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14:00

小学校の時から同じ帰り道。

俺は今大学一年がもうすぐ終わろうとしている。


この一年で変わったことが一つ。

いつも隣にいたあいつがいないこと。


あいつは、夢を叶えるために専門学校に進学した。

俺はここの大学に行って目標を探しているところだ。

だから今はちょっと遠距離恋愛中。


電車で2時間のところであいつは住んでいて

気軽に会うには若干遠い。


今年は、1ヶ月に一度会えればいい方だった。

俺とは違ってやっぱり専門学校はやることが多いらしい。

クリスマスだろうが学校の予定があると言われて今月は会えなかった。


まあ、みんな師走は忙しいっていうからしょうがないんだろうけど、

あいつは俺のことちゃんと好きでいてくれてるのだろうか。


いつもの帰り道に河川敷がある。

小さい子が野球やサッカー、おじさんが昼寝、

カップルがピクニックしてる。

ここはどんなに時間が進もうとも変わらないんだろうなって思う。


家に帰ってもやることがないから

河川敷で寝っ転がることにした。


[May happiness come to everyone who listens.

皆さんこんにちわ。クリスマスが終わるまでひとつまみの奇跡をお届けします。]


どっからかラジオの音が聞こえる。

なんかいいよな。

いつも自分の好きな曲をリピートして聞いているけど、ラジオはランダムに流してくれて新しい発見がある。


今回もあったらいいな。


今日はよく冷え込んで、雲もどんより。

もしかしたら雪降るかな。


と思っていると本当に降ってきた。

どうりでいつも以上に寒いわけだ。


[では、次の曲、ヒロイン。あなたに幸多からんことを。]


ホワイトクリスマスって言うのかな。

あいつと一緒に見れた雪は正月ばっかだったから

今ここで一緒に見たかったな。


振り始めの雪を写真にとる。


あいつに送ってあげよう。


メッセージのアプリを開いて、写真と文字を送る。


『そっちは降ってる?』


俺が送った瞬間、頭の上の方から、

メッセージを受信した時の音がなる。


こんなたまたまもあるもんだな。


スマホを腹の上に置いて、ぼけっと空から降る雪を見る。


ブーっと思った以上に早く返信が来た。


『降ってるよ。』


と言って写真付きでメッセージが来ていた。


写真を開くと俺が寝そべっている河川敷の写真だった。

俺はくるっと体をひねり上を見ると

笑顔のあいつがいた。


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