踊り子と月明かり
葵枝燕です。
この作品は、蠍座の黒猫様主催[詩のサークル]の第二回参加作品です。掲示テーマは、音楽もしくは曲。難しそうだったけれど、やってみようと思い参加しました。
使用曲等々については、後書きにて。
それではどうぞ、ご覧ください。
踊り子は踊る
白い人工の月明かり
冷え切った舞台の上で
優雅に 儚く
悲哀を抱えたように
踊り子は踊る
静かに水を湛える湖面のような舞台に
冴えた月光が落ちる
まるで誰かを呼ぶように
まるで孤独に身を沈めるように
踊り子は踊る
静寂の支配する舞台の上
どこか無情な白い灯
祈るように目を閉じ
求めるように手を伸ばす
踊り子は踊る
冷たい光に照らされて
白く凍る舞台の上
暗く悲しい音色の中に
かすかな希望を見つけるように
踊り子は踊る
たったひとりの孤独な舞台
人工の月が照らしている
悲哀に満ちた音の中
僅かな望みを見せるように
踊り子は ただ踊る
読んでいただきありがとうございました。
今回の掲示テーマに合わせて使用した曲は、ヨハン・フィリップ・クリーガー作曲「メヌエット」です。以前も別作品に使った曲ですが、あらためて聞いてみて、やっぱりこの曲好きだなって思っています。三分ちょいぐらいの短い曲ですし、決して明るくはありませんけど。
久しぶりに弾いてみようかな……なんて、弾かない確率の方が高い発言ですね。
読んでいただいた方、そしてこの企画に誘ってくださった蠍座の黒猫様に、最大級のお礼を。ありがとうございました!!