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青と黄色  作者: 澪。
4/10

別れ。

こんばんは!

最後まで、読んでいただけると、うれしいです!

 「おはよ!」

 華がいつもと変わらない笑顔で今日も現れる。

 「おはよう。」

 太陽も変わらず、華に微笑み返す。

 いつもと違うところと言えば、華の少し後ろでいかつい男性がいるぐらいだろうか。

 昨日の一件で、華にボディーガードが付いたのだ。

 太陽は、ボディーガードが気になるのか、ちらちら見ている。

 華は、太陽の気持ちを察し、ボディーガードの元へ走っていく。

 「休憩していいよ。太陽と二人きりになりたいな。」

 上目づかいで、お願いする華は、憎いほどかわいい。

 ボディーガードも、つい許してしまう。

 「わかりました。お帰りになられるときは、連絡してください。」

 ボディーガードは、太陽に一礼すると、車へ戻っていった。

 華は、一息つくと太陽のもとへ戻る。

 「太陽!競走ね!」

 華は颯爽と走り出した。

 「おい!またこけるなよ!」

 太陽は華をからかいながら、追いかけた。


 二人で、パスをしているとボディーガードが小走りで戻ってきた。

 「どうしたの?」

 華は、まだ呼んでいないのに、と、驚く。

 ボディーガードは太陽と華にタブレットを見せる。

 「明日から、緊急事態宣言が出るようです。」

 二人は驚いて、顔を見合わせる。

 「わかった。教えてくれてありがとう。」

 華が、ボディーガードに礼を言うと、戻るように促した。

 ボディーガードは察して、戻っていく。

 華は、ボディーガードが見えなくなるのを確認して、

 「太陽、一回休もっか。」

 と、ベンチに向かう。

 太陽は、うなずき、華の後を追う。

 

 ふたりで並んでベンチに座る。

 少しの間、沈黙が流れる。

 沈黙を破ったのは、太陽だ。

 「明日から、どうする?」

 「しばらく会うのやめよっか...」

 「だよな...」

 太陽は、しばらく会えなくなって、学校が始まったら、もう二度とあえないかもしれない、そう思った。

 「華!」

 「なに?」

 「俺、、俺は、」

 好きだ。そう言おうとした。

 その時、太陽の電話がなる。

 一気にムードがぶち壊された。

 「電話、なってるよ?」

 華が太陽に言う。

 太陽はしぶしぶ、電話を取る。

 「もしもし?うん、うん、わかった。すぐ帰るよ。」

 華は太陽に優しくうなずき、帰る用意をし始める。

 「ごめん。」

 「いいよ、じゃあ、またね。」

 「あ、ああ。また。」

 華は悲しそうな顔で、太陽に手を振り、ボディーガードに連絡をしながら、立ち去っていく。

 太陽は、待って、と言おうとするが、声が出ない。

 とうとう、華はみえなくなってしまった。

 「最悪だ......俺、なにやってんだよ......」

 太陽は、ベンチに座り込み、空を仰いだ。

最後までよんでいただき、ありがとうございました!

華と太陽が結ばれる日はやってくるのか、、

アドバイスや感想、評価など、お待ちしております!

では、また明日、夜八時に!


                        澪。

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