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支援 神工知能

僕は、驚愕の事実を知ったが両親が無事なことに安堵した。


 水戸様は微笑みながら「何か質問は、あるかのぉ?」

「あぁ!階級を忘れておったわい」

「階級はの、オーナー・メジャー・3Aから1Cまでじゃ気づいてたろ?」

「まあ」


 「お前さんが、活躍して神になって帰ってきたときは、その年のドラフト一位じゃろうがのぉ~」

「だが精進することが大切じゃ。『ローマの休日は一日だけ』という格言もあるしのぉ。うふっ」


 「水戸様本当にそんな格言あるんですか?」

「いかに楽しむかじゃ。まだまだじゃのぉ~」


 「ところで、父さんの名前は神一郎ですか?」

「そうじゃよ。本当は神一にしたかった…らしいがのぉ~」

冷や汗かきながら<危なかった油断した、ことばを切るところだった>慌てた、水戸様いた。


 「同じ名前なんて、幾らでもいるから別にどうでもよかったんじゃが」

「相手が悪かった。神・ベルリン鳴ルヨの式神じゃった」

「そして、式神の女が問題じゃたんじゃ。神宿のゴミ処理場に住んでおってのぉ」

「まぁ最初は、普通の一軒家だったかのぉゴミだらけで苦情がきてのぉ隣にゴミ処理を作って偽装したんじゃ」

僕は、さすがに引いた。

「名を『コ〇ダメ』又は『ノグ〇』といっての、二つ名の持ち主じゃ~」

「その女はのぉ、有名なマンドリン奏者だたんじゃ」

「そしてのぉ神一君~神一君~神一君~と町中追いかけ回るから、神一の名が有名になったんじゃ」

「二人は結婚したがの、ワシの感じゃが~マンドリンに踊らさてたんじゃと思うぞ」

「だからマブダチの創さんは、お前さんの父の名は神一郎にしたらしいぞ」


 「式神で思い出したんじゃがマブダチの創さんは、神一の師匠と神友でのぉ」

「名を、シュフネトレーゼマンといっての食べ物の好き嫌いの激しい、主婦好きの男じゃった」

「奴がの、ワシと同じようなこと言とったわい『いかに楽しむか。見せ方それを学びなさい』」

「マブダチの創さんとシュフネトレーゼマンは昔、静御前をめぐって恋敵だったんじゃが」

「その話をし出すと長くなるからまた今度じゃ。危なかった本題を忘れるとこじゃった」


 そして水戸様は床を指さし。

「この部屋は異次元倉庫でのぉ、お前さん支援のために十五年の歳月を掛けて作らせたんじゃ」

「まぁ平たく言えばアイテムボックスじゃがの、違うところはワシの許可を得た神も使えることかのぉ」

「お前さんのプライベート品は、別にすることも出来るから安心しろ」

「生きた物はダメじゃぞ。それで向こうの死んだモンスターを入れると付着した菌は消滅する」

「次元移動時に消滅するからのぉ。それでは、こちらから味噌・しょうゆを送れんじゃろ」

「でじゃこっちはからの菌は、倉庫内の別エリア『玉』入れて、

向こうに送っても大丈夫か判断し別ルート『モロッコ』で送られる」


 「別エリアの名称も、教えんとのぉ。お前さんのプライベートな物は

『ベッドの下』」

「それから死んだモンスターをそのまま入れる『医大』

解剖神が期待しておったぞ」

「死んだモンスターを自動解体して入れる。

『遺〇相続』他の狩人と分配で揉めるなよ」

「あとは、創さんから頼まれた『メカケ』これは向こうの世界に置いてあるエリアでステルス機能付きじゃ。ワシにはよく分からんが最重要らしい。うまく使えよ」


 これらは『維神』を中心に『研究神』『向上神』をリーダに延べ、

二億四千万神による最ゴー・ケッサク」

「更に、これらを自動統括しお前さんの支援をするシステムを作ったんじゃ」

「神工知能じゃな」


 「向こうの世界は、魔素が豊富にあるからそれで奇跡を起こせばいいが」

「強大な奇跡を起こすと不安が残る。お前さんの、体の問題じゃ神素切れじゃな」

「神界では神素使うが魔素の何倍も強力じゃ」

「神工知能を使って神素と魔素のハイブリット・システムを作り出したんじゃ」


 水戸様は、溜めをつくって少し声量を上げた。

「名づけて『高速増殖老人モンペ』じゃ驚いたかのぉ!」

流石に、それはと思い声が出てしまった。

「水戸様、笑えないギャグです」


 「な、なにいっとるんじゃ、いいかよく聞け『マジック・オリジナル・ノズル・パワー・エンジン』じゃ」

「長いから英語の頭だけとって『MONPE』モンペじゃ」

「まぁ二つの素を合わせるノズルの形がモンペに似てはおるがのぉ~」

「お前さんが、呼び出すときには大声を出して『モンペ』と呼ぶんじゃぞ。

小声じゃと機嫌を損ねる。要注意じゃ」


 水戸様は、興奮ぎみにボディ・アクションを付け説明をつづけた。

「異次元倉庫および神素管理AI『モンペ』の実用テストはすでに終わっとるよ」

「『JIS』の確認済みじゃ。言いたいことは良く分かるが」

「よく聞けよ創さんに頼んで運用試験したんじゃ『じいちゃんの・家・システム』じゃ」

「お前さんの、思うところは承認だからな。それと創さんに感謝しとけよあんないい男はおらんぞ」


「さらに、お前さんは治癒魔法を使えるが、皆が心配してのぉ。

開発チームが、新たな多重魔法を作ったんじゃ」

「ちょっと長いがのぉ~、名付けて『ドクターテン・私たち心配しませんから』じゃ」

<もう何も考えないで終わるまで待と~と>


 「ところで、お前さん少しも笑わんのぉ~ここは笑うとこぞ、も~」

「笑いは神にとってもっとも必要な資質ぞ。そのあとは寒いからワシも言いたくない」

水戸様は、ちょっと拗ねて床を少し蹴けった。


 「それでじゃ出発前にのぉ、この倉庫に必要な物を買い込んで入れておけよ」

「あの~お金が……」<まぁ、じいちゃんから貰えるだろうが>

「お前さんの銀行口座には、すでに何億もの金が入金済じゃ心配するな」

「無くなっても神様用の銀行から送金されるよ。『神用金庫』からな、心配せんでいいぞ」

「えぇ~と、水戸様お金を偽造してい無いですよね?」

「よぉ~考えてみよ。正月に奉納されるじゃろうが、一年全世界で幾らになると思う?」

「幾らなんですか?」「ワシは知らんぞ、気になりもせんわ」


 「それでじゃここからが本題じゃ、絹を買って倉庫に入れて貰えんかのぉ~」

「絹の奉納が、半世紀前からサッパリでのぉ。服を作れんのじゃ」

「木綿はあるがのぉ」

「水戸様木綿もないのでは?」

「木綿はのぉ、農業神が綿花を開発してのぉ。何せ生ものだから持ってこれんからのぉ」

「じゃ~絹花を、農業神様に開発して貰えばいいじゃないですか?」


 水戸様は、両手大きく上下しながら、ピョンピョン跳ねた。

「おぉ~おぉ~、その手があったか~まさに目から『カイコ』じゃ」

「流石ワシの孫じゃ、大したもんじゃ!…………」

水戸様は、気まずそうにうつむいた。


 沈黙が流れたが、僕から話しかけた。

「じいちゃん、最初から気づいてたよ。楽しむを実践してみました。」


 じいちゃんは、満面の笑みになり。

「ワァ~ハ、ハハハァ~ワァ~ハハハァ~友広も成長したな!」

僕の肩を何度も叩いた。<痛い>


 「それより、早く帰らないとばあちゃん心配してるよ」

「それなら、心配はいらんよ。まだ仕事中だからの」

「今日の、総合プロデューサーじゃからのぉ。インカムのいらない神託の巫女だからな」

「神界の中で、本当の姿だから若くなってるぞ。友広は横に並んでも分からんと思うぞ」

「今頃、女神が終わって男神の水着の審査中じゃ~」

ばあちゃん、若い<美人だろうな~>楽しみだ。

「終わったら、一緒に帰ろうね」








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