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12:00

「はぁ…もうつら…。」


友達と来ていたショッピングモールで

3ヶ月前に別れた彼氏と今カノを見かけた。


「ごめんね私が買い物したいって言ったばっかに。」


「ううん、狭い田舎なんだからしょうがないよ。」


「はい!あんたが好きないちごみるくのホットあったから買ってきたよ。」


「ありがとー…泣」


友達がいなかったらきっと一人でトイレにこもってただろうな。


[May happiness come to everyone who listens.

皆さんこんにちわ。クリスマスが終わるまでひとつまみの奇跡をお届けします。]


2、3個離れたところで大音量で、

忘れ物のラジオが流れている。


みんな気にする様子がない。


私もただ聞き流している。


「ありがとう。少し落ち着いたわ。」


「よかった。今日は別のとこで遊ぶ?」


「って言ってもここらへんこのショッピングモールしかないよね。」


「マジで田舎使えねぇ。」


「本当それ。」


二人が私のために色々考えてくれる。

この二人に出会えてよかったなぁ。


「いいよ、なんか買いたいものあるんでしょ?買いに行く?」


「えー!あんたが元気ないんだから自分のもの買ってる場合じゃないよ。」


「何したい?」


「うーん…」


私は考え込む…。


[では、次の曲、Oh Santa!。あなたに幸多からんことを。]


ノリノリの曲がかかる。

最近よくTVで見たやつだ。


『皆さん!お待たせいたしました!ただいまから飛び入り参加OKの歌唱大会します!』


一階の大広間のところで毎年やっている歌唱大会だ。

優勝は、10万と夢の国チケット参加人数分がもらえる。


「あれ…。」


「「え?」」


「あれ、やりたい。」


「まじか!」


「いいよ!なんの曲?」


「ラジオで流れてる曲。」


「OK!調べるわ!」


「んんっ。喉いけるかな。あぁー♪」


二人が意外とノリノリで用意してくれる。

少し3人で合わせて歌う。


「え!?結構良くない?マジでうちら最強なんだけど!」


「エントリーしてきちゃお!」


「うん!」


3人で一階の大広間に行きエントリーを済ませ、

少しまた練習して舞台に上がる。


まあまあ人のいる中に元彼がいた。


「大丈夫?」


こそっと耳打ちしてくれる友達。


「大丈夫だよ。これで別れたこと後悔させてやる。」


「よし!楽しもー!」


お願いした曲が流れる。

歌い始めると周りにいるお客さんがノリノリで手拍子したり、

子供がダンスしたりしてくれる。


私たちも軽く考えたダンスをしながら歌う。


私の最大限の高音を出すとみんな拍手してくれる。


ああ楽しい!

さっきの気分が嘘みたい。

さっきあのラジオの曲を聞いていなかったら参加してなかっただろうな。


私の中から彼の顔は消え、

お客さんの笑顔が頭に焼きついた。


これでみんなと夢の国に行けますように♡


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