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ゾンビ学園   作者: リュウゾンビ
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第四章 地下へ

茜達は図書館へ向かっていた。


茜「ねぇ、悠希?」

悠希「ん?どうした?」

「なんかナイフ持った狂った奴見なかった?」

「狂った奴?学園内にそんな奴がいるのか?」


茜と祐奈は和也達と合流する前の事を全部話した。


「だけど三時間のあいだだろ?」

茜「でも、あいつならもしかしたら それで もしあいつと遭遇したら気を付けてね」

「え?お、お前が人の心配するの初めて見たよ」

「べ、別にいいじゃない!」


図書館へ行く階段にゾンビが二匹いた。


「またゾンビかよ」


階段にいるゾンビが呻き声をあげながらゆっくり近づいてくる。


「もうあんた達なんか怖くないんだから!」


二人は二匹のゾンビの頭を斧で切る、血が回りに飛ぶ。

悠希の腕に血がつく。


「うわ、きもちわり!」

祐奈「血で感染ってありえるかな?」

「そうじゃないといいわね、洗ってきたら?」

「そんな事してる暇はない、早く脱出しよう」


三人は先へ進んで図書室に入る。

図書室にもゾンビがいた。


茜「もしかしてゾンビってドアも開けられるの?」

「ここにいるって事は開けれるんじゃないのか こっちに来てるから早く倒すぞ」


悠希と茜は祐奈を守りながら図書室のゾンビを全部倒す。


「これで全部ね!」

「まだ油断しちゃ駄目だからな」


茜は祐奈が少し悲しい顔をしてるのに気づく。


「あれ?どうしたの?祐奈」

「なんか二人とも凄いな こんな恐ろしい化物に怖くても勇敢に戦ってるから 私なんかただ守られてばっかの約立たずだよ」

「安心しなって!これから祐奈は何かやれる事があるだろ?」

「そうだけど 戦ってなんかいないよ?」

「無理に戦わなくていい 俺等に任せな!」

「悠希の言うとおりよ!さ、鍵がある本を探すわよ」

「そうだね!探そう」


三人は奥の本棚のほうへ行き生物達についての本を探しだす。

祐奈にはその本が何処にあるのか分かっていた。


「二人ともこれだよ!」

「もう見つけたのか?」


しかし世界についての本だった。


「って違う本じゃない」

「実はこの本の後ろに生物達についての本が隠されてあるの」


悠希が別の本があった場所を覗く。


「でも何もないぞ」

「確か本棚の後ろに仕掛けがあった気がする」


祐奈は本棚の後ろに行き出っ張ってるところを見つける。


「やっぱりあった!」


そこを押すと隠されていた本が出てきた。


「こんな仕掛けを見つけるなんて凄いわね、開いて見たの?」

「開いちゃいけない気がして開けなかったの」

「よし!開くぞ」


本を開くと鍵が床に落ちる。


「これか」


鍵を拾うと鴉の鳴き声が聞こえた。

その直後に鴉が3羽ほど窓を割って入ってきた。


茜「鴉!?ここから逃げた方がいいんじゃない」

「急ごう!」


三人は急いで図書室から出ようとすると鴉達が後をおって来る。


「追いかけてきてるよ!」


図書室から出て悠希がとっさに扉を閉める。

鴉達のくちばしが扉に穴を開け頭が突き出ていた。


「こいつら 普通の鴉じゃない 鴉のゾンビだ」

「え?嘘でしょ 人間以外も怪物になるってわけ!?」


悠希は斧を構える。


「可哀想だけどやるしかない」


悠希目をつむり斧を振り下ろす。

辺りに血が飛び散り扉の周りに血痕が付く。


「ごめんな..」

「大丈夫よ 悠希 私達を守る為にやった事だから」

「うっ、なんか気持ち悪く..」


悠希は急いで近くのトイレへ向かい便器の中に吐いた。

立ち上がり洗面台の方へ行き顔や腕を洗う。


しばらくすると茜と祐奈が来た。


「大丈夫 悠希?」

「ああ、なんとか」

「少し休憩しませんか?」

「いや、ここにいると危険だ 学園長室に戻ろう!」


三人は学園長室に戻りに行った。


いっぽう深雪達は家庭科室で鍵を探していた。


「いったいどこにあるのかしら?」

和也「もしかしたら情報が間違ってるのかもしれないぞ」


信介が何かを見つける。


「おい、二人とも!なんか箱を見つけたぞ」


二人は信介の方へ行く。


和也「ん?これは玉手箱じゃないのか?」

「玉手箱ねぇ?馬鹿言うんじゃない!」


信介は何が起こるか分からないからそっと箱を開ける。


信介「あ、鍵だ!」

「やっぱり嘘だったのね」

和也「あの本に騙されてたくせに」

「うるさい」


深雪は和也のポンッと叩く。


「いてて」


三人が家庭科に出ようとする瞬間、家庭科室の窓から皮が剥がれてて眼球が飛び出てる二匹の犬が飛び出してきた。


「ひっ..何?」

信介「まずい!ドアを早く閉めろ!」


急いでドアを閉め逃げようとしたがドアを倒して追いかけてきた。


「嘘でしょ!和也!早く銃をつかいなさい!」

和也「あんなの撃てる訳がないだろう!」


後ろの方で犬が鳴いた。


キャン


和也「ん?なんだ?」


後ろを向くと樹がいた。


「大丈夫かい?」


樹が和也達に近づいた。


深雪「も、もしかして貴方は茜達が言っていた刑事さん?」

「茜?あの子達は無事なのか!」

和也「無事だぜ!ここにいたら危険だ 待ち合わせ場所に行くぞ深雪!刑事さんも来てくれ」


そうして四人は学園長室に向かった。

学園長室につき七人はこれからどうするか話しあった。


茜「でも刑事さんが無事で良かったわ!」

樹「みんな どうやら脱出通路は体育館にあるらしい」

悠希「でもあそこはゾンビがいっぱいいるけど」

樹「戦おう!」


悠希達は樹の言葉に驚いた。


信介「そんな無茶言うなよ!どうやってあのゾンビ達を」

深雪「そうよ!どうやって?そんな事したら私達は死ぬわ」

樹「みんな 落ち着いてくれ 俺は銃を見つけたんだ」


そう言うと手に持ってるアタッシュケースを開ける。

中にはサイレンサー付きの銃とサイレンサーはついてないショットガンがあった。


信介「すげえ、でも三つしかねぇぞ」

樹「銃を使う人が四人いれば充分さ」

悠希「それでほんとにいけるのか?」

樹「もちろん」


これで七人は体育館に向かう事にした。

体育館の扉の前につき1,2,3と数えたあとに扉を開けたらゾンビ達が悠希達に気づき呻き声をあげながら走ってくる。


樹「みんな今だ!」


全員ゾンビに攻撃する。

恐怖には満ちていたが。


ようやくゾンビ達を一掃する。


悠希「まさか 本当に一掃できるとは」

茜「疲れたー みんな大丈夫よね?」


なんとか全員無事だった。


祐奈「脱出通路はどこにあるんでしょうか?」

樹「こっちだ 来てくれ!」


樹は悠希達を呼び、体育倉庫へ入る。


「ここだ」


樹が指をさした所は少し隙間がある床だった。


深雪「ここですか?」

樹「そうだ!さぁ鍵を」


深雪は二つの鍵を手渡す。

樹は鍵を両手で持ち組み合わせる。


信介「うお、すげぇ」


そして床の鍵穴に挿し隠し扉を開ける。


「さぁ、行こう」


七人は薄暗い地下道を歩いて行った


「ねぇ、悠希?」


茜は小声で悠希を呼ぶ。


「ん?どうした?」

「て、手を握ってくれる?」

「なんだよ怖いのか~」


悠希は少しニヤッとして茜をからかう。


「う、うるさいわね!」


悠希の手を握る。


「しょ、しょうがないから脱出するまで手を握ってあげるわ!」

「お前が頼んだんだろ」


ようやくある扉につく。


樹「きっとこれで脱出出来る!」


扉を開けそこへ入ると五人くらいの軍隊らしき人達が銃を向け近づいて来る。


謎の軍人A「そこのお前達手を上げろ!」

謎の軍人B「武器を捨てろ!」


悠希達は武器を捨てる。


樹「き、君達は誰だ!」


前の方の階段から拍手しながら女が降りてくる。


「良くここまでこれたじゃない 刑事さん」


由美子学園長だった。


「お母様!」

信介「お母さん?」


由美子は笑い始める。


「クククク 誰かと思えば深雪じゃない まだ生きていたの?哀れな娘!」

「え、なんで最愛な娘がここにこうして生きているのにどうして?」


深雪は由美子の方へ行く。


和也「深雪 危ないぞ!」


軍人達は深雪に銃を向けるが由美子は撃たないように手で指示するそしてまた笑う。


「アハハ、まだ分からないの!お前が邪魔なのよ!」


由美子は手に持っていた銃を深雪に向ける。


樹「深雪ちゃん!」


樹は床に置いた銃を取ろうとするが軍人に取り押さえられる。

そして更に一人軍人が来て他の軍人達も全員取り押さえる。


信介「クソッ!放せよ」

茜「放しなさいよ!」


深雪「お母様 どうして?みんなを開放してあげて!」

「あの人達はお前を殺すのに邪魔なのよねぇ~ アハハ」


そう言って深雪に近づいてくる。


深雪「殺す?」

由美子「冗談よ」


突然優しい顔をして深雪に抱きつく。


「え?」

「ごめんなさい」

「どういう事?お母様?おかあ..さ...ま」


由美子は深雪の腹を刺した。

深雪はその場で倒れる。


「なん..で?」

「何回言わせるの?お前はね 邪魔なのよ!」


深雪の上に乗りナイフを胸に突き刺そうとする。


和也「やめろーーー!」


和也は抵抗するが軍人に取り押さえられていて見動きが少しもとれなかった。


由美子はそのままナイフを胸に振り下ろした。


「..お..か..さま」


苦しそうな声涙を流し自分の母親を呼んでいた。

そしてしばらく由美子の手を掴んで離した後深雪は動かなくなった。


「無様ね!いい死に顔だわ アハハハハハ」


由美子は死んだ娘をあざ笑う

その時和也の怒りが溢れた。


「クソ野郎!それでも母親かよ!!」

由美子「うるさいわね 関係ないやつは口だししないでくれる」


「このっ!」


和也は暴れだす。


軍人C「暴れるな!」

和也「うるせぇ 放せよ!」


軍人が和也の腹を殴り気絶させる。


悠希「和也!」


由美子は立ち上がる。


「やっとうるさい蝿がいなくなったわね さぁ、あなた達はどうしようかしら?そうだわぁ 檻にでも連れて行こうかしらね!連れて行きなさい」


謎の軍人達に檻に連れて行くように指示をする。


軍人達「はっ」


悠希達は地下三階の牢屋に連れて行かれた。

薄暗い地下の牢屋に....


To be continued...

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