第七話;にちようび!
みなさま、おはようございます。西尾みいなです。
昨日の土曜日には散々な目にあいました。
朝7時に起きて電車で街に行こうとしたところ、お姉ちゃんに呼び止められ、
「暑苦しい!」と言い、服装や髪型をチェックされおねえちゃんの言われるがままにされました。
そして僕は街に行くことになりました。
僕は思い切り女性顔で普通に歩いていても声をかけられます。
そうです「ナンパ」と言うものに高確率で普段でも来ます。
しかし昨日は普段とは違っておりました。
駅で電車を待っていると普段は男性のみの視線だったものが、
男女問わずに僕に視線を浴びせられていたのでした。
それも本当にとっても怖いという感じしかありませんでした。
終点の駅に着くと僕は逃げる様に電車を降りて、百貨店にいきました。
そこでも僕は凄い注目の的。
今日の雰囲気がおかしいと悟り、本屋に行き本を購入、
その本屋でクラスメートの女子、西川と溝口に逢い一緒に店内を歩いていました。
そして喫茶店に入りクラスメート達と話をしていました。そして西川と溝口と別れました。
僕はその時にブラックコーヒーを注文し飲んでいたらおなかが痛くなりトイレに駆け込んだ。
そしておなかの調子がよくなってトイレから出ると凄い顔で僕を見ている三人の男達。
小をしながら固まっている男達がそこにいました。
僕は手を洗いその時鏡に映った僕が眼にしたものは!
超絶可愛くて超美少女の女の子でした。
急いで帰る途中。
帰りには駅まで行くまでにナンパ12件、酔っ払いにからまれ男性に助けられる5件、
駅に着いたら「すっげー可愛い!」と言われ続けて、ここでもナンパ8件・・・。
電車の中でも両側に高校生の男の子に座られしつこくナンパされ続け。
やっと家に帰れば、
真衣に抱きつかれマジのキスをされ続けてしまいました。
今日は日曜日です。
僕の安息の日はあるのでしょうか・・・。
絶対に無いとおまえらは思っただろ!
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今日は日曜日です。今日も学校はお休みです。
昨日はあれからどうなったって?
もう、語る気もないくらいのひどい時間だったのです。
あれから真衣をおとなしくさせたところまでは良かったのですが、真衣が怒り出して大泣きしました。
「朝起きたら、みいなちゃんが居なくて凄くつらかった。」といって泣き出しました。
「そんなところで泣かんと、こっちに来なさい。」と母に言われ真衣は居間に連れて行かれました。
僕は(やれやれ・・・。)と思っていると、「みいなちゃんもこっちに早く来なさい!」と母の声。
僕が居間に行くと家族会議が始まりました。
「みいなちゃんはなんで真衣ちゃんも連れて行ってあげなかったの!」と母。
「みいなちゃん、真衣ちゃんは起きてからずっと泣いていたんだぞ。」と父。
「だってさ。真衣っていつも朝が起きれないじゃん!」と僕。
「真衣ちゃんも起こして連れて行けばよかったのに。」と姉。
「そうだよ、あんな可愛いみいなちゃんと一緒に街に行きたかったよ。」と真衣。
「みいなちゃん!言い訳はしちゃ駄目!
これから真衣ちゃんは一緒にこの家に住むんだからずっと一緒にいること!わかった!」と母。
「ちょっと待ってって。ずっと僕は真衣と行動しろってこと?」
「まぁ、良いんじゃないん?みいなちゃんと真衣ちゃんってお似合いだしさ。」と姉。
この姉の一言が決定打となり、僕は『真衣と常に一緒にいること。』が家族決定されました。
そこで迎えた日曜日。
僕は今日は寝ていることにしました。
ゆっくりと寝ていると言うものは本当に気持ちのいいものです。
その僕の天国のような最高のひと時をつぶしたのは、そう!言うまでもなく真衣でした。
僕はもう熟睡状態で気持ちよく寝ておりました。
横でごそごそなにかしてるなという感覚はありましたが、ほうっておきました。
そのうち僕の上に何かが乗ってきた感覚があったのですが柔らかくて気持ちがいいので寝ていました。
そして僕にキスをして、真衣に起こされました。
「起きた。おはよう、みいなちゃん。」
ものすごく顔が近く僕の上に乗っていて、見たらブラはつけていないと言う状態。
「真衣!いい加減にしろ!」というものの上に乗られて身動きが取れない状況。
僕は163センチの細身、真衣は165センチとほぼ同じくらいの背なのですが、
真衣はスポーツが得意で、中学でテニスの県大会出場経験がある。
ラケットを振るには遠心力で振るらしいのですが、それでも僕より筋肉があるのです。
押さえ付けられたら、もう僕は真衣には勝てません。
その真衣に腰の上に乗られて、両腕をしっかりと真衣のひざで固定されて、
僕はもう、なすすべも無い状況で前かがみになってキスをされるのでした。
しかも真衣のほうは自由に使える両腕があるのですからもう完全に終わりです。
(あ!さようなら。ぼくの貞操・・・。)
「てか、本当にマジでやめろ。真衣!」
「みいなちゃん、じゃあさ。これってなに?」
真衣は腰を動かして言う。
「うごかすな!真衣。」
「みいなちゃんってさ。本当に素直じゃないんだね。」
「ねえ、みいなちゃん。」
「なんでしょう。真衣ちゃん。」
「私の言うこと聞いてくれる?」
「僕に出来ることであればですが、聞きましょう。」
もう僕は本当に観念していた。
「あんな、実はスマホ欲しいからショップに付き合って。」
「は?スマホ?」
この状況下で、そういうお願いが来ると思ってなかったのであっけにとられてしまった。
「そおだよ、スマホだよ。ス・マ・ホ。」
「だからそれがなに?」
「私がスマホ持ってないから一緒に買いに行こうって話だよ。」
「あの、この状況は一体何?」
「みいなちゃんが起きないから。」
「真衣ちゃん、もっとまともな起こし方してくれませんか?」
「みいなちゃんがちゃんと起きれる様に、私なりに考えたんだけど?」
「起きたわ!ちゃんと起きました!」
真衣がやったぁ!と喜んで僕の上からどいてくれた。
僕は(これからは絶対に真衣より先に起きる!)と心に決めた。
僕はさっさと一階に降りて顔を洗いに行った。
そしてまたいつものようにブラシで髪をとかし寝癖をなおした。
歯を磨いて顔を洗って、またいつものように自分の顔を見た。
姉が一階から降りてきた。
「今日はなんか凄く騒がしかったけど何があったの?」
「真衣に起こされた。」
「へぇ、みいなちゃんが真衣ちゃんに起こされるねぇ、それで何があったの?」
「裸で僕の上に乗られてキスで起こされた。」
「キスで目覚めるのはお姫様のほうだからいいんじゃないの。」
「誰がお姫様じゃ!」
「みいなちゃん、昨日に散々自覚したんじゃないの?」
「昨日・・・。」
(思い出したくないものを思い出してしまった・・・。)
「とっても可愛いみいなちゃんに、王子様に代わって真衣ちゃんが起こしたと思えばいいじゃん。」
「これがそういう童話だったら、可愛そうなお姫様にマジで同情したるわ。」
「ほんとうにみいなちゃんは素直じゃないんだなぁ。おっとみいな、洗顔もらうよ。」
「お姉ちゃんさ、話変わるけどさ。今日、起きるの遅いじゃん。どったん?」
「今日は日曜日だし、ゆっくりと寝ようっておもっただけだよ。」
「ゆっくりと寝れてお姉ちゃんは本当によかったね。」
「みいなちゃんも今日はゆっくりでしょ?しかも王子様のキスで目覚めるって良い事じゃん。」
「全然、よか無かったわ!」
朝ごはんを食べている時に真衣が着替えて降りてきた。
そして洗顔と歯磨きをして、ご飯を食べにきた。
「真衣ちゃん、みいなちゃんにキスで起こしたんだって?」
「うん、みいなちゃんってすっごい可愛い寝顔なんだよ。襲いたくなるくらいすっごいの。」
「実際に僕は襲われたけどな。」
「みいなちゃん、襲われるってすっごい女の子にとって怖いんだよ。」
「僕はマジに怖かったわ!」
「真衣ちゃん、きぃつけんとそのうちに本当にみいなちゃんに襲われちゃうよ?」
真衣はちょっと考えた。
「みいなちゃんに襲われるって、私にとっては逆に嬉しいことだと思うんよ。本気で好きだし。」
「みいなちゃん。今度、真衣ちゃんを思いっきり襲ってやりな。」
「何でだよ!」
「みいなちゃん、考えてみ。真衣ちゃんはみいなちゃんのことが好き。もう判ってるよね。」
「十分すぎるほど体験してます。」
「みいなちゃんに襲われるっていうことを真衣ちゃんは本気で想ってない。」
「それだから襲えと?」
「だからさ、みいなちゃんは本当に男だ。ということを真衣ちゃんに教えてあげちゃえば?」
「それで真衣の気が変わると?」
「変わるかもしれんし、変わらんかもしれん。
でもいつまででもこの状態ってわけにもいかんっしょ?」
「このままの状態が続いたら、めちゃきつい・・・。」
「でしょ?どっかで歯止めかけとかんといけんとおもうんよ。お姉さんとしては。」
「でもさ、逆効果にならん?」
「そのときはその時、だからその時のための保険はちゃんとかけときなよ。」
「保険?」
「ちゃんと買っておけ。ってこと。」
僕は着替えるために自分の部屋に行った。
そして着替えて一階に下りた。
「あれ?真衣ちゃんとみいなちゃんお出かけ?」
「真衣がスマホが欲しいんやと。」
「みいなちゃんもスマホ買ってこれば?」
「僕が?電話使わんもん。こっちの都合も関係無しにいきなりかかってくるし。」
「メールとか、SNSとかやらんの?」
「僕がいろんな人にメール教えたら大変なことになりそうだから誰にも教えてない。」
「ネットもやらんかったっけ?」
「お姉ちゃんさ、僕の部屋にパソコンあったとおもう?」
「ネットくらい使えんと世の中に遅れるよ。スマホ一緒に買ってきな。」
「みいなちゃんも一緒にスマホ買うの?一緒の買おうよ!」
「まぁ、そういうんなら買ってこようかな。」
「みいな ちょいまち!」
「なんなん?、もう行くんやけど。」
「その格好で行くん?」
「また昨日の再現させる気か?」
「髪型だけでも変えていこう。お姉さんとして今の髪型は本気で許せんわ。」
昨日のように服は変えないのであればいいと思い、
お姉さんに髪型をいじってもらった。
「真衣ちゃんもこっち来て!」
真衣の髪型もお姉さんが可愛らしくセットした。
「おねえちゃんさ。こういう職業に就いたらいいんとちゃうの?」
僕は真衣の姿に驚いた、本当に凄く可愛くなっていたのである。
「人の髪をいじるには理容学校か美容学校の免許が必要になるの。行く気無い。」
「でもさ、昨日、クラスメートに逢った時、ゆうとったよ。お姉さんそういうご職業の人か?って」
「私は小さい時からみいなちゃん専属スタイリストでいたいからそう言うのはやらん。」
そういえば僕はお姉ちゃんが全部やってくれていた。
髪もお姉ちゃんが切ってくれていたのだった。
「はい!みいなちゃんも真衣ちゃんも出来上がり。きぃつけて行っといで。楽しんで来るんだよ。」
「ほれじゃ、お姉ちゃん行ってきます。」
「お姉さん、ありがとう。行ってきます。」
「ほーい。頑張ってきやよ。」
僕と真衣は並んで歩いていると近所のおばちゃんがいた。
「あれま、みいなちゃん おはよう。」
「おはよう おばちゃん。」
「隣にいるのはお友達?最近良く見かけるけど。」
「従妹だよ。西尾真衣。」
「西尾真衣といいます。こんにちは。」
「こんにちは。真衣ちゃん。真衣ちゃんってよく小さい時に来てた真衣ちゃん?」
「そだよ。おばちゃん。」
「あらま。こんなに可愛くて大きくなって。びっくりしちゃった。」
「同じ高校で転校してきたからこれからもよろしくしてな。」
真衣はおばちゃんにお辞儀をした。
僕と真衣はまず駅に向かった。
「スマホってどこで売ってたっけ?」
「ショップにいくしかないんじゃない?」
「真衣、スマホショップどこにあるか知らん?」
「この町のこと私が知ってるとおもう?」
「そやね・・・。とりあえず街に行くか。それともプレハかサンスト行くか・・・。」
僕は昨日の事もあって街に行くことはお断りしたかった。
「プレハ行こう。あそこならみっかるでしょう。決まり。」
駅について真衣は切符を買うことにした。
「プレハって何処に下りるん?」
「区役所のとこからバスに乗るから松北駅だな。」
「あ!区役所も行きたい。」
「何しに行くん?」
「住民登録まだしてんの。だから住民登録せんといかんのよ。」
「真衣、おまえすごいな。住民登録せんで学校に転校してきたのか・・・。」
「住民票あとでいいよって言ってたんよ。」
「でも今日は無理だぞ。日曜日で役所はお休みだ。」
「みいなちゃんは切符は?」
「僕はこれあるもん。」
といってICカードを見せた。
「何処で手に入る?これ。」
「終点の松浜駅で紙書いてつくってもらうけど今度でよくね?」
そして駅のホームに行ってベンチに座った。
今日も昨日とおなじように僕と真衣をみて通り過ぎていく。
「なんか注目されてん?」
「いつものことだからほうっておこう。」
「いつもこう?」
「今日は昨日より一段とすごいけどね・・・。」
「マジすげえ。」「あの子達みて。可愛い。」
今日も男性だけでなく女性も僕達を見ていく。
電車が来て僕は真衣と一緒に座った。
「どれくらいかかるの?」
「5分ってとこかな。」
「5分?めちゃ近いやん!」
電車が動き出しすぐにブレーキがかかり次の駅に着いた。
「なにこの電車。」
「歩こうと思えば次の駅まで歩けるから。」
5分くらい経って降りる駅に着いた。
「真衣、降りるぞ。」
「めちゃ早いやん!」
「だから5分で着くって言ったろ!」
駅を降りてすぐのところに区役所が見えるそしてその下には図書館と書かれている建物を見せた。
「あれが区役所。図書館は二階。」
「あそこにモックスバーガーあるやん。」
「まず時刻表見んとかんからちょっとまっとって。」
僕はバスの時刻表を見た。
真衣も見に来た。
「一時間に一本しか出てんじゃん!」
「今日は日曜日だぞ。土日のとこみてみ、2時間に1本だぞ。」
「あと一時間くらいあるな。」
「真衣、図書館で時間をつぶすか。」
「図書館かい。」
「ここの図書館ならネットも出来るし映画DVDもみれるぞ?」
「みいなちゃん、私、モックスバーガー行きたい。」
「はいはい、モックスバーガーね。」
僕たちはモックスバーガーに入った。
「みいなちゃん、注文は同じ?」
「しらん、初めて入った。」
真衣が注文をして僕も注文をした。
物が来るまで椅子に座っていた。
「真衣、もう気が付いてると思うが、ここに来るバスは二時間に一本だ。」
「だね?」
「ってことはここの松北駅行きのバスも・・・」
「二時間に一本?」
「正解!」
「そのプレハっていうとこに二時間いろって事?」
「だからそういってるだろ。」
「帰りの予定は?」
「今、10時半、バス乗って11時過ぎのバス乗ってプレハに12時ころ着く。
一番早いバスで2時過ぎに出てここに3時頃着ってとこじゃね?」
「お昼にプレハ着くならプレハでお昼食べたい。」
「それならフードコートで食べるか。それで真衣、スマホの契約ってどれくらいかかる?」
「ショップによりだからしらん。」
「それなら2時過ぎんの通り越したら、次は4時過ぎのバスに決定だな。」
「まじで?乗り越したら4時間プレハ決定?」
「だって帰りのバス無いもん。しょうがないじゃん?」
「ぜったいにありえんわ。この町。」
バスの時間になり僕と真衣はバスに乗った。
「真衣はこの整理券取れよ。僕はこれで終わり。」
ICカードをカードリーダーに近づけてピッとやった。
「やっぱそれ私も欲しいわ・・・。」
バスに乗って後ろの席に座った。
バスがプレハに近くなってきて真衣を見ると何かきょろきょろしだした。
「真衣。何やってるの?」
「降りますボタンが見つからん。」
僕は前の座席の後ろに指をやった。椅子の裏にボタンがあった。
「普通さ、バスの壁にとかバス内のポールとかに付いてん?」
「このバスは全部座席の裏。立っている人は天井見てみ。」
バスの天井にボタンがあった。
「あそこに届かない人は?」
「ポールが椅子の横から出ててそこにボタンがある。」
「こっちはむちゃ低すぎるわ。子供用?」
「しらん。」
僕はプレハに着いて帰りのバスの時間を確認した。
「二時間に一本確定っと。」
ちょうどお昼頃だけどフードコートは人でいっぱいだった。
「先にショップいこうか?」
僕たちはショップに行った。
ここはもう真衣にお任せした。同じものを2つ色も赤にされていた。
家族割とかデータなんとかとかもう全然わからんかった。
無事に契約が終わって使える状態にしてもらいメールアドレスも全部やってもらった。
ショップから出て真衣が言った。
「みいなちゃんの番号教えてや。」っていってスマホを差し出してきた。
「どうやるのか知らん・・・。」
「もう!」といって僕のスマホをとって僕にスマホを渡してきた。
「このボタンを押してっていったら押してな。」
僕はその通りにやった。
そして僕のスマホにも真衣の番号やメルアドを入れた。
「私の一番最初の人がみいなちゃんだ!嬉しいよぉ!」といってきた。
なんか真衣が凄く可愛くみえた。
それでフードコートで食事をした。
ぬいぐるみが売られているところで僕は足を止めた。
「ちょっとまっとって。」といって真衣を待たせた。
「ほれ。プレゼント。スマホのお礼。」
「まじで?みいなちゃんマジでくれるん?」
なんか凄く真衣が可愛く見えて僕はきゅんってなっていた。
「ねえ、みいなちゃん。」
「なに?真衣どったの?」
「お姉さんの今日の言ってたこと。」
「あぁ。あれがどったの?」
横を見たら真衣が立ち止まっていた。
「どうしたの?真衣。」
「ここ、薬局だよね。ちゃんと買っておいたほうがいいと思わん?」
「真衣。マジで言ってる?」
「みいなちゃんが着替えに二階に行ってる時にね。お姉さんが言ったの。
こういうことは絶対にしっかりすることだよって。本当に好きなら覚悟をちゃんとしておけって。」
「僕さ、真衣のこと大好きだよ。でもさ、僕が従妹としてみちゃうんだよ。
凄く可愛くてとても大切な従妹だって。だから出来ない。ごめん。」
「でも私はみいなちゃんのこと本気で好きだよ。だから私が買ってくる。覚悟決めてるって言う証拠に。」
真衣が薬局の中に入って行った。そして紙袋に入った四角い箱を持ってきた。
「真衣・・・。でも本当にごめん。もう帰りのバスが来るから帰ろう。」
僕と真衣はバスに乗った。何も話さなかった。
電車に乗っても話をしなかった。
周りがなにか話してて視線も感じるけど、それより真衣の気持ちが僕には複雑だった。
(真衣は本気で覚悟を決めてる。そんなに僕のことが好きで、でも僕は・・・。)
家に着いて真衣を扉を開け真衣を先に家に入れた。
「ただいま!」
「ういっす!みいなちゃんに真衣ちゃんお帰り。」お姉ちゃんが出迎えてくれた。
真衣は「ただいま」といって二階に行った。
「みいなちゃん、真衣ちゃんはどうしたの?」と姉さんが聞いた。
僕は今日の出来事を話した。
「真衣ちゃん、そこまで覚悟を決めてたか・・・。」
「どうしたらいいん?お姉ちゃん。」
「前にも言ったよね。みいなちゃん。真衣ちゃんは本気でみいなちゃんのことが好き、
それをしっかりと受け止めてやらんといけないよって。」
「でもさ。」
「でもってちゃうわ!」
お姉ちゃんがいきなり怒り怒鳴って言った。
「私はみいなちゃんにしっかりと自分の覚悟を見せた真衣ちゃんは本当にえらいと思うわ!
みいなちゃん、あんたはどう思ってるの!
あそこまで女の子が覚悟決めて、あんたに見せた。みいなちゃんはどうするの!
ちゃんとそう言うとこは自分で決めや!」
お姉ちゃんは居間に行った。
「僕は真衣のことは好きだ。凄くかわいくて本当に好きだ。でも僕と真衣は・・・。」
従妹と言うことに僕は強い呪縛のようなものを感じてしまった。
もし従妹じゃなかったら、どうだった?
僕は本気で考えた。苦しかった。本当に僕は苦しかった。