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「部会を真面目に聞かない」
部会を真面目に聞かない
いや正確には聞く気がない
聞くつもりもない
聞く意思は可燃ゴミと一緒に棄てた
確か12月の大掃除の時だったと思う
さっきからピンと来ない百分率ばかりで耳が疲れる
きっと大事な数値なのかもしれないが
ずっと無意味に思える話
それでも
パーセンテージの数字に一喜一憂できる人生なら
退屈なんてしないだろう
部会を真面目に聞いていないが
そんなことをふと思った
けれども
パーセンテージの数字に人生を揺さぶられることは
心身への負担は大きいだろう
部会を真面目に聞いていないのに
そんなことをふと思った
退屈しない人生には
心身負担が伴ってしまうのだろうか
俺は傷つくことと悩むことに恐れ
要因になり得るものは排した筈だったが
心身への負担は相変わらず存在する割には
退屈する場面もある
何が正解なのかはわからないが
何となく俺の行動は間違っていたような気がしている
ほーら
関係ないことをまた考えちまって
部会の内容を全く把握しなかったわ
