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【連載版】推し活にいきる転生少女は、推しヌイを流行らせたい  作者: あかさたなっちゃん


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19/20

19  バニラ嬢

今日も今日とて、コリもせずにバニラ嬢は、またサーカスにやってきていた。


「ダンテさま〜、今夜は私の家で夕食はどうかしら?うちのディナーにご招待致しますわ〜」


バニラ嬢の甘ったるい声が、聞こえてきた。


「折角のお誘い嬉しいのですが、明日も公演がありますので…」


「まぁ!そんなの、領主命令ってことで休んでしまわれたらいいですわ〜。それでしたら誰も文句は言わないでしょ?」


扇から覗いている目は、意地の悪さがでている。


相変わらず権力にものを言わせ、我儘で自分勝手な要求で、全てが思い通りになると思っている節があるみたい。


――やっぱり主人と従者は似ているものなのね。


困った顔をして、無言を貫いているダンテ様が不憫でならないわ。


この街に来てから、グッズの素材の買い出しにでては、色々とバニラ嬢の評判を耳にしたが、なんでも、バニラ嬢にはちゃんとした婚約者も居るんだとか。

ヒョロヒョロとした、如何にも勤勉な風貌の方で、文官として今は働いているみたい。バニラ嬢に代わって領地経営を任せられる人材として、選ばれたらしい。ダンテ様と真逆なタイプって訳ね…!!

バニラ嬢は今年18歳で、今年度の学園卒業とともに婚姻になるそうだ。

ダンテ様と万が一でもないが恋仲になったとしても、愛人の位置に置くしかない。


――ダンテ様とドリーナさんの中を引き裂いてまで手に入れたとしても、ダンテ様をそんな扱いにするつもりなんて、……許すまじっ!!


サーカスは同じ領地に4ヶ月…。まだまだ先が長いのに、バニラ嬢の出現で、正直サーカス全体が疲弊している感じがする。


バニラ嬢は、悪役令嬢ポジとして……ざまぁするには、って考えると、アレだっ!!


婚約破棄からの修道院への流れだ!


でも、ここは学園モノじゃないしね〜。とりあえず、そのバニラ嬢の婚約者って人について情報を集めてみようかな……。


素材の買い出しをしながら、街の人達と仲良くなり、推しヌイを販売しながらお客様と仲良くなり、色々と話しを聞くことが出来た。

ちょうどその婚約者さんの家に出入りしている商人やお手伝いに行っている侍女の人に話しを聞けた


婚約者の方は、領主様の分家の次男で、コーラルっていう名前なんだって。なんでも、コーラルさんは生真面目で、曲がったことが嫌い、細かいことも煩く指摘し、キッチリしてないと気がすまない、ちょっと面倒くさいタイプみたい。

自由に生きるバニラ嬢の話しを聞いてると、バニラ嬢との相性はかなり悪そうだ…。


そんな婚約者のコーラルさんは、サーカスでのバニラ嬢の様子は知っているのかしら?


父親である領主様には、やんわりとそれとなく団長が相談したみたいだけど、一人娘でバニラ嬢が可愛いのか、「婚姻前のお遊びだ」と言って、あまり取り合ってくれなかったみたい。


父親が駄目なら、婚約者のコーラルさんを、バニラ嬢が来る時にサーカスに招待することは出来ないかしら?

生真面目な文官さんを招待する理由…

例えば、「最近巷で話題の『推しヌイ』の現状調査」とかって駄目かな?


トンカール領でも、推しヌイは今ブームになっている。箱推しの人は全部購入する人もいるくらい、売れ行きも上々。


あぁ!早くバニラ嬢問題を解決して、アレン様を落ち着いて堪能したいっ!


バニラ嬢が突撃してくるので、開演前の主要メンバーと鉢合わせしないように、関係者通路から様子を見ることが出来ない配置に変更されてしまった。


ぐぬぬぬ…!推しが要素が足りない…


私はアレン様の推しヌイをそっと撫でる。


まずはともあれ、団長にどうにかコーラルさんを招待出来ないか、相談してみようっ!


それと、日に日にやつれていくダンテ様にジンジャー水(聖水)を差し入れをしておこう!

新年度が始まって、新学期も始まって、寒暖差もあり、疲弊しておりました…。すみません…。


皆さんもお身体ご自愛下さいね。

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