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16:00

「今日もお疲れ様!」


「「お疲れ様でした!」」


部活帰りのいつもの商店街。

だけど飾りつけはしっかりクリスマスモード。


クリスマスまで部活をやるとは、

また彼氏もできなかったかぁ。


「ねぇ、コロッケ食べる?」


「あ、いつものとこの?」


「そうそう、揚げたて食べたくなった。」


「いいよ、行こう。」


たまに部活帰りによるお肉屋さんのコロッケ。

体を動かした後のあそこのコロッケに勝る食べ物はない。


「わぁ、考えたらお腹鳴ってきちゃったよ。」


「もうちょっとだから。」


お肉屋さんに行くと少し並んでいた。


「やっぱいつも人気だね。」


「だね、でも揚げたてくれるから並んじゃうんだよね。」


お肉屋さんのスピーカーからラジオが流れている。


[May happiness come to everyone who listens.

皆さんこんばんわ。明日のクリスマスが終わるまでひとつまみの奇跡をお届けします。]


「いつもとなんか違うの流してるね。」


「まクリスマスだからどこもそんなもんでしょ。」


「そっかー。」


私たちの番が来る。


「わぁ!いらっしゃい。コロッケでいいのかな?」


おばさんは私たちがいつもコロッケを頼むので覚えてくれたらしい。


「うん!1個ずつ!」


「はーい300円ね。少し待っててね。」


と言って会計を済ませて番号札を渡される。


[では、次の曲、Santa’s Coming For Us。あなたに幸多からんことを。]


「あ、知ってる。」


友達は流れる曲合わせて歌い始めた。

わたしも歌いたくなって、一緒に歌う。


なんだか気持ちよくなってきて、荷物を置き二人でダンスをしながら歌い出す。


すると周りにいたお肉屋さんのお客さんが手拍子をし始めたり、動画を撮り始めた。

少し恥ずかしかったけど、友達とこうやってダンスをしながら歌う時間が楽しくて続ける。


学校でも私たちはバカップル公認がつくほど仲がいい。

そして私たちはプロの歌手になることを目指している。


今まで学校の人にしか見せてきてこなかったものを初めて世間の人に見せた。

みんなとても楽しんでくれていることがとても嬉しく感じる。


私たち二人、

大きい舞台で多くの人に喜んでもらえたらいいな。


曲が終わり、みんながたくさん拍手してくれた。

ペコペコ恥ずかしがりながらお辞儀をしていると、


「お二人さん、ありがとね。」


と言っておばさんがコロッケとハムカツ半分をくれた。


「え!いいの!?」


「うん、みんなを楽しませてくれてありがとうね。わたしも楽しんじゃったわ。」


「「おばさんもありがとう!」」


ホクホクのコロッケとハムカツを食べながら私たちは家に帰った。


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