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陣の種類


永い1日で疲れたが眠れない夜を過ごした。


 夜中にヘルメスの誘惑に負けないようにモンペと話をした。

『モンペ、アスカが見るだけで楽しいのよ。って言ってたけど

アスカには妻玉の中は見えないはずだけどモンペが見せてあげた?』

『ゲームと同じよ。買い物はあなたが居ないと出来ないけど

私には仮想空間スーパー妻玉店を見せることは出来ます』

『なるほど、ばあちゃんがスムーズに買い物が出来たと喜ぶはずだ』


 モンペは『あなたが剣を集めているのは、私の体を得るためだったのね?』

『実は、そうなんだ。剣を八剣集めると美少女の体がもらえるんだ』

『私の体は静様が準備してるはずよ』

『え!ばあちゃんの策略にハメられたんだ。ツネさんはグルだったわけだ

最初から剣を作れる神なんて、じいちゃんしかいないと思っていたけどさ。

まぁ、騙された振りをしてモンペの体を手に入れようと思ったんだ。

だけど途中でスーさんが現れて、天叢雲剣を作ったのは誰だろう?

そう考えたら分からなくなったんだ。

それに剣を使って種植機を出したときの、じいちゃんの喜び様だろ』

『私の能力を入れる体をどうするのか?時間の掛かる作業ですよね?

待っていれば、ツネさんが最後の剣を素直に渡してくれるわよ?』

『待つしかないよな』『これ以上、女を作らずに待つのよ。いい?』『勿論』


 翌朝、俺だけで来てくれと解剖神からギルドに呼び出された。

ギルド内は人が多くなり賑わっていた。<他領の人たち?>

解剖神は「うちの亭主が君たちから盗んだ大アナゴから、いい物が出てきたよ」

小さな水晶玉のような球体を渡された。

「それは、君を災難から守ってくれる。災玉さいたまの星、ロリコンボールだ。

うちの災難みたいな娘をもらってくれただろ。申し訳なくてねぇ。心配してたんだ。

君に丁度いいアイテムが出て良かったよ。

それは最高のロリコン三つ星だから、もう君を災難が襲うことは無いはずだ」

俺は<西南十神剣を手に入れて女難続きだよな。イヤ幸運なのか?

ロリコンボールを集めれば…?>

「この災玉の星を七つ集めると女性のパンツが貰えるとかですか?」

解剖神は笑い「そんな話は聞いたことがないな。

よかったら私の今履いてるパンツをあげるよ?」

「もうヘルメスからもらいましたから、遠慮します」

「娘に先を越されたのかぁ、残念だ」


 俺は「今日は人が多いようですが

他領からハンター志望の人たちが来たのですか?」

「あぁ、一部の人はね。商業施設の一階に西領の販売所が出来て

東領が一般にも開放されたんだ」


 東領にあるドワーフの工房は鉄製品や家具等を客に直接売るようにした。

これはヘファイトスの提案でドワーフたちを競わせて腕を磨かせるために

ドワーフの工房で作った商品は商業施設では売らないようにしたからだ。

ヘファイトス曰く「将来的には必ず各領にドワーフの工房が出来る。

農具武具のメンテナンスや建築を請け負うことになったときの練習だ」

因みにヘファイトスの作った物は買えない。

後の人たちは、この世界で初めての観光を楽しんでいるらしい。

<見た事がない街を見たいのは人の心理だよな>


 俺は「ドワーフは農業をするにしても、あの背丈では不向きだったから

これから物作りで食べていけるようになりそうですね?」

「そうだね、ですが心配なことが一つあります。

ツネさん率いるゴヘイ領のことだが、うちの旦那が作る予定の屋台で

おそらく農業より儲かると思いますよ。

これから農業離れと貧富の差が出るかもしれない。神としては困るんだけどな。

早く商売のルールを作り、許可制にするべきだ。

そろそろ国にすることも考えておいた方がいいよ」

「俺も国を作るのには賛成です。貧富の差については、

じいちゃん曰く「世界が神の思い通りに管理されたら面白くない」

ですから、ある程度流れに任せるしかないです」「其れもそうだ」


 俺は「ヘファイトスさんにハンターの稼ぎが一番いいと聞きましたが?」

「それを言われたら困るけどね。神がいなくなれば命がけの仕事になるから

稼ぎがいいのは当たり前だけど難しい問題だ。

高い緊張感をもって注視するしかない」俺は「無策ですか?」

「経済活動を見守り、ハンターの命も守りますから無策とは違いますよ」

「や~、そうでした。命は大事です」

 

 工業神は天門台の地下室工事が終わったようでギルド裏の工房にいた。

工業神は「友広君が丁度いいときに来てくれた。

最後に作ったゴーレムを大会で採用することが決まった。

君が最後に作った機体を百体ほど作ってくれないか?」

俺は「はい、それでどこに出しますか?」

「スーさんがゴーレム用の空き地を掘った後に地下室を

作るように手配してくれていたんだ。

今は地上の闘技場建設が始まってるが、地下室はすでに出来上がってる。

そこにお願いするよ」「分かりました」


 俺は地下室の広さに驚いた。<上の広さを考えれば当然だが、凄い>

地下室にはすでに大会参加者用の工房まで用意されていた。

最後に作ったゴーレムをイメージし百体のゴーレムとシミュレーターを作り出した。

俺は「このゴーレムが基本の機体ですよね?

これを改造するにはどうやるんですか?」

「あ~、向こうで陣魔神が作っているから見た方が早い。行こう」


 俺たちは同じ地下にある陣魔神の工房に移動した。

工業神は「陣魔神、どうだ。いい付陣が出来そうか?

友広君に付陣の説明をしてくれないか?」「もちろん、いいさ」

陣魔神はゴーレムの関節を指さしながら

「君の作った基本になるゴーレムの関節に入っている魔法陣を主陣と呼び。

そして後から付け加える魔法陣のことを付陣ふじんと呼ぶんだ。

私が今がんばって作っている陣が後から付け加える付陣だ。

例えば、足の関節にA付陣を付け、腕の関節には別のB付陣を付ける。

一つの関節に付けられる付陣は一陣までだが関節が多いから

組み合わせでゴーレムの動きは別物に変わるわけだよ」

俺は「面白いですね。自分で付陣を作ってみたいです」

「そうだろ、武の戦いではなく、知の戦いになるわけだよ」「なるほど」


 陣魔神はシミュレーターに座り「私が丁度、今

秋へ向けて作った付陣をテストしようと思っていたところだ。

自由な動きを目指して作った付陣を見せてあげよう」ゴーレムを始動させた。

陣魔神は慌てて「ダメだ!、自由に動き過ぎる。アキエ付陣は使えない!

アキエ付陣を付けると主陣は更に酷い。ブレが激し過ぎて見当違いな動きをする。

秋へ向けて作ったアキエ付陣は大失敗だ」

俺は<アキエ付陣はジンで酔っ払ったような動きをするな>

「その機体は最後に作った一つ前の機体で新造機体ゼロ号ですよ」

陣魔神は「あ~、主陣のブレが激し過ぎるAB新造機体ゼロだ!」


 機体を変えてアキエ付陣をテストしたが、

やはりアキエ付陣が自由に動き過ぎて主陣は逆方向に動き出した。

工業神は「前のデビル付陣の方が良かったんじゃないか?」

「あの付陣を付けると主陣が無くなるか足が消失してしまう。恐ろしい付陣だ」

俺は「付陣の名は先に付陣を付けて付陣軽察や付陣軽快とかではダメですか?」

陣魔神は「それだ!付陣軽快はよさそうだ。流石魔神だな。

ところで君はどんな付陣を作るんだい?」

「俺なら、少し古いですがすべての関節の動きを蝶番ちょうつがいみたいにしたいので、

お蝶付陣を作って大会のエースを狙います。

お蝶付陣なら耐久力と身軽さで、いい動きになると思います。

後は動きを見て宗方陣を付陣としてどう使うかです」

工業神は「お~、目の付け所がいい。お蝶付陣なら優勝ねらえるぞ」


 工業神は「友広君、実は闘技場が完成したら、

俺は工業神だから興行を任されることになった。

定期的にゴーレムを作って補充してくれないか?」

俺は「それはいいですけど、興行をやるときには象の被り物を被るよう

ヘファイトスさんに勧められませんでしたか?」

「そうなんだ、よく分かったな。俺が興行をやるときに

工業神だと気付かれないために象の被り物を被るようにともらったんだ」

「彼女は自分のハマった愛読書の世界を作りたいのです」

陣魔神は「そういえば、神々がこの世界から引き上げても私たちは残らないか?

と相談されたぞ」

「俺は彼女の計画を聞かなかったことにしてください」「それがいいな」


 モンペが『あなた、イグシルに神素を補充してください。怒ってますよ』

『気にはなってたけどな。イグは面倒臭いからなぁ』

『ですが、秋になる前に神素を補充して花を咲かせてください』

『仕方ない、神素を補充しに行くとするか』

俺は世界樹の前に転移した。<さっさと終わらせて逃げよう>


 世界樹に手を当て神素を送り込もうとしたときにイグが出て来た。

『愛しいお方、会えて嬉しいです。大きくて太い奴をグイグイお願いします』

『変なうめき声を出したら二度と神素をあげないからな』『それは無理です』

俺は<そうだ、ロリコンボールで難を避けるテストをやるか>

再度、世界樹に手を当て神素を送り込こんだ。

イグは『気持ちいいけど、あれ?どうして?

あなたを欲情させるいい声が出せないのかしら?』

俺は<前回と同じように花が咲いた>世界樹から手を離し

『イグ、花が咲いたぞ。これで満足したか?』

『何度もイクことが出来ましたが声が出ないと納得できないです』

『それは俺のせいじゃないぞ』

『だけど、良かった。今の神素で根が東の海まで成長したわ』


 イグは『記念にこれをあげるわ。咲い玉の花、ロリコンポール、

これはロリの誘惑からポールの張りを誤魔化すアイテムよ。

花五輪のロリコンポールだから最上級なんです』

俺は<なぜ?ヘルメスのことを知ってる>

『三倍虫がつかずに花五輪、咲いて欲しいな』

『ロリンポスの神でも分からないことがあるのね?』

『ロリンポスって俺のことか?大人の俺はロリといわれたくらいでは怒らない。

未来はこれから作るものだから皆のものだ。知らない方がいい。

どうだ大人の答えだろ?ところでイグはヘルメスのことをモンペに聞いたのか?』

『ゲーム仲間よ。彼女がゼロ号機で私が正零号機。ダブル0でお蝶布陣よ』

『ゲームのことをすっかり忘れていたよ。じゃ、俺は未来を作りに行くよ』

『では、大人の私はあなたの子供を生んで地を満たします。

これで天門台に行けるようになりました。嬉しいです。それではまた』

『え!』イグは世界樹の中に消えた。いつの間にかエルフの男性たちが集まり、

俺を拝んで「絶倫神様」と手を合わせていた。

<これだからエルフ領に来たくないんだよな>


 モンペが『今夜あたり、マリアの子供が生まれるそうです。

あなたは、外に待合室になるような小屋を建ててください』

『そうだな、みんなで静かに待つ部屋が必要だな』

俺は島に転移し小屋を建てて部屋の家具を作りながら

<マリアの様子を見に行こうか?>迷ったがアスカが来るのを待った。






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