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波音の彼方  作者: 時任渉
13/17

13.寄せ波

高校生になり

それぞれ違う学校へ。

朝の自転車通学も

ごくたまにすれ違う日々。

通学費を節約するため

雨の日だけバスに乗って

晴れた日は自転車で通学した。

中学校より時間はかかるけど

その分 家を早く出ればいい。


時々は赤浦夏生と一緒に

走ることもあった。

赤浦夏生はロードサイクル。

私はママチャリ。

そのまま抜き去って行く。


赤浦「おー 今日も自転車か」

瞳 「自転車だよっ」

赤浦「遅いな、抜いてくぞ」

瞳 「ちょっ」

赤浦「じゃーなぁー」


赤浦夏生は手を振りながら去っていく。

今日も元気そうだ。

それがわかればなんとなく安心した。


でも事態は大きく動いていたし

大きく変わっていく。


私の知らないところで

いろいろな出来事が起きていて

私もまた、いろいろな出来事が起きて

人生の岐路に立つことになる。

学校が近い人は

可能な限り自転車通学。

広い駐輪場を完備している高校も。

瞳が通う高校はバイク禁止だったので

自転車通学でした。

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