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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

寒い日の手を

作者: いかろす

寒い寒い、冬の日だ


こんな日は、厚着に包まれていたい


あらら、どうやら手袋を忘れたようだ


こんな日を手袋無し、辛いばかりで仕方がない


見渡す景色、道行く人たち


そして閃く私の頭


そうだ、手を繋げばいいじゃない


あそこの男の子と女の子も、そこの女の子と男の子も、手を繋いでぬくぬくを共有してる


私もああして、あったまろう


あれれ、私にはお相手の男の子が居ないらしい


なんと悲しいと思われるだろうか


ご安心あれ、私の手はもう予約済み


遅れてきた可愛らしいあの娘が予約済み


手を取り合えば、あったかぬくぬく


今日は、私のさみしい唇も彼女にあっためてもらおうか


<おわり>


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