第一章 悪夢の始まり
俺はある夢を何回も見ていた。
その夢は良くわからなかった、目の前が真っ黒でただ誰かの叫び声と何かのうめき声が聞こえていた。
そして突然何かが見えるようになった時いきなり顔の皮が剥がれた人が飛び掛かって来てそこでいつもびっくりして起きてしまっていた。
そしてまた今日もまた見てしまった...
「うわぁぁ!?」
ガバッ
びっくりして起き上がり机の上にある時計を見る。
「7時か...って遅刻する!?」
急いでしたくをして、慌てて家から出ていった。
学園について教室に入ったがまだ先生は教室にはいなかった。
(良かった!ま、まだ先生が来てなくて)
安心して自分の席につこうとした時に後ろ席で寝ている和也に気付く。
「たく、寝てたらまた先生に怒られるぞ」
俺は寝ている和也の肩を揺さぶって起こす。
「起きろ!和也」
和也は目を覚ました。
「うぉ!なんだ悠希か ってあれ?先生まだきてないのか?」
俺は少し驚く。
「え!一回も来てないのか?」
「来てない、おかしいよないつもは早いのに」
悠希「そうだよな」
俺はしょうがなくカバンを机に置いて席につこうとするが和也が
「あのさちょっと一緒にトイレ行かないか?」
「なんだよ お前怖いのか?」
俺は和也をからかう。
「そ、そうじゃなくて 俺達親友だろ?」
「分かった、行こう!」
そう言う事で俺は和也と一緒にトイレに行く事になった。
悠希達がトイレに行った少し後...
二人がまだトイレから戻ってきてない時にようやく先生が来たけど何か様子が違う。
悠希のクラスメイトの女子が先生に声をかける。
「先生大丈夫ですか?」
先生はゆっくりとその子に近づいて来て突然その子の肩を掴んで来た。
「ちょっと先生何するんですか!」
先生は何も言わずに黙っていたがいきなり唸り声を上げてその子の首に噛み付いた。
「いやあああ!い、痛いよ..誰か助けて!」
「おい!やべぇぞ!誰か助けてやれよ!」
一人の生徒がほうきを手に持って先生にたたきつけてふっ飛ばした。
「ふぅ、これでもう安心だな!大丈夫か?ってあれ?気絶してるのか?」
噛まれた女子は気を失ってるみたいだった。
木下「なぁ信介 もしかして死んでるんじゃないのか?」
信介「そんなはずねぇよ!気絶してるだけだけだ!おい!起きろ」
信介は気を失ってるクラスメイトにを揺さぶって声をかける。
ガバッ
信介「うわっ!脅かすなよ!」
女子は突然立ち上がり喋り出すと思ったが腰を下げて腕をブラブラしていて唸り声を上げている。
木下「なんか様子が先生みたいにおかしいぞ 」
木下が声を掛ける。
木下「何やってるんだ?頭大丈夫か?」
すると噛まれた女子が突然木下に飛び掛かって来て押し倒して来た。
木下「うわぁ た、助けてくれー!」
生徒全員が逃げ出す。
クラスメイトA「怪物だー!逃げろ!」
クラスメイトB「な、なんなのよあれ?」
信介「今助けてやるからな!」
信介は手に持ってるほうきでゾンビ化した女子を叩いてふっ飛ばした。
信介「大丈夫か?」
「な、なんとか...なぁ これってあれだろ?ゾンビだろ?」
信介「今更かよ!当たり前だろ」
木下「ははは..なんだか夢を見てるみたいだ」
木下は少し泣きそうな顔をしている。
信介「何だよ!泣きそうな顔して!男だろ?」
木下「だけどさ リアルゾンビだぜ..っておい!立ち上がって来たぞ」
先生のゾンビと女子生徒のゾンビが立ち上がっていた。
信介「やべ!逃げるぞ!」
二人は一目散にゾンビがいる教室から出ていった。
その頃悠希と和也は....
「ゾンビだーー!」
一人の男子生徒がトイレの前を通り過ぎた。
悠希はトイレの入り口の所にいた。
悠希「ゾンビ?」
俺は和也にその事を伝えに行く為にまたトイレに入って行った。
悠希「なぁ 和也まだ中にいるのか?」
和也「ああ すまん だってまだお腹痛いんだ」
俺は和也がいるトイレのドアにもたれ掛かる。
悠希「ゾンビが出たってよ」
和也「うん、聞こえた 絶対嘘だって」
自分だって嘘だと思ってたいた。
「俺だって...ん?」
男子トイレの入り口に下を向いてふらつきながら入って来てる奴がいた。
「おいおい、 大丈夫か?」
そいつの肩の上に手を置いたらその男子が顔を上げる、口に血が垂れていた。
悠希「うわぁ!」
思わず驚いて後ろに下がってしまう。
その隙に男子生徒のゾンビが飛び掛かって来た。
ガバッ
「くっ、何だよ この、離せ!」
振りほどこうとするがなかなか離れない、噛みつかれる瞬間和也がトイレのドアを思い切り開けてゾンビに当たってゾンビが倒れこむ。
ドサッ
「おい!大丈夫か!」
和也のおかげでなんとか助かった。
「ああ、なんとか」
和也は倒れ込んでいるゾンビに近づく。
「ん?ほ、本当にゾンビじゃないか!」
悠希「起き上がる前に逃げるぞ!」
俺等が男子トイレから出ようとすると死体が起き上がる。
和也「うぉ!やべぇ 起きたぞ」
俺はすかさずトイレの物置き場からバケツをとりゾンビの頭に叩きつける。
ゾンビ「ウグゥェ」
不気味なうめき声を上げて倒れる。
和也「とっとと逃げようぜ」
悠希「ああ」
俺等は今度こそ男子トイレから出て学園の入り口に行く事にした、入り口についた時に信介と深雪が扉の前に立っていた。
悠希「あれ?二人ともどうした?」
深雪「それが扉の鍵が閉まっているんですよ」
悠希「扉が!?」
ドンドンドン
信介「開け!このおんぼろ野郎! 」
信介が扉を無理に開けようとしたり蹴ったりしていた。
深雪「落ち着きなさい!」
信介「落ち着くだ?こんな状況で落ち着けるか!」
確かにこの状況で落ち着けられにけど深雪の言うとおり落ち着くしか選択はない。
「そうだ!落ち着け 信介 焦っててもしぬだけだ!お前も死ぬのは嫌だろ?」
「くっ...分かった」
とりあえず信介は落ち着いた。
和也は一人いない事に気付く。
「あれ?木下は?」
深雪「確かにいませんね 何かあったんですか?」
深雪は信介に聞く。
信介「そうだ...あいつとははぐれちまったんだ!探さないと!」
信介は俺達を後にしようとしたが俺は信介の腕を掴んだ。
「離せ!俺は一人で行く!」
「四人で一緒に探しに行こう!」
そうして俺達は木下を探しに行く事になった。
そうここからが悪夢の始まりだった。