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波音の彼方  作者: 時任渉
3/17

3.波間

夏休みの夕方

ロードバイクを走らせる青年に出会う

瞳が感じるものとは

小5の夏休み。

広場から家への帰り道。


ロードバイクが前から迫ってきた。

青いバッグが自転車のハンドルに

取り付けられているのが見えた。

学生のような男性?


その瞬間

私の眼の前を

鮮やかに走り去っていった。

あっと言う間だった。


ひたすら足を回し

ケイデンスを上げていく。

脇目もふらずに走っていく

その姿は、自転車競技の選手のようだった。


夕暮れ間近に一瞬の風が吹き抜けていく。

いいな・・・私もあんなふうに

何かに一生懸命になれる時があったら・・・。


数年後、この青年と再会するとは

この時はまだ何も知らなかった。

数年後

この青年と再び出会うなんて

この時 まったく思いもしていなかったそうです。

この時は ひたすら道を

自転車で走ってばかりいたのだとか。

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