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15話 下  8  解決

ポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコ

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ポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコポンポコ


頭から離れない。「隣 ジャ〇プ」 幽霊ちゃん楽しいわ

 ・・・・・・・・・・・。


 俺はほんの数年前の思い出を思い出していた。

 そして、ふと気が着く。

 良く生きて居れたよ。ホントに、マジあの三ヶ月は地獄だった。

 親父が腹筋で銃弾を止めて、三日で戦線復帰した報告が全軍に渡ると異様に士気が上がり、俺がそれの子であることを知っているものや知ったものが期待した目を向けてくるのが恐ろしかった。

 無理無理、腹筋で止めるとか家の親父は俺でも化物ではないだろうか? と考えてしまう。そして、俺にそれの血が流れている事に、戦慄を覚える事があるとだけ行っておこう。

 しかし、会えて言おう。


 俺は普通の高校生だ! と。


「あのさ、コタツ」

 はっ! ああ、吃驚顔には出さないけどそうだこいつと喋ってたんだ。

「ん?」

 と返事はしておくか。

 つーか、コイツの顔なんか怯えてね? 色々なんか考えている顔してるような・・・。

「ちょっと、昔のことを思い出して・・・もしかして、僕を蹴ったのって君? それで居て、原因は僕だったりする?」

 おっ、珍しく理由が解かっている。何を考えてその結論に至ったかは・・・・・・・・ ! 

あっ、もしかして、こいつ中2の時のことを思い出したのか? つーかコイツの辛い記憶なんて友達と喧嘩したとか、攫われて、攫われた先のワンコ(雄)に尻(ズボン越し)で交尾された話くらいだからな。

・・・・まっ、ありえるとして中2の時と仮定して、俺の答える返答は、


「そうだね、それもある。その場合、俺がというより周りの男共がな、暗号でいうならSNKとなった為MDDって、言ってわかるか? 覚えているか?」


 昔・・・中2にであの件が会って少しして、俺はコイツに暗号を書いた表を作ってこいつにやったことがある。

 何でそんな事をしたのかと言われれば、一つは女共に当て付け、もう一つは俺の他の男子からの恨みが来ないための保身。補足で、男がそんな事言っていると言われたくない俺の可愛い男ご・こ・ろ!

と、まあ、忘れてるだろうなーと俺は、諦めつつキンタを見ておく。

 

 ・・・なんだろう。キンタの奴、色々葛藤しているみたいだ。

 女共は・・・、意味がわかんない事以外は何と無く理解したらしいがまだ、ギルティーは出来ないと思っているみたいだ。

 うん。良く訓練されているメス共だ。


 俺の肩を、トントンと叩いてくる奴が居た。

 雄一郎だ。

 雄一郎は「俺そろそろ、席に戻る。」俺の耳元にそれを言って、自分の席に歩き出して言った。

 彼の背中を見送ると同時に時間を見るとHR始まる4分前だった。



「あ、あのさー・・・怖くて聞きたくないんだけど、僕はコタツに何をしたんだ?」

 どうも、俺に怒気が無いから蹴られた理由を別のことと考えたみたいだな。

 良く訓練されてきているキンタだな。

「知りたいかい?」

 とりあえず笑っておくたぶん面白いものが見れるから、でもふざけた事言ったらそれはそれで殴ろう。と俺は心に決める。


 キンタは上ずった声で返事をする。

 緊張して呼吸を深くして心を落ち着けているみたいだ。よし、いい度胸だ。

「事の大元は昨日、」

 キンタは首を縦に振る。

「お前、インターネットの書き込みで自分キンタの事を書かず、俺のことを書いたよな?」

 若干俺の怒りがこの事以外で再燃する。

 だって、コイツの隣の女共俺にガン飛ばしてくるんだもの。

 首を先ほど同様に縦に振る。あの事だと思い当たる節がある。

「その後、お前、ゲーム内の自己紹介文で、【頑張れ】とか書いてあったけど、俺にリアルで連絡一本入れないで、ゲームをやり出したよな。この、連絡をしなかったというのが今回の蹴りの引き金だったとさ」

 

・・・・・・・・・! とキンタ君固まっていらっしゃる。で、彼の表情から原因を理解したようだ。

 それで居て、理由はしょぼすぎることに呆けやがったが、俺は俺の新隊員教育が終わってから口を酸っぱくしていってきたことがある。

 俺に対して何かし、関わる内容の時はホウレンソウを確りしろ。と、結果俺の物事の解決方法が簡単になるか雑になるかが決るのだ。雑ほど面倒に成るのが難点。

 今回は最近俺に関する不の問答無用に来る負債が貯まりイラついていたのが大。(女がらみで)

 で、引き金を引いたのが昨日だった。


 キンタは少し燻りを見せるが全部飲み込んでもう何も言わないつもりみたいだったが、

メス豚共がキンタが黙ったのを見て、何を思ったのか口を出そうとしてくる。

「あん(た!)・・・・・」

「うるせぇ! 黙れ!」 

 メス豚の声に被せるように殺気を込め睨み付け口を出すな! 冷徹な視線を向ける。

 俺は別段、人をどうこう(殴る・殺)する事に後ろめたい気持ちには成らない。親父の教育によるものもあるが、自分自身で昇華させて納得している自分もいるからだ。

 一応言っておくが、だからといって問答無用に誰かを傷つけようとは思わない。


 豚共は俺の気に飲み込まれたのか顔面蒼白にして怯えている。

 動物的な感性が危険を教えているんだろう。流石、豚だな。

 ついでだから確実にこいつらの戦意を殺しておこう。


「俺とコイツ(キンタ)の間で話し合いが前もってされているんだ。その上コイツは納得の上で飲み込んだ。

 これ以上俺に何かいうならテメェらがコイツの顔に泥を塗る行為になるんだぞ。好きだ。好意が有るっていうなら言葉選んで喋れや!」

 更にいうなら、『縁者でもない豚共が気安く話しかけんな、クズが!』というのだが、中2の時以降、俺とコイツが従兄弟である事は誰にも言っていない。

 なぜなら、血縁関係が有るのにコイツと俺を比較してくる奴(教師や周り)が居て嫌だから、大きなお世話だ。だから、コイツにもあれ以降いうなと口止めしている。

 そのおかげか、あれ以降俺とコイツが縁者であるかどうかという議題が女共の中で議論されていて、キンタも肯定も否定もしないせいで俺への被害が減り尚且つ比較されることなく万々歳と成った。・・・・別の話か?


 まあ、話を大筋に戻ろう。


 豚たちは俺の言った事が正論過ぎて悔しそうな表情を見せうめき声を上げ、それから隣にいるキンタの表情を見て、逃げるように俺達から三人は離れて行った。

 心の中で俺は塩を撒いて、『二度とくんなー!!』と一応言っておく。


 で、ついでに時計を見ると後30秒くらいでHRのチャイムが鳴るからキンタも席に着くようにいう。

「いや、お前も行けよ」

「コタツ、言葉が冷たいよ」

 何だか寂しいという思いが入った言葉を乗せて、俺に言ってくるが、俺はコイツ何言ってんだ? と意味不で眉間に皺を寄せ、

「いや、HRの始まる時間だぞ!」

 何か勘違いしてんのか? と副音声で聞くようにいうとキンタは時間に気がついたのか教室の前にある時計を見ように振り返る。


丁度朝礼が始まるチャイムの音が鳴るのだった。


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