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薬神


ナーガ討伐を考えてゴーレムは魔石を入れた機体に変更することになった。


 今夜のスーパー妻玉は先日のメンバーに加え

爺ちゃんと大魔神夫婦・イグも参加した。

買い物の途中でモンペが『あなた、ドアの外にリボンが来ています』

急いでドアを開けてリボンを中に入れると

俺に泣きながら甘えてじゃれついてきた。<可愛い>

妻たちと大魔神はリボンを触って「可愛い」大喜びではしゃいだ。

イグは『パパ、遊んでと言っていますよ』『イグは象の言葉が分かるのか?』

『その子は私と同じ半神の子でしょ? ならば生まれたての精霊と同じよ。

精霊がしゃべるのは世界樹から神素を得てだから、少し時間がかかるけど

その子に少しずつ神素を流してごらんなさい。

私のように神とはすぐに話せるようになりますよ』


 リボンの背に手を当て少しずつ神素を流してみた。

リボンが「パパ」としゃべると皆、目を見開いて一瞬固まり

妻たちは一斉に「リボンちゃん私がママですよ~」

最初は戸惑っていたリボンだがヘルメス以外には「ママ」と呼ぶようになった。

ヘルメスは「可愛さで私と勝負しようというのですね?受けて立ちます」

イグに対しては同じ半神だと分かっているのか?「イグ」と呼んだ。


 大魔神は「リボンちゃん、ジジですよ~」

リボンが「ジジ」と呼ぶと喜び「はい、ジジからのプレゼント」

リボンスカーフと帽子をリボンに着けた。

大魔神は「息子に頼まれてその日のうちに作っておいてよかった。

リボンスカーフには完全防御・ステルス・リフレクトを付けた。

それからCAの帽子に飛行魔法と幻影魔法を付けたぞ」

リボンは言葉を理解したのか長い耳を翼のように広げた。


 アスカは「外で飛行練習をしましょう」俺は「夜中だぞ」

イグは「私たちの子供、光精霊を呼べば大丈夫よ」

リョウコは「あたいも飛行ガイドしてやるよ」

サンは「私たちも天使でサポートするよ」

妻たちは飛行練習をやる気満々で天使装備に変えた。

俺は<リボンが飛ぶところを見たい>「少しだけだぞ」「分かっています」


 妻たちは外に出てリボンと一緒に月夜の空を飛び始めた。

俺は月夜にリボンと天使、30ほどの精霊がキラキラと小さな光の粒を出しながら

飛ぶ綺麗な景色に見とれた。

婆ちゃんは「あらあら、綺麗ね。おとぎ話になりそうだわ」

露天風呂で宴会中のスーさんは夜空を見上げ。

「まるで、おとぎの国ですね。どこかで小人を探してきましょうかねぇ」

騒ぎに気付いた半蔵とマリアがお菓子の家から出てきた。

マリアは『神様、リボンがどうして飛んでいるのですか?』

俺は『神に与えられた加護だから心配するなと言われても無理だろうけど

リボンも喜んでいるみたいだから、もう少し待ってくれないか?』

『神様の奥様方が付いていますから、心配はしていませんよ。

ただ驚いただけです』『夜中に驚かせて悪いな』

『いえ、リボンは神様パパに会いたがっていましたから、これで落ち着きます』

リボンはマリアに気づいて妻たちと降りてきた。

俺は「リボン、また明日、ママたちに遊んでもらいなさい」

「うんパパ、ママまたあしょんでね?ヘルメチュ、明日も勝負でちゅ」

妻たちは「はい、可愛いリボンちゃん、また明日遊ぼうね」

ヘルメスは「明日も飛行と可愛さ勝負よ」

俺は「リボンは素直でいい子だ、また明日な」「うん」

リボンはご機嫌でマリアと一緒にお菓子の家に帰った。


 爺ちゃんは「今日のスーパー妻玉は閉店じゃ。

友広、明日は薬神が降りてくるからのぉ、ギルドに来るんじゃぞ」

「分かった」

妻たちはリボンの話で盛り上がって寝そうになかった。

俺は屋根裏部屋で<リボンのお陰で平和に眠れる>

イグが隣で寝ようと来たが気にせず寝た。


 モンペから薬神が降りてきたと連絡を受けてギルドへ来たが、

地下室の檻で俺を待っているらしいので地下室へ行った。

薬神は檻の中で「ようこそ、いらっしゃいました鉄格子の部屋へ、

今日のゲストは友広さんです」

俺は檻の中へ入り<髪のセットに時間がかかりそうだな>「初めまして」

薬神は「あら、硬くならなくてもいいのよ。お座りなさい。

そうでした。ロリンパスを使ってらっしゃるのね?」「いえ」

「あのねぇ、私も友広さんの抽選会に参加しましたのよ。私がくじを引く前に

ろりっ子さんに当たりくじを引かれてしまいましたの」

俺は<薬神もこの年で未婚なんだ。危なかった>

「毒守のアイテムを貸してくださると聞いて来たのですが…」

「そうでした。今度は大地を殺す毒を持つ敵とお戦いなさるのでしたね?」

「はい」薬神は小さな水晶玉を俺に渡した。

「それは菜玉さいたまの毒女、生命の授与と奪取を行う山の神力。

ダイダラボッチ、孤毒ボッチボールですよ。

鉄格子の一人部屋、玉ネギ毒房とも呼ばれています。それは差し上げます。

それでは、他に誰もいらっしゃいませんからロリンパスを使っていたしましょう。

さ~、遠慮なさらずにどうぞ」スカートをまくり上げた。

俺は<いたしましょう?早く逃げよう>「忙しいので失礼します」

薬神は「どれだけ忙しくても、時間は作ろうとすれば作れるの」

「俺はこれから上で次の打ち合わせがありますので」急いで逃げた。


 慌てて逃げてきた俺を見付けたスーさんは微笑み

「友広君、入れ歯の錬金術師と言われる薬神に会って、どうでしたか?」

「気前のいい魔女ですかね?」

スーさんは小声で「私には採血がお好きな吸血鬼、バンパイアとしか思えません」

<確かにバンパイアかも>「ところで薬神は錬金術も出来るのですか?」

「薬は色々な物を調合して作り出しますから、錬金術と同じ分野なんですよ。

さて、皆さん集まっていますので会議室にいきましょうか」


 ギルドの会議室には大魔神・陣魔神・工業神、

スケさんカクさんが集まっていた。

これから会議という時に薬神が入ってきた。

薬神は「皆さん、お揃いのようでいらっしゃいますね、

それでは採血をよろしくお願いいたします。会議に採決は付き物ですよ」

大魔神は「薬神の採血は痛いから会議後にしてくれないか?」

「あら、私は痛くも痒くもありません。すべて他人事の

他人goごtoとキャンペーン。でございます。さ~、腕を皆様出してください」

スーさんは「まさか、この世界の人々を全員採血なさるのですかねぇ?」

「当然でございます。他人gotoキャンペーンは心の準備をせずに、

突然、採血される恐怖に打ち勝つことに意味がありますの」

カクさんは「我々は神獣ですから採血はないで御座ろう?」

「珍しい血ですからたくさんいただきますわ。

皆様は今、流行の台詞をご存知ないようでございますねぇ?」

俺は「流行の台詞ってどんな台詞ですか?」

「他人gotoキャンペーンは高い緊張感をもって中止しない。

他人事の鉄則のような、この台詞に私は感動さえ覚えました」


 スーさんは「皆さん、このままでは会議が出来ません。採血を先にしましょう」

薬神は「流石、スサノヲさんでございます。それでは遠慮なくいただきます」

薬神は俺の採血を最初に始めた。

薬神は目が血走り「うふふ、創世と最強の血をいただきましょう。

いい採玉になりそうで血が騒ぎます。あなたのおじい様がワシの分も

孫からとおっしゃいましたの。たくさんいただきます」

俺は<不気味な笑顔で怖い>「薬神様、もういいのでは?」

「あら、我を忘れてしまいました。うふふ、次は白竜さんです」

俺たちは恐怖に打ち勝ち順番に採血を終わらせ会議を始めた。


 スーさんは「バンパイアの試練が終わりました。会議を始めましょう」

俺は「取りあえず高い塀を作ってナーガが侵攻しないように抑えてきます」

スケさんは「それがナーガは仲間の頭を切り落とし、

その血を付けて回るで御座る。岩石の塀などすぐにボロボロで御座るよ」

スーさんは「ナーガの血は強力な酸なのですかねぇ」

俺は「ならば、爬虫類は低温に弱いから

俺が侵攻中のナーガを東十神剣で地面ごと凍結させて足止めして来ます。

その間に大魔神様に広範囲石化魔法を作ってもらい

石化したナーガの処理方法は後で考えましょう」

大魔神様は「広範囲石化魔法なら、もうあるぞ」

スケさんは「若はやり過ぎるから凍結だけならいいで御座るが

粉々にしてしまうで御座るよ」

スーさんは「そうですねぇ。ナーガの方からはまだ攻撃に出ていないようなので

ナーガの研究とゴーレムの改良をしましょうかねぇ」

俺は「研究用のナーガを透明なオリハルコンのカプセルに入れてきます」

スーさんは「スーパー妻玉であれば簡単ですねぇ」

その後、ゴーレムに入れる魔石にバランスと石化魔法の他に何を入れるかを

ナーガを捕まえて決めることになった。


 俺は大魔神とナーガを捕まえるためにエルフ領南の草原に転移した。

俺は念のために菜玉の毒女を出して

スーパー妻玉を使いナーガをカプセルに入れて観察した。

大魔神は暴れるナーガが血を出すのを見て

「なぜ、石が溶けるほどの酸で自分が溶けない?強酸を抑える菌?」

大魔神は魔法陣をカプセルの中に展開し「イソ陣、除菌」

ナーガはブクブクと泡を出して溶け始め砂になった。

菜玉の毒女は赤く点滅して、まるでナーガの命を吸い取っているようだった。

大魔神は「イソ陣は有効だぞ」

俺は「砂を外に出して実験したいことがあります。

大魔神様は少し離れてください」「息子よ。無茶はするなよ」「はい」

武具を違うカプセルを作って入れ

砂をカプセルから出して菜玉の毒女を砂に近づけて<命の再生>

砂から芽が出てきた。大魔神は「何の芽だ?」

「加護を掛けて成長させることも出来ますが、悪い芽の可能性もありますから

カプセルに戻して薬神に見てもらいましょう」「君がもって行くんだぞ」

「爺ちゃんに持って行かせますよ」「それはいい」

今日の実験は終わりにして大魔神はリボンを見に急いで帰った。


 俺が爺ちゃんを探してメカケに帰ると、

婆ちゃんは「友ちゃんはモンペと聞けば何を連想するかしら?」

「え、唐突で意味が分からないよ」

「例えば、モンペに姉さんかぶりとか割烹着ね」

俺は<モンペの補助システムを作っているな>

「モンペと言えばカスリでしょ。モンペの補助システムはKASURIがいいよ」

婆ちゃんは「あらあら、前から考えていたようですね?

モンペの体を急いで何とかしないといけないわ。ツネさんを責めないでね

ほら、友ちゃんがこの世界に来てまだ四ヶ月だし剣を集め始めて三ヶ月でしょ」

俺は「焦らなくてもいいよ。俺好みストライクど真ん中の美少女をお願い」

「それだけは期待していてもいいわよ。カナメになる美少女を用意するわ」

爺ちゃんにカプセルを渡してリボンを見るために天門台へ帰った。




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