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波音の彼方  作者: 時任渉
14/17

14.大波

小学生の時に

眼の前を通り過ぎた青年と

再び出会い

6月初めの日曜。

小5の時にすれ違った

自転車の青年に再び出会う。

彼は既に社会人になっていた。


お互いその事には

気づかなかった。

というか気づいていなかった。


公園の一角の看板に

大きな地図が描かれている。

それを眺めている男性。

そばには青いバッグがついた

ロードサイクル。


瞳「あのう 道に迷ったのですか?」


道が3方向に分かれている公園前の道。

遠方から来る人が道を聞いてくる。

この男性もそうなのかと思った。


光一「あ いや、そうじゃなくて

   地図を見ていたんだ」


地図・・・

手書きで描かれているその地図は

景勝地 と

大雑把な地域の地図が描かれていて

かなり古いのか色褪せていた。


自分の家に帰ろうとすると


光一「少し 話しませんか

 この辺のことを知りたくて」


引き止められてしまった。

けれどこのまま別れるのも

しのびなくて了承した。


近くの海辺まで行き

座って話をした。


話は弾んで

お互いの話になって

住所を交換して

2週間後に 文化祭があることを話した。


午後は高校の夏服を取りに行く。

季節は梅雨へ向かっていた。


名前は

上川光一


中学生の時 こっくりさんをした時の事を

思い出した。


3.波間 の続き になります。

今まで通り過ぎていた公園に

たまたま立ち寄っていたのだそうです。

偶然、というか

運命の出会い(!)

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