転生し、物語が始まる
この本編を書いて投稿に至るまでに何度この話が消えて書き直しになったことか……。
そんなことより、ぜひこの物語を楽しんで行って下さい。
目が覚めるとそこには見知らぬ天井があった。
うん、なんかテンプレ展開が始まってるな…しかもなんか貴族の部屋感あるし。
とりあえず周りを見ようかな………あれ?うまく体が動かせない。てか、寝そべってる状態から起き上がれない。
なんとか首を横に向けることができたぞ。今度こそ周りを見渡す。
すると、目の前には白髪の赤ん坊がいて、しかも可愛すぎて、「天使!?」と叫びかけたが、どうにか飲み込む。
目の前の赤ん坊はスヤスヤと気持ちよさそうに眠っているのだ。ここで大声を出したら起こしてしまう。危ない危ない。
にしてもなんて、可愛さなんだ!やばい頭の中で可愛いがゲシュタルト崩壊し始めるくらい可愛いが出まくる。
数分後、落ち着きを取り戻したので、再度目につくモノを確認して、この部屋が確実に貴族レベルの金持ちの部屋だと把握する。
そして、赤ん坊みたいな手が自分から伸びているのに気づく。
それで確信する。自分転生に成功した?したってことでいいよね?
よしっ!とうまく動かせない手でガッツポーズを決める自分。
まずは前世の記憶に欠如とかないかを確認しとくか。
前世の名前は中崎 ミカ この名前で男だ。
普通の高校生活を送っていたらクラスごと異世界転移させられて、勇者をやらされることになる。それで、どうにか勇者の役目を終えて、転移した世界で人生を終えることにしたんだよね。
で、寿命が近づく中自分は、今持ってる力を失って新たに生きるより、引き継いで生きる方が、自分の為になるんじゃね。
ってことを考えて、引き継ぎ転生をすることにして、死ぬ時にそれを発動させた。
そういう理由で、今の自分がいる。
けどまてよ?自分記憶までは引き継ぐつもりは無かったのだが?だって前世の記憶なんてあったら新しい家族に甘え辛くなるじゃないか。それにこの子としての人生奪った感あるから、こんなこと起こらないように徹底したんだけどな。
それに、自分は演技だけは点で駄目なんだ。はぁ、それでもやるしかないのか。
ひとまずは、この家のこととか世界のこととか調べないとね。あの魔法は転生先までは指定してなかったから別の異世界だったりするかもだし。
後は、目の前の天使を可愛がって、愛でて、甘やかして、ナデナデして、ホッペプニプニしたり、………………イチャつける生活を目指すことにしようか。
さて、新しい人生を楽しむぞ!
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