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腹の立つ奴ら


俺たちは明朝から魔剣を探すために引き上げた。


 今日も俺の部屋に妻予定二神が集まった。

サンはアスカと同じ巫女の衣装を着て「今日出来たのよ。どうかしら?」

俺は「似合っているけど、それを着てシシの巫女たるの台詞を言うなよ」

「先読みされたか、でも武器は作って欲しいチョン」

俺は「武器を作るのは簡単だけど、名が難しいよな」

「折りたたみ式の槍で名は最後に狼をつけてよね」

アスカは「私は薙刀を作ってね」「当然だよ薙刀から作るからな」「ありがとう」

俺はアスカの薙刀を作り「アスカの薙刀の名は凍華だ。

切り口を硬めて血が吹き出ないようにしたんだ」「切り替えも出来るのね?」

「その方が便利だからな」サンは「東村山里で貰うはずだった剣は何だったの?」

俺は「殿様が村を救ったお礼に家宝の剣を『何だったかなぁ、この剣はよぉ~

忘れちまったよぉ、あんだよ~、なんとうか言うカト剣だったんだよなぁ~?』

と言って南東十剣を貰う予定だったんだ」「残念だったね」「そうなんだ」

サンの武器は作ったが名が決まらず寝ることにした。


 翌日は予定通り魔剣を探すために、昨日の場所にメカケから出ると

魔剣だと思われる剣を持ったエルフの男性が、俺たちを待っていたようで

「お前たちが鍛冶神様の敵だな?余は鳥の噂で有名な下半身が暴れる神だ。

「暴れん坊下半身とは余のことだ。この顔を見忘れるなよ」

スケさんカクさんが「暴れん坊下半身プッ」笑い出し止まらなくなった。

スケさん「朝から腹が痛いで御座る」腹を抱えて更に笑った。

カクさんは涙目で「朝食後に、この攻撃は利いたで御座る。波動砲で御座るな」

サンは意味が分からずキョトンとしていた。

俺は<こいつ、サンがいるのに何てことを言いだす>怒りが込み上げて来た。

暴れん坊下半身は「何が可笑しい、余の下半身キングトムを侮辱するのか?」

スケさんは「拙者らは下半身が暴れる神をよく知っているで御座るよ」

暴れん坊下半身は汗をかき狼狽え

「なっな何、余の他に暴れん坊下半身を名乗る不埒者がいるのか?

余がトヤマの大蛇と大尿道を倒した神だぞ、バカにするでない」


 俺は「暴れん坊下半身、魔剣を見せてくれないか?」

暴れん坊下半身は腰の剣を抜き

「これが余、将軍鳩胸の魔剣白馬だ。とくと見よ」

俺は<やはり、あの人のマネを…腹が立つ。俺とばあばちゃんはファンなんだぞ

じいちゃんがあんな人だから、寡黙なあの人に憧れているのに。殺したい>

俺は怒りを抑え「ほ~、参考のためにその剣に少し触れさせてくれないか?」

「ほれ、特別に触らせてやる」

俺は剣に触れ、剣の名を『魔つ剣サン馬』に変えて

「その剣は捨てた方がいいぞ。持っていると踊りつづけることになるぞ」

鳩胸は「何をバカなことを」俺は「オレー♪オレー」と少し歌った。

すると鳩胸はサンバを踊りだして、つづきを「魔つ剣サン馬~♪」と歌い出した。

サンは「彼はどうしたの?」「サンバを歌い踊るように魔剣を変えたんだ」

スケさんは「彼は、いつまで踊るで御座るか?」

「剣が壊れるか魔素が無くなるまでだな。

そうだ御神木を植えて魔素を供給してやろう」<死ぬまで踊れ>

俺は御神木を植えて精霊に魔素を供給するように頼んだ。

サンは「スケさんは本者の暴れん坊下半身と知り合いなのよね。どんな人?」

俺は「夫の決まっている女性が聞くな。浮気だぞ」

スケさんは、また笑い出し「そうで御座るよ。運が良かったら会えるで御座るよ」


 バクチとお金さんが笑いながら影から出てきた。

お金さんは「若さん、あたいがここに残って様子を見ておきますよ。

これを使って少し痛い目に合わせてあげましょうかねぇ」絶叫芋を取り出した。

バクチは「お金、やはりお前は御禁制の品を隠し持っていやがったな」

「物騒だから護身用ですよ」俺は「傷めつけてやってくれ」「あいよ」

俺たちは後ろの歌と「余のキングトムが~、ウッ」呻き声を聞きながら先に進んだ。


 森の中を進んで行くと、今度は白竜が人化した者だと名乗るエルフが現れて

「白竜の俺様は女好きだから、後ろの姉ちゃんを寄こしな」

カクさんは怒り「白竜さんは強いので御座ろうな?」いきなり投げ飛ばした。

相手は遠くに飛んだが俺たちは心配する気にもなれなかった。


 カクさんに投げ飛ばされた彼は海に落ちてコナ粉かけババーに助けられた。

彼は「俺は白竜だからうっかり空から落ちた」と言い張り、コナ粉かけババーは

「そこまで言うなら、カクさんでもいいぞ」「俺は何も隠していない真実だ」

「だからもう、カクさんでいいぞ」「俺は何も隠していない本当に真実だ」

「カクさんでいいから」「隠していない」

「何度も言わせるでない、カクさんでいいと言っておるのじゃ」

こんなやり取りをつづけているうちにエルフは餌付けされエル夫になり

帰れなくなった。夜中に「カエル夫たい」と泣くのであった。

だがコナ粉かけババーは逃げないように古い手法だが、

シャツに張り付ける研究をしているのである。


 俺は<鳥の噂>「サン、この森にいる大きな鳥を探してくれ」

「鳥だと木の上かな?」「地上と木の上を両方頼むよ」「分かったでチョン」

しばらくしてサンは「見つけたけど合ってる保障はないよ」「当然だ」


 俺たちはサンに付いて移動した。俺は<やはりブスベのアケビだ>

「おい!ブスベのアケビ。お前はここで何をしている?」

「あ~、あんたかい、あたいはカンサバの使い鳥なんだよ。

気安く話しかけないでよぉ」

俺は「アケビの主人は鍛冶神ではないのか?だとしたらもういないぞ」

「え~、鍛冶カンサバどこにいったのさぁ?」

「投獄されてもうここには来れないぞ」

俺は<アケビはマ行が発声できなかったな>


 ブスベのアケビはリュックのように紙マスクを背負っていた。

俺は「その紙マスクは何だ?」「バ剣を鍛冶カンサバにいただいたのよ」

背中を見せた。紙マスクには『アメのマスク世剣に魔件』と書かれていた。

アケビは「いいでしょ~、アベのバスク世剣にバ件よぉ~

でもバ件って何か分からないの」

「アメのマスクに当たりハズレがあるから馬券と同じという意味だ」

アケビは「ハズレってなによぉ?」「使えない不良品だ。お前と同じだな」

アケビ語の翻訳済「あんたねぇ、夢の島で下半身が暴れる

神の噂を聞いたことがないの?あたいはマブダチなのよ。

あたいが不良品とか言ってると彼が怒るわよ」

俺は「喜べ、下半身が暴れる神を俺は良く知っているから

お前を処分するように頼まれたんだ。俺が特別にお前の口先マスクを作って、

無駄口を叩かないようにしてやるからな」

アケビが今付けている背中のマスクを、アホのマスク・バ渡り件ハズレに変え

口先には嘘をつけない効果をマスクに付けフキンと同じ牢獄邸へ送った。


 俺たちは先に進み、エルフの里らしい所に近づくと弓矢の攻撃を受けたが、

それを結界で避けた。スケさんは「美人と聞いていたで御座るが

美人はいないで御座る」怒り出した。サンは入り口の柱を見て

「下半身が暴れる神はどんな神なんだろうねぇ、気になるチョン

奥さんがいなくて可哀相な神だよね。私は女として暴れる下半身はいやだよ」


 村の名が、入り口二本柱の一本に暴れん坊下半身鳩胸、そしてもう一本には

第一魔王と書いてあった。俺は<ここのエルフは本当に腹の立つ連中だ。

大地を意識して付けたな?ばあちゃんがファンなんだぞ>

俺は「スケさんカクさん、殺してもいいから懲らしめてやりなさい。

後で生き返らせればいいからな。手加減無用だ」「は!」

「サンはここで待ってろ」俺は東十剣を持って二人の後につづいた。

百人ほどのエルフ集団だったので5分ほどで片が付いた。


 カクさんは「若、印籠を」今日は素直に貸した。

スケさんは「静まれ、静まれ!」大声で叫んだ。

カクさんが印籠を手前に差し出して「静まれ、静まれ!」

大声で「控えおろぉ~、この陰毛が目に入らぬか~!」

アスカの物がいつものように光を放った。

「ここにおわす方をどなたと心得る、現創造神さらには最強神のお孫様

総統神・友広神王様にあらせられるぞ~!友広神王様の御前である。

ものども頭が高い~、控えおろぉ~!」シーンと静まり返った空気の中、

カクさんは恥ずかしそうに小声で「空振りで御座った」


 土下座をするにも動ける者はいなかったのだ。

サンが側にきて「アチョ~ンどうするのこれ?」

俺は「先に引導を渡してしまったから、まずは治療して印籠を出さないと

効果がないよな。これからは冷静に対処しないとダメだな」

俺は仕方がないので転移で一箇所にエルフを集めドクターテンを使い治療した。

「第一魔王はどこにいる?」「私だよ、魔剣の持ち主さ。下半身が暴れる魔王よ」

俺は殺気を出して魔剣を奪い取りデゴ一と書き換え

「お前はこれからデゴイチと名乗れ。鳩胸をエスと名乗らせるからD51SLフ

夫婦で鉄オタの手下らしくていいぞ」

女エルフが怯えて「そういたします。お許しを」

昨日のエルフたちが「私たちが何を言っても聞いてもらえずに、ごめんなさい」

「もういい。それより海の方が生活し易いのに、なぜこんなところにいる?」

「海にはドワーフが使役するオーガが出て来るのです」

俺は<ドワーフがいた。ファンタジー来た>「ドワーフは光に弱いのでは?」

「いえ、そんなことはありません。

オーガも鎧兜で出来るだけ体を隠していますから動けますよ」

俺は<気晴らしに丁度いい>「スケさんカクさん、ドワーフを見に海岸まで戻るよ」

俺たちは朝の場所まで転移した。


 海岸に戻ると鳩胸は気絶していた。

お金さんは「この旦那は剣が折れる前に、自前の剣が折れて仕舞いましたよ」

俺は「自慢のキングトムはトム・クルーズになって航海するだろう

これからは暴れん坊下半身を船乗りになったので名乗れないさ」

俺たちは昼食を取っていなかったので

お昼を済ませたお金さんに見張りを頼んで遅い昼食にした。

お金さんが「若さん、オーガが海岸に出てきましたけど、どうします?」


 俺は「東十剣のテストをしたいから倒して来るよ」

俺は飛行で上昇し見渡すと大きさが4メートルはあるオーガが8体いた。

<オーガってあんなに大きいのか>

静止しオーガに向かい東十剣を持ち詠唱を始めた。

「我れは右手に創世の力・左手に最強の力を持ち

人々の夢と願いを叶える総統神なり

東十神剣とうとしんけんの伝承神。我名は友広神王!

『東十神剣・秘奥義・凍結乱舞』を受けてみよ。凍結乱舞鬼切り!」

東十神剣・秘奥義・凍結乱舞鬼切りを発動させて振り抜かれた剣は、

光の刃を八本放ちながらオーガを光で凍結させて一瞬間をおいて弾け飛んだ。

モンペは『バラバラにして解剖神がまた怒りますよ。何とか隠蔽してみますね』

『妻二号は頼りになるよ。よろしく頼むね』『やってみますよ』


 俺は海岸にはまだドワーフが残っていたので側に降りた。

仲間も後につづいてやって来た。ドワーフは怯えて口が利けない状態なので

俺は「お前たちは鍛冶神に何か頼まれて作っていたら、それはもうやめろ

鍛冶神はもういないからな。今後、俺に協力するなら今までの生活は保障する。

強力しないなら、このあたりの洞窟を全部潰すつもりだ。

三日やるからよく考えろ」

俺は念話で『スケさんカクさん、人化を解いてドワーフに見せてくれ』『は!』

ドワーフたちは突然現れた白竜とフェンリルを見て全員気を失った。

<ドワーフたちは中世の人と変わらない服を着ている。服作りも得意なのか?>


 鳩胸にお前の名はこれからエスだと言い聞かせエルフの住居に送った。

お金さんは「若さん、あたいがドアーフが起きるのを待ちますよぉ」

バクチは「お金、まだ手に持っていやがる芋を使う気だな?」

「あ~ら、護身用ですよ」バクチは「お金、絶叫芋中毒になるんじゃねえぞ」

俺はこのときバクチは何を言っているかと思ったが

絶叫芋中毒は存在していた。

男性に向かって使うとエスになることが後で分かったのである。

俺は「リョウコと約束があるから、今日は引き上げよう」

俺たちは第二本拠地になったジャワ島に帰った。


 俺はリョウコと会い「何がいいのか決まったか?」

リョウコは「十二刻鬼は響きが良いけどさ~、飛べないのは困るのさ」

「スカイ族が飛べないのも寂しいよな」<飛べるバスガイドにするのもいいな>

俺は「ガイド鬼に変えて一度飛べるかテストして飛べたらガイド鬼がいいぞ。

リョウコ・ガイド鬼で『旅行ガイド鬼』リョウコの旅行ガイド記は

将来ベストセラーになるかも?」「あたいの旅行記かい、いいねぇ~」

リョウコの飛行鬼からガイド鬼に変更しテスト飛行は見事に成功した。






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