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1:00

「あー!美味しかったね!」


「そうだね、また行きたいね。」


彼との遅めのディナーが終わり、

帰宅途中。


タクシーに乗って帰っていたけれど、

彼が飲み物を買いたいらしくコンビニに寄る。


「何かいる?」


「ううん。」


彼の腕に手を回す。

これができるようになったのも最近のこと。

私が照れてしまってできなかった。


彼は上司だったからだと思うけど、

いつも私のことを助けてくれたり、元気つけてくれた。


そのことが積み重なって、

尊敬から好き、好きから付き合いたい、付き合いたいから結婚したいって思うようになった。


私が猛アタックして、告白三度目の正直!ってところで付き合えるようになった。


なんで二回断ったのかって聞いてみたら、

年が離れているから、自分の老後をみられたくないんだって。


でも、人生を添い遂げたいって思ってる人なんだから気にしなくていいよ。って言ったら大笑いしてた。


なんであんなに笑ってたのかわからないけど

好きな人の笑顔が見れるならそれでいいかも。


タクシーに戻り、彼は買った温かいほうじ茶を飲む。


[May happiness come to everyone who listens.

皆さんこんばんわ。クリスマスが終わるまでひとつまみの奇跡をお届けします。]


小さめの音でラジオが聞こえる。

きっとクリスマスメドレーなんだろうな。


「私もちょっともらっていい?」


「いいよ。」


お茶をもらう。

前だったらこんなことできない。


こういう関係になれて本当に嬉しい。


来年の春に結婚式をあげることが決まっている。

最近はどんなことをしたいか共有するのがとても楽しい。


「ありがとう。」


「はい。」


彼はキャップを閉めて、大きめのポケットに入れる。


プロポーズは彼からしてくれた。

でも最初はなんだかわからなかった。

これあげると言われて、CDを渡されたけどプレイヤー実家だしなぁと言っていたら、

CDの歌詞を読まされた。


そこには愛を綴った歌詞に、最後に結婚しようだって。


遠回しすぎてわからないよって、泣きながら笑って言ったら、彼は改めて言ってくれた。


そのあとごめんねって。


そのごめんねはどんな意味を持ってるんだろうね。


でもきっと謝ることではないよ。

だから謝らないでほしいな。


[では、次の曲、メリクリ。あなたに幸多からんことを。]


懐かしい。

いつだったけなぁ。

友達とカラオケで熱唱したな。


タクシーに乗るときに離した腕をまた掴む。


妻が亡くなった夫は三年でぽっくり逝くことが多いんだって。

一人でも二人でも死んでしまうのなら好きな人と少しでも長い時間過ごせたほうがいいよね。


「今度はどこ行こっか。」


「うーん、寒いから温泉とか?」


「いいね、家帰ったら調べよっか。」


「うん。」


こうやってあなたと楽しく過ごせる日々がずっと続きますように。


私はあなたの健康のために料理教室頑張るね。

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