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200字小説

より高く【200字】

作者: コスミ

競技場。

走り高跳びの選手が、喝采の中心で拳を突き上げた。


『出たー出ました! 世界新! 2メートル50センチのバーを、見事にクリアしました!

いやー素晴らしい跳躍でした!』


『これはすごい。本当にすごい』


『では世紀の跳躍を、もう一度、スローでご覧いただきましょう』


『……うん、踏み切りも完璧ですね』


『このフォームと高さ! 美しいですねー』


『いやー、本当に高いですね。そんなに地球が嫌いか? ってぐらい跳びますよね』

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白くないけど面白い。妙な作品だ。
2013/03/25 23:10 退会済み
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