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【連載版】推し活にいきる転生少女は、推しヌイを流行らせたい  作者: あかさたなっちゃん


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2/12

2 出発

いよいよラルクの出発の時。


村の皆が総出でラルクを見送りに出てきている。もちろん私もだ。


「ラルク……気を付けてね」

私は、はにかむ笑顔でラルクを見送った。

それはまるで、周りからみたら、辛い別れを耐えてるように見えていたと思う。


「ああ。エリナの為にも早く帰ってくる」


そう言って、ラルクは笑顔で魔王討伐へと出かけて行ったのである。


ラルクの姿が見えなくなるまで、村の皆と一緒に手を振っていたエリナだったが、馬車が見えなくなると同時に、クルリと両親の方へ振り向き、懇願した。

「父様、母様……。私、、暫くの間、ゆっくり休んでも?」


「あぁ…、勿論。家の手伝いは気にせずに、気分が落ち着くまで少しゆっくりしてればいい」


両親もラルクの事でショックを受けていると思っているみたいで、快く承諾してくれた。


――よし!これで自由時間を確保できたわ。


あとは……。部屋に戻ってっと…。


私はまず、『修行の旅にでます。後で手紙をだすから、心配せずにいてください』両親に宛てた手紙を急いで書いた。


そして旅の荷造りを始めたの。


修行って何?っていうと……サーカスの団員のよ。


4カ月毎に移動サーカスは各地を旅して回っている。


アレン様もついには移動してしまうから、一緒について行こうと思うの。


きっと!このタイミングだと、両親も村の皆も、ラルクを追って旅立ったと勘違いしてくれると思う。


まさか、推しを追いかけるなんて、誰も思いもしないはず。


もちろん!入団テストに受からなきゃ入れないのも知ってるし、ただの村娘に何が出来るんだって話しだけど。


フッフッフ。


何を隠そう私ってば、前世の記憶があるチートってヤツで!そこは乗り切れるに決まってる…はず。


えええい!!無謀だって言いたいのは分かるけど、当たって砕けろって言うし、女は度胸っていうじゃない?


そこは推し活の粘りと根性の見せどころよ!


―――いざ出陣!!まいります!!



エリナはトランクいっぱいに、サーカス入団の為に必要な荷物をギュウギュウっと詰め込んだ。


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