誕生日 いざ鑑定へ
さて、この話でいい所で区切れましたし、次の投稿は9月からですので気長に待って頂けると幸いです。
それと前の話の誤字報告ありがとうございます!
誤字件数が前の話より増えている事に気づいて、この話は誤字が無いよう見直しに努めた……はずです。
感想やもっとこうしたら良いなどのご指摘も良ければ書いていただくとモチベーションになります。
それでは9月にまたお会いしましょう。
ソフィーが水晶の前に立つ。
すると水晶から光が出てソフィーの額を照らすと、ピッ という音がしたとほぼ同時に水晶からステータス画面らしきモノが浮かび上がってきた。
いやいや、バーコードの読み取りのあれじゃん!
何やってんの同郷者さん。確かにこの世界にそんなもの無いと思うからいいけどさ!
いや、そんな事は今は関係ないか。
気を取り直してソフィアナちゃんのステータスを見ましょうか。
名前 ソフィアナ・クロリダル・ナクテルス
年齢 4
種族 人間
スキルS 《創造魔法》 《槍術》
スキルA 《魔力操作》
スキルB 《並列思考》
スキルC 非表示
ん〜と、なんか私の想像してるステータス画面と圧倒的に違う件について。多分お父様達から何かしらの説明があるとは思うけど。
「ほぉ! Sクラスのスキルが2つもあるとは! 1つの槍術は分かるが創造魔法は未確認スキルだな。多分ソフィアナが初のスキル所有者だから、その魔法についての研究もしなくてはな。後は、魔力操作と鑑定がAクラスなのもいいな。魔力操作は魔法の威力向上に消費量削減にもなる。鑑定も相手の情報を見えるのは大事だからな。将来は安泰だ」
ほうほう、聞く限りSクラスは才能の塊と見ていいだろう。Aクラスも多分同様だな。この2クラスが才能アリの基準なんだろう。
てか、創造魔法って思いっきりチートスキル代表みたいなやつじゃん。まぁそれはそれでソフィーに魔法の教え甲斐はあるしいいか。
「それに、並列思考があるから魔法を複数放つ事もできるし魔術専門の身としては羨ましいわ」
「えぇ〜と、その…ありがとうございます。これからレベル上げ頑張ります」
そしてソフィーは元いた席に座る。そういやCクラスは非表示だったな。
「お父様。何故Cクラスは非表示なのですか?」
「あぁ、それはそこに表示されるのはSからBまでに出てこなかったスキルレベルがあるもの全般が出るからだよ。流石にそんな物見る価値も無いからな。量も多いから表示する時に魔道具に負担がかかるのも理由だがな」
「なる程。ありがとうございますお父様」
「ふむ。では、次はフローラ達だが先にどちらがいく?」
「はぁーい! わたし、わたしがやる!」
ピョンピョンと手を上げながら飛ぶメリー。きっと待ちきれなくての行動なんだろうな。
ひとまずこれで私が最後になったのでそこは安心できる。てか、そこしか安心できない。
「私は最後でいいわよ。メリーって待つの苦手だしね」
「そうか、普通は姉のフローラからだがそう言うならメリーからいこうか」
「やった!」
メリーは嬉しそうに小走りで水晶の前へと向かって行く。
そしてソフィーと同様、メリーのステータスが浮かび上がって来る。
名前 メアリロール・アビルノ・シューゲイト
年齢 4
種族 人間
スキルS 《神聖魔法》 《姉特効》
スキルA 《風魔法》 《水魔法》 《弓術》 《並列思考》
スキルB 《魔力操作》
スキルC 非表示
おー、なんか私の知らないスキルが2つともSクラスにある。てか、なんでお父様達はなんか暗い顔してるの? メリーのステータスそんなに問題ある?
「確か、神聖魔法は光魔法と回復魔法の複合上位魔法だ。上位系のスキルは通常のスキルとレベルが同じであってもその差は大きい程だ」
「不味いわね。この魔法の事を知られたら教会が黙ってはいないわよ」
「えぇ。私の娘を教会の犬にされかねないわ。デビュタントでは鑑定持ちが全員のスキルを見るから隠し通す事は無理だけど、そこまでこの国の教会の力って強く無いし、注意するべきは神教王国の方よね。最悪メリーの為だけに戦争を持ちかけて来るでしょし」
「2人共、今はそれぐらいにしとけ。そこは大人の仕事だ。この子達に不安になる話は程々にしとけ」
「ご、ごめんなさいアナタ。メリーもそう不安がらなくていいわよ。なんてったってアナタ達のお父様は魔王を倒した英雄なんですから」
「うん! わかった!」
メリーは笑顔でそう答えたが、両親の会話中は今にも泣き出しそうな顔をしてた。
私も元勇者の名にかけてメリーを守り通して見せよう。といってもスキル的に暗殺メインだから陰ながらになるけどな。
イヤ、そこも確かに重要だけど、重要だけどもう一つのSクラススキル忘れてない?
「お父様、メリーの姉特効ってなんですか? もしかして私も同じ様なのがあるのでしょうか?」
「おっ、そういやそのことを忘れていたな。これは双子や兄弟姉妹の間に極稀に出るスキルだな。効果は人それぞれだから鑑定しないと分からない。クラリナよ、鑑定スキルで今のスキルを見てはくれないか?」
「分かったわ。えーと、フローラに対しての攻撃と魔法の効果が絶対に効くという効果ね。レベルが上がる度に追加効果が入るわ。今の追加効果は、居場所の方向が分かる。その時の感情が分かる。って出たわね。しかもレベル4ですって。この魔道具だとレベルは見えないからこのレベルでもおかしくはないけど年齢的に見ると高いわね」
「にしても、レベル4とはな。質問だが2人共ケンカとかしてたのか? 普通に考えてメリーがフローラに対して攻撃か魔法を使わないとこのスキルのレベルは上がらないはずだからな」
「ん〜、あっ!おねーさまをおこすときに、いつもたっくさんこうげきする〜!」
「私もメリーとケンカした覚えがな……メリー。アナタにとって私はサンドバッグか何かなの?」
「さん……ど…?」
「あ、それは忘れて。確かに私がメリーに起こされる時、日に日に痛みが増えてたけどそのスキルのせいなら納得よ」
「ふむ、そうか。後はAクラスのスキルだが弓術と風魔法の相性はとても良い。水魔法も神聖魔法の補助にもなる。メリーも将来は安泰だな」
フムフム。弓術なら私も持ってるし教えてあげられそうだな。にしても姉特効が原因か。まだレベル4だから今後も私に対しての威力が上がるのか。これからメリーより早く起きる事を心がけよう。今であの威力ってレベル8辺りになったら毎朝大怪我する未来しか見えないし。
「さて、最後にフローラだな。別にメリーみたいなスキルが無くたって私達は2人を平等に愛するからな。そう、不安がらなくてもいい」
いえ、お父様。そのメリー以上にヤバイ結果が出ると思うので不安なんですよ……。
そう思いながら私は魔道具の前に立つ。そして商品のように鑑定されてステータスが表示される。
私は覚悟を決めてそれを見る。
「なっ……」
そんな言葉が私から出た。そして周りも唖然として口を開いて驚いている。
それはそうだろうなんてたって…
名前 フランロール・アビルノ・シューゲイト
年齢 4
種族 人間
スキルS なし
スキルA なし
スキルB なし
スキルC 非表示
そこには私が無能であると宣告されてるのと同義な結果が映し出されていたのだから。




