません。世の中にはさらに強者がいます」

それは誰かと訊くと、

「それは、全ての女性。私たち男なんて、どう足掻こうが女性にはとうていかなわないのですよ。なんせ女性は新しい生命を産み出してしまうのですから」


 少年は、途方に暮れて歩いてると、一人の少女とぶつかった。

その少女を見た瞬間、すっかり見とれてしまい、運命すら感じてしまって、もうその子の事以外は考えられないようになった。

鼓動が早まり、全身にパワーがみなぎり、世界の全てが輝き、どんな事でも可能なように思え、この子を守るためならどんな困難さえ乗り越えられそうだった。

 そして少年は思った。「最強の能力は、人を愛する力だ。」

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― 新着の感想 ―
[一言] タイトルで、この大風呂敷をどうしまいこむんだろう、と気になってお邪魔しました。 オチに予想外感は薄かったですが、なるほどそれなら、タイトルの付け方に納得がいく、とかなり綺麗な終わり方でした。…
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