町長・仁王門・退魔師
ベンスロットと麻男の妻は、グリフォンが住む幻の町キャラメットを目指した。
俺が木霧湖を綺麗に掃除したので、霧が出ていない木霧湖で野菜を発見した。
『葉臭いハクサイ』と『臭い大根運地』量子産を見つけた。
葉臭いは花の色が茶色だった。
俺は、葉臭いを加護で成長させ『葉臭い』を『白菜』に言葉を変えた。
臭いダイコンウンチ量子産も同様に前後を取って種を保管した。
<背に腹はかえられぬ。蟹鍋の材料は必要だ>
俺は検問リョウコが心配なので、夢の島に転移した。
検問リョウコはルリーさんに説教をされていたので、
俺はトラさんに前から疑問に思っていたことを聞いた。
「トラさん、獣人は夢の島でしかまだ見ていないけど他の場所にはいる?」
トラさん「まぁ俺も他は知らないが、ここには遊郭があるからなぁ」
「俺の母親も遊郭の町で、連れ込み宿なんてやってるわけよ。
それでな青年、俺の母親は口喧嘩では負けたことがねぇんだよ
でな、何にでも勝てると、蝶々のように舞い上がったわけなんだよぉ。
トラを相手に退治するつもりが、初めてをトラれてたんだなぁ。
その結果、俺たちが誕生なされたわけだよ。おめでたい話だろ。なぁ青年」
「俺の母親はよぉ、遊郭と言えば花の都よ、お花畑だよなぁ~
しおれた花もあるがよ。そこで都の町長やっているんだよ。
それがな俺たちが腹を借りたから、今になって貸した袋代を自腹で払えと、
このクソババが請求書を送ってきたのを、
猫に食わせてネコババさせたんだよなぁ。ババ臭い話になっちまった。なぁ青年」
「このクソトラ、誰がババじゃこのドラ息子が、よう考えてものを言いなされ、
神さんにアテのこと、なにを言いさらしとんじゃ。まぁオッホッホッのほ、
恥ずかしいとこ見られてしもうたわ。トラ君、お母様と呼びなさいよ。
だめや自分で言うて気持ち悪うなったわ」と都の町長さんが現れた。
「偉い神さんの前で、恥をかかされましたわぁ~、なぁトラ君」大笑いした。
その昔、都の町長さんはシロシさんの父と貨幣を作った人物で
周りからは、町長さんの口の上手さはアキンドと評判の高い人物である。
アキンドとはお金が取れるレベルを言うのだ。商いと飽きないである。
シロシさんの父は紙と銀貨を作り「これが前だ銀貨」「後ろは金額」だ。
銀貨を息子に見せて自慢したのだ。夢の島には様々な種族がいて、
文化が交じり合い他の地域より進んでいる。数も理解出来るのである。
ここの住民は大陸から安全を求めて来たから、島の中で喧嘩はない。
安全を求めて逃げて来たのに、島の安全を脅かすバカはいないのだ。
本末転倒では落ちが先になる。口の上手い島民からすると自殺行為なのである。
俺たちが雑談をしていると町長の秘書がやって来て、
検問リョウコとルリーさんを見て「なんですの~、この可憐な乙女は?」
町長は「喧しいわい。こっそり自分の女房、可憐を自慢しよってからに。
それでは神さん、アテらはこのへんで失礼しますわ。
ほな、トラ君ママは帰るわね」と一礼をして笑いながらどこかに行った。
<町長は流石だ年季が違う。トラさんが軽くいなされた>
俺は「トラさん、他の珍しい獣人はいないの?」
「鳥と人との獣人がいてよ、天使みたいだからよハッピーと言う名だがな。
これがな、人が子供を生むのに卵で魂消たけどよぉ、
お産が楽で良かったと喜んでいたよ。それでな青年、
出来た子を母親が見てな、キミで良かった。だとよ、いい言葉じゃねえか」
と大笑いした。トラさんは「まだこのつづきがなぁ、あるんだよ、
今度はハッピーがなぁ、大きい何としてみたいとなぁ、選んだ相手が馬だよ、
無理があると周りが止めたんだがな、魔がさしたんだなぁ、これが。
それでよぉ、出来た子供は翼の生えた馬でよ『マガサス』だよ驚きだよなぁ、
今は進化して『ペガサス』になったわけだよなぁ。どうだ驚いただろ青年」
ルリーさんと検問リョウコの話が終わった。
俺は近づき「ルリーさんお疲れ」
「本当に疲れたねぇドンクサイ部下を持つと大変だよ」
俺は「ルリーさん検問リョウコを借りる手続きをしたから、借りるよ」
ルリーさん「なんだいそれは?」「麻領の膿を出すのに検問を借りたんだ」
検問リョウコは「やった~」と喜んだ。
俺は「お前はこれから仁王門リョウコだ。手続きは終わらせた」
「これから麻領で戦って貰うぞ」
ルリーさんは大笑いして涙目で「流石だねぇ言霊使い。最高のセンスだわ」
検問リョウコは「え~私はこれから花嫁修業だよね?戦うってなによ?」
「狐の怨霊だと思うけどな?それから仁王門はこの薬を飲め」薬を渡した。
仁王門は「何の薬か聞いてもいい?」「虫下しだな」「何よそれ~」
俺は「いいか、検問なんて悪い奴しか掛からないんだよ。
だからお前には悪い虫が付いたんだ。容姿はいいのに失敗するはずだよ」
仁王門は「それでこの私が失敗続きだったの?」「そうだよバカ天狗」
「仁王門なら悪い虫は近づけないだろ。反対に恐れて逃げるぞ、
『運慶臭いぞ逃げろ』とな、ウンコ臭いし似合すぎだぞ」ルリーさんと二人で笑った。
それから俺は小さな剣を仁王門に渡して「これはメスと呼ばれる剣だ。
メスは悪い所を切る剣だから、人の悪い所は勿論、行政の悪い所も切れる。
仁王門には最高の武器になる『私に失敗の文字は無い』と言わせる剣だ」
仁王門は笑いながら「あなたがオス剣を持っているわけね?も~素直になりなよ。
いつでも開いて上げるのに」と照れた「俺はニオウモンはいらないぞ」
ルリーさんは「狐の怨霊って何さ?」「エクソ仮バーだからエクソシストかな?」
俺は「たぶんエクソ仮バーは狐の怨霊だと思うけどな?エクソ仮バーは
少女時代、領主に肥溜めから引き抜かれた。スカウトされたんだよ。
他の領民が少女を助けなかったのは、妖女が見えなかった。が真実かな?
馬鹿にしか見えないから馬に憑まぁ憑依されたが正解だ」
「領主は領民にとっては神輿だから、憑き物の憑いた領主じゃ疲れるよ」
「疲れてツキカレて、付き運が枯れたわけだ。
それで今度は農民に付いたのは月で膿になった。月ではなくて本当は憑なんだけどさ」
「今日の戦いで麻領兵士が『精魂月き果てた』なら月が無くなり膿は農に
なったと思うよ。俺の狙いはそこにあったわけだから、成功していると嬉しいけどね」
後は仁王門がメスを入れて、お仕舞いの御輿だ」
ルリーさんは「言霊使いは面倒なこと考えるねぇ。キミが神王じゃなかったら、
あたしゃ諦めたかもね、だけどさ玉の輿に乗れるから、諦めないさ」大笑いした。
仁王門は「先輩はいつもヅッコイよね。私も失敗しないで乗るからねぇ」
俺はメカケに帰りアスカから「ちょっと大問題があるのですが」と説教された。
夕食は大根の浅漬けと大根の煮付け、そしてモンジャ焼きだった。
翌日俺は仲間と仁王門を連れて麻領に朝早く来た。
領民は俺に怯えて道の両脇で土下座をして待っていた。
俺は「エクソ仮バーはどこにいる?」領民は「朝から見ていません」
すると前からエクソ仮バーは歩いてきて
「役に立たない兵どもが、月を簡単に引き抜かれたバカが」
エクソ仮バーは正体を現したが、やはり九尾の狐だった。
俺はエクソ仮バーに対して北十剣を握り詠唱を始めた。逃げられると厄介だからだ。
「我れは右手に創世の力・左手に最強の力を持つ神なり
「北十神剣の伝承神である総統神なり。我名は友広神王!
「北十神剣・秘奥義・八切りの渡し切りを受けてみよ。成敗!」
北十神剣・秘奥義・八切りの渡し切りを発動させて振り抜かれた。剣からは、
光の刃を放ちなから八の尾を同時に切り裂いたのであった。
九尾の狐は「お前は神王っだのか~麻男さえイレバー憑依できたのに月がなかった」
八切りの渡し切りは『つれて…ついておいでよ』憑き物を切り取ったのである。
これで九尾の狐は普通の狐になったのである。
領民は「おぉエクソ仮バーは化け物だったのか。麻家に騙されてた」
「何てことだよ」「神様が来てくれなかったら分からなかった」驚き騒いだ。
カクさんが前に出ると直ぐに土下座をし静かになった。
俺は「おい狐、もうお前には力は無い。今度は狐に付いていきな」どこかに行った。
俺は狐の尾を探して西十剣を見つけた。
<里見八犬伝では政木狐だったが、今回は悪狐だったからあると思っていた>
向こうから肥満気味の男が女性に引きづられて来た。
女性は「神様、この人が新領主のデルモンです」デルモンは「やだお~」
女性がデルモンを殴った。俺は「そこの女、領主になれ」「えぇ~無理」
俺は「心配するな。優秀かもしれない女性の補佐を付けるからな」
デルモンは「やりなよジューシー、俺もサポートするお~」
俺は「ジューシーは月見姫じゃないのか?領民から月を取ってくれないか?」
俺はジューシーの声に聞き覚えがあるから、言霊を使ってみた。
「なな何のこと言うとるんか分からん」と言い、おさげ髪スタイルになった。
眼鏡を探しているのか?持ち物を探り出した。
俺は眼鏡を持ってないので眼帯を差し出した。ジューシーが眼帯を付けた。
<お!簡単に別人になった。純真だからな>
ジューシーは「我が名は月見ん。月見随一の魔法の使い手にして、
月略奪魔法を操りし物トリ。月の力、見るがいい!エクソプロージョウカ!」
空に大きな浄化魔法陣が出来、
領全体に広がった光が、月明かりのようにオレンジ色になり全てを包んだ。
悪霊が苦しそうに、うごめき浄化されていった。
ジューシーは「セラピー・ムーン・ジューシー、月を取って、お仕置きだべぇ~」
俺に操られて退魔師セラピー・ムーン・ジューシーが誕生したのであった。
<創世の言霊使いは何でもありだな>
神の序列仮一位の力を持つ自覚のない青年がいたのである。
俺はエルフ領の南に転移させた麻を麻領に戻した。
後に仁王門をジューシーに紹介すると「あんたモデルんごたる」と言い。
仁王門のスネ毛を捜し始め「男ん人は毎日処理せんといけんよ」
と仁王門に迫り『スネ毛姫』と男性に恐れられたのである。<後遺症が出たな>
俺は地上から5メートルの空中で静止して領民に大声で
「今日からジューシーが領主になった。他になる者がいなかったのもあるが
優秀な女性だ。ジューシーでいいな?」反対する者はいなかった。
「後で文句を言う奴がいたら、神罰は何にしようかな?」全員青ざめた。
「神に不満がある奴は神罰を受けないと、示しが付かないだろ?」
ジューシーは新しい領主に決定した。<人数が多いときは強引も必要だ>




