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告白、そして
実体験を元にした小説です。
思春期あたりの学生に共感してほしい1作です。
ーーーーーありがとう。
ーーーでも、ごめんね。
ーーー君とは友達でいたい。
断られたか。
なに、分かっていたことだ。
ただ淡い期待に身を任せた賭けに
失敗しただけさ。
付き合いだしたらデートして、
日を経るごとにで距離が近まって、
いつしか結婚してーーーーー、
なんてこと考えて…いた。
嘘は言わない。
そんな無形な妄想を広げていたことは
無駄な事ではない。
口数が少ない性分なのだが、
多くを語っている自分に気づくと同時に、動揺していたことに気づく。
胸の奥の熱が下がる感覚だ。
これまでの半生、感じ得たことのない
感覚だった。
共感していただければ、幸いです。
失敗してもいいんです。
マイナスな事以上に、広い人生視野を持てば、
プラスな事の方が圧倒的に多いんですから。