第3話 再転生
翌日も俺はダンジョンに向かった。昨日のゴブリンで調子に乗っていたのだ。ゴブリンより強いウルフ系の魔物が出るダンジョンへと向かったのだ。そしてそこでウルフリーダーと10匹程のハイウルフの群れにであった。その前にハイウルフと5匹程のウルフの群れを難なく倒していたため、完全に油断していた。そして死んだ。ハイウルフを5匹程倒した所で首に噛みつかれてしまったのだ。鋭利な牙が皮膚を容易く突き破りその下の筋肉をも破壊した。どうにか噛み付いたハイウルフを引き剥がしたが、既に深く首を抉られてしまっていた。どうにか2匹のハイウルフを倒した所で出血により立っていられなくなり、その後はハイウルフとウルフリーダーに食い殺された。幸いだったのは意識がほとんど残って居なかった事だろう。
そして今2度目の転生を迎えている。
『まさかこんなに早く戻ってくるなんてね。あんまりにも可哀想だからもう1回だけチャンスをあげるよ。今度は赤子からスタートして気力を操作する練習でもしてみたらいいんじゃない?』
「それ
ではそうさせて貰います。流石にもうあんなのはウンザリですから。」
『そうだね、その方がいいと思うよ。じゃあ転生させるね。と言っても同じ世界には転生させられないから別の世界になるけど。』
「えッ待っ『じゃあ行ってらっしゃい』てください!」
そうして2度目の転生が始まった。