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25話 山田一尉は怒っていた。 麒麟 麗子 四

 本当はさっきの24話の前書きに入れようと思ったんだけど、先走って入れちゃったからこれに入れておく。

 

 近々、自分のブックマーク登録者にメールを送ろうと思っている。

 その内容に興味がる人は感想欄に空白で送れるなら空白でメールをくれるなら、そちらにもメールを送ります。興味があればどうぞ。


 毒気を抜かれたかのように教室内は静まり返っていた。

 なぜなら、先ほどの太陽のような優しいお兄さんのような笑顔が打って変って、真冬の富士山の凍えるような寒さを表現するような視線で私たちを見ていましたわ。

 皆さんも何でこんなに険(嫌われてる)にされているのか判っていないみたいですわ。勿論私も同様に。


 山田一尉は声に明るさが無く淡々としています。

「私はこの部屋の女性陣が嫌いです。」

 その言葉に声にならないざわめきがクラス内に広がります。何に対してこの方が敵意ある視線を彼ら(クラスメイト)に向けているのか私しにはわかりません。

「そんな不思議そうな顔をしないでくださいよ。胸に手を当てて考えてみれば解かりますよ。女性陣」

 表情は笑顔なのに瞳の奥は全く笑っていない笑顔で小首を傾げられました。

 見る人が見れば鼻血が出るのでしょうが、現在この部屋の女性陣は彼の人の殺気に当てられ口が開けず、男性人は要らぬ火の粉を被らない為に口を閉ざしています。

 同時に何処からとも無く銃声音が聞こえてき、それがドンドン近づいている現象に誰も何も思えないでいたりします。

 だって、目の前の山田一尉とっても怖いのですもの。

 ウチのSPも平然と胸を張っていますが足元がガクガク震えていますわ。正直この殺気に耐えられないこの方々(SPたち)を我が家のSPに雇い続けていいものか、考えてしまいますわね?

 と、ここで山田一尉の動きがありましたわ。

 唐突でしたわ。

「吉岡 静子さんいらっしゃいますよね? ・・・・・・・・居るなら返事を!」

 唐突にこのクラスの女子生徒で父に自衛官、母に専業主婦、弟の芳樹君が居て、ペットに柴犬の太郎という名の犬のを飼っている吉岡 静子さんの名前が呼ばれましたわ。

 ・・・・・えっ!? 何で私がこんな情報を知っているかって? それは勿論旧家の子女が入る高校のプロフィールは基本目を通しておくものですわ。虎門 龍様のもありましたが、父、当人コタツ、母以外の詳細な情報がなく、麒麟家の情報収集部隊にしてはお粗末ですね。位にしか思っていませんでした。ついでにいうと写真でのプロフィールで無く、絵でしたわ。

「・・・・・・・は、はい!」

 吉岡さんは突然呼ばれた事に戸惑いを隠せずに居ましたが、山田一尉が返事の無い吉岡さんに力強い口調で返事をなさいませ。と、言う様に声を上げられ驚き・・・・若干怯えながら返事をしました。

「貴方のお父上は私と同じ自衛官ですよね?」

「は、はい・・・・」

「少し前に戦争に派遣された事はご存知ですよね?」

 首を縦に振る静子さんを見て、笑顔で毒を吐かれました。

「貴方のお父上銃弾を3発身体に当たり、重傷で戦地から帰ってこれた理由をご存知ですか? ・・・・やはり知りませんか? 

 貴方のお父上は、とある少年により命を救われたのですよ」

「綾瀬 琴波さん」

 笑顔で冷たい声を響かせ次の人の名前を呼ばれます。

 次の人とは、先ほどの二の舞は嫌なのかすぐさま返事を返します。

「はっ、はい!」

「貴方のお兄様も、自衛官ですよね?」

「はい」

 先ほどから五月蝿すぎず、通る声で返事してますわね。怖いと思っていないのかしら。

「現在PTSDで入院中でしょうが、何故そうなったのか、ご存知ですか?」

「・・・・はい・・・・」

 先ほどと打って変って、小さくなる。

 部下を、その家族を思い優しく頷く山田一尉は、答える。

「敵に捕まり、捕虜のみに置かれ、それを助けたのは・・・・・」

 山田一尉は先ほどからギャーギャーと喧噪騒ぐ廊下のほうを見ながら微笑んでいらっしゃいます。

 でも、ここまで言われれば鈍い片でも解かるものです。

 これで解からないなら、恐らくその日とは・・・少し下品な言い方ですがあえて言わせて頂きますが【馬鹿】という人ではないでしょうか?

 そう、皆を見回して見て見ますと、まさか! まさかね? 見たいな表情がたくさん見て、んん!! ん? ! 居ましたわ、馬鹿が・・・・まさか・・・まさか許婚殿(嫌悪)が何だかわかっていないような表情で見ていますわ(唖然)。

 手で口を押さえて私はその馬鹿キンタを見てしまいました。


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